"大人"の尺度、定義の話
"大人"ってどこからが大人?
「もう子供扱いしないでよね! 立派な大人なんだから!」
「いやいや、まだまだ子供でしょ。」
みたいなセリフ、どこかで聞いたことはないでしょうか?
何かのマンガで見聞きしたり、二十歳を過ぎたばかりの人から聞いたりすることが多いとは思います。
とはいえ、上のように人によって大人に見えるかどうかは変わるもので、大人だ子供だと言い合いになることもあるのではないでしょうか?
大抵は年齢や家族構成の変化を境として相応の振る舞い、立場をその人に対して求めるようになるというのが社会ではよくあることです。どちらかと言えばその人自身がどうというわけではなく、周囲環境が理由になっているように見えます。では、自身ではなく環境で決まるのでしょうか?それも何だか違うように思えませんか?
"大人"を定義すると識別できる
例えばの話ですが、「大人とは20歳以上の人のことである」と決めたとしましょう。だとすれば、大人かどうかを判断するのは簡単ですね。
しかし多くの人にとってそんなに単純に判断するものではありません。もっと条件があったり、年齢ひとつとっても「いや、18歳で十分だろう」とか「40過ぎてからが人生本番」とかいう人もいるでしょう。つまり、人によるのは大人かどうかの判断ではなく、「"大人とは何か"を決める」部分です。
画像のものは、いくつかの項目を挙げて採点方式にしてみたらどうだろう?と試しに書いてみたものです。曖昧ですが、各項目に満点を定めるておき(例えば年齢であれば25歳と満点とする、と決めておく)、それぞれの項目を採点して合計点を付けます。これがxx点以上なら大人、とか。
採点しなくても合否判定だけでもいいかもしれないし、内面や嗜好は個々の好き好きなので関係ないだろうとか、色々いじると定義も整理されてくると思います。
曖昧なものは"定義"しよう
この記事を書くきっかけにもなったのですが、「あなたの思う頭の良い人ってどんな人ですか?」という質問を相手に投げかけるのが好きだという方がいました。曰く、どういう人を頭が良いと思っているか、何故それが判断基準になったかなど、人となりを知れる良い質問だからだそうです。
上記の大人と同じで"頭が良い"というのも何を以てそうなのか、というのは人によりますので、これも大人と同じで定義をどうするかが曖昧なものです。
人、モノ、コトによらず、もし判断に迷うものがあれば「定義」を考えてみるのは如何でしょうか、というお話でした。
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