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わが家のテレビゲーム購入戦争決着
先日わが家にテレビゲームがやってきた。
長女が3歳ごろから欲しがり始め、それを長男が引き継ぎ早5年。延べ12年にわたり繰り広げられてきた、わが家の「テレビゲーム買う買わない問題」の決着がついた。
そもそもゲームばかりやって家族の会話がなくなるのが嫌で、ゲームの購入を頑なに拒んでいたのだが、われながら子供に甘いと思う。
具体的に言うと、親というものは「何かに真剣にがんばっているわが子」に弱い。
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小5長男の中学受験のカリキュラムが難しくなり、宿題が格段に増えた。
同じタイミングで、サッカーで上の学年の大会に出て、結構試合に出れた。
このような状況で頑張りをアピールしながら、「時間があるときだけでいいから、ゲームやりたいんだけど」と言われてしまったら、ついOKと言ってしまうのも無理はない。(特に妻はやられていた)
その後数度夫婦で検討し、結局購入することになったのだが、ここで思わぬハードルが。
ノーマークだった高1長女が大反対したのだ。
彼女の言い分は「なんで自分は一番欲しいときに買ってもらえなかったのに、下はすぐに買ってもらえるんだ!」というもの。
確かに彼女が怒るのも無理はない。彼女にしてみれば理不尽以外の何物でもない。
妻とワタシはまさにノーマークだった。まさか彼女が反対することは少し想定していなかったので、彼女へのケアをまったく怠っていたのだ。完全に妻とワタシのミスである。
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娘は大反対。息子はゲーム機を買ってもらえるものだと思い小躍り。板挟みの妻とワタシ。
もうこうなったら、長女の懐柔しかない。親としてどうかと思うが、彼女が欲しがっていたAir Podsで釣ったら、簡単にゲーム購入のOKが出た。
これで一件落着。わが家のベルリンの壁の崩壊。長年超えられなかった「ゲーム機購入」という壁を越えた瞬間。実にあっさりしたものだ。
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少し話は逸れるが、この長女との購入交渉の中で、彼女の成長を感じた。もう少し小さかったら、懐柔した際に駄々をこねたり、もっと買ってとねだっていただろう。(そして結局何も買ってもらえず、嫌な気持ちだけが残るパターン)
自分の欲しいものだけちゃっかりゲットして、あとは合意しただけなので、彼女は何も代償も払っていない。彼女にとって実に良い交渉だといえる。
親として感心してはいけないのだが、こんな交渉ができるようになった長女の成長がとてもうれしかった。
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そんなこんなでわが家にゲーム機が来た。
・ゲームを外に持ち出さない ・ゲームは家族全員で行う
長男にはこの2つのルールを守らせているが、今のところ特に問題もなく、家族の会話が減った感はない。
実はそれもそのはず。
最近長男も薄々気づき始めているが、通塾&宿題&サッカーで、そもそも彼にはゲームをやる時間自体があまりないのだから。
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