47都道府県の2023年度大学等進学率と大学等進学者数は?
昨日は、1969/1987/2005/2023年の進学率と就職率の推移を見た。
47都道府県別の進学率は?
47都道府県では進学率はどのようになっているのだろうか。
文部科学省学校基本調査にきちんと掲載されている。
進学率が高い都道府県は?
調べてみると、
京都府が73.0%で最も高い
東京都(72.8%)
神奈川県(68.1%)
大阪府(67.6%)
兵庫県(67.1%)
と続き、高校生の3分の2以上が大学等へ進学している。
進学率が高くない都道府県は?
大学等進学者が過半数となっていないのは以下の11の県。
沖縄県(46.3%)
鹿児島県(46.4%)
山口県(46.9%)
秋田県(47.5%)
岩手県(47.6%)
佐賀県(47.9%)
長崎県(48.4%)
宮崎県(48.6%)
山形県(48.8%)
熊本県(49.0%)
島根県(50.0%)
となっている。
京都府と沖縄県の大学等進学率の差は、23.7ポイントと大きい。
もちろん大学に進学することがすべてではないが、
ここまで居住地によって、進学率に差があることを改めて数字でみると驚く。
大学進学者数が多い都道府県は?
割合でなく、実数でみていくとどうなるのか?
東京が圧倒的に多く70,463人。
その後も高等学校卒業者数が多い都道府県が続く。
福井県と奈良県に注目してみた
大学等進学率の降順に、高等学校卒業者数の順位を入れてみると
福井県は卒業者数の多さでは43番目だが、進学率が10番目と高い。
また、奈良県も卒業者数の多さでは28番目だが、進学率が8番目と高い。
奈良県は、奈良県内に大学は少ないが、
北に京都、西に大阪・兵庫があることから進学率が高いと推察する。
福井県は、なぜだろうか。次回以降でもう少し掘り下げてみたい。
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