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ゆたかさって何だろ。2022 -時間の捉え方とゆたかさについて-

気付くと2022年になりまして、今年もよろしくお願いします。

「ゆたかさって何だろ?」、テーマだけ聞くと急に何だって感じですが、京都SeeQの広報誌として「Jouer」というフリーマガジンを制作しており「ゆたかさ」がテーマになっています。

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このフリーマガジンでは身の回りの「ゆたかさ」をつくりだす方々にスポットを当てて紹介をさせていただいています。Vol.3、もうすぐ出ます、、時間かかっていますが準備してます。

っということで「ゆたかさ」は2020年春以降、自分が生活する上でも重要なテーマになりました。新しいを年を迎えたということで、ゆたかさ2022年Ver.の文字を起こそうと思います。

◆「ゆたかさ」ってなんだろ?

フリーマガジン「Jouer」では、日常の中で心が満たされる出来事、瞬間をゆたかさと捉えてインタビューを行っています。コロナ禍で、心が満たされるって何だろう、と考えた方も多いのではないでしょうか。自分自身も外向きな幸せ以外に目を向ける大事な機会となりました。

◆「ゆたかさ」と時間の関係について

今回は、ゆたかさを感じる上で「時間」の捉え方も大きく影響しているのではないかと感じたので少しまとめを。簡易ですが、下図を作ってみました。

時間の捉え方は大きく分けて二つあります。【円環的な時間】と「直線的な時間」です。広く、かつフワっとした概念でとらえているので細かなことは割愛させていただきます。

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【円環的な時間】とは時間は進むが、ある基準に従ってまた0に戻るという考え方です。暦も12月が終わると1月が始まったり、儀式的な風習はいつも変わらない物事を連続して行いますね。そんな感じです。少し古風な考え方が残る感じもありますが、今の時代でも感じられる場面は多くありますね。

それに対して【直線的な時間】とは時間が経過していくことで、価値が上昇することが前提、という捉え方です。

◆「時間経過だけで価値が上昇?」

少し乱暴な言い方にはなりましたが、近年の経済では、よりその時間の捉え方が顕著に表れています。テクノロジーは時間が経過するごとに進化して当たり前、その価値は上昇し続けて当たり前。今の消費を抑えて、未来に投資することで手元の財産を増やす。こんな考え方も当たり前になっています。

時間が進むだけで価値が上がるって不思議じゃないですか?

一見してみるとこの不思議な概念がテクノロジーと共にあっという間に世界中に広まっているので、時間の捉え方による「ゆたかさ」が享受しにくくなっているのかなと思いました。

◆自分の過ごす時間がどの時間にあたるのか?

僕自身、非常に直線的な時間の捉え方をしているタイプです。自分がボーっと1日を過ごしてる間に世界はまた進む、、怖っ!っと思うことがしばしば。

ただ、この年末は例年になくゆったりと家族と過ごせました。それが、今回のゆたかさと時間の関係に気づく大きなきっかけとなりました。

年末の家族と過ごす時間=価値の上昇を問わない円環する時間、ですね。

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◆円環的な時間の中で「ゆたかさ」を問い直す。

これが、今回のnoteで言いたかったことです。

直線的な時間を生き続けている限り、良くなって当たり前な世界なので、良くなったことにも気付かない。気付く暇もないまま次の成長を求められるワケですから、ゆたかさを感じる暇もないわけですね。経営的にはすごく大事なことなんだけど、、って感じですね。笑

ただそんな日常の中でも、いざ繰り返し行っていることに目を向けてみると「家族との時間」「美容院の時間」「ご飯の時間」などなど、意外とあります。

成長を必要としないけど、繰り返し行っていることって思いの他、大事なんだな気づきました。

直線的な時間感覚が身に沁みすぎると、何でもかんでも期待値が高くなりすぎて不感症になってしまいます。そうなると、何のための人生か分かんなくなりそうですよね。

変わらないことにも内面的な価値を見出すことが「円環的な時間」の中でみるゆたかさではないかと思います。

もちろん、会うたび成長を共有できる仲間も大事です。

ということで、今過ごす時間が、「直線的に続く時間」なのか「円環的な時間の一時」なのか、時間の捉え方1つでゆたかさを感じる心は大きく変わりそうですね。

余談ですが、直線的に続く成長の繰り返しを、1種の円環と捉え、「ゆたかさ」とする。そんな強いメンタルにも憧れますがまずは1つずつ、ゆたかさを感じられる人生にしていきたいですね。

それでは、良い1年を過ごしましょうー!

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