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なぜ長期休暇にやりたいこと計画が1/5も出来ないのか?~振り返って自分を許すことに

昨年度は風邪も引かず、体調も悪くならず、いいことではあるのだけど忙しくてほとんど有給を取れなかったので、どこにも行けないのにGWの飛び石平日と後ろに休みを充て、16連休とした。そして、いつものように休みはあっという間に終わってしまった。

なんで、土日の少なくとも倍以上ある夏休みも、冬休みも、何倍もある今回の長期休暇も、よし休みになったらやるぞ~と思ってたことが出来ないんでしょう?

その反省もあって、今回は初めの2日をいつも通りの土日の所用をすることに加えて、GW休みの「計画作り」だけに使った。これまではやりたい事を沢山頭に考えているだけだから、出来ずに終わってしまうんだと。
 「ライフプランを立てるように、全部書き出して、ありたい自分を想像し、そのためにやりたい事をリストアップして優先度を付ければできるはず。」と、初めて自分の長期休暇に対してちゃんと計画を立てたのだが、その結末や推定1/5程度の進捗。
だけど、今回自分を非難せず、しっかり振り返って理由を考えた結果、自分を許す、いや頑張ったねと褒めることになったいきさつ、はじまりです。

人生初のGW計画の明文化

2020年、GWはコロナ禍の中Stay Homeに。通常足が悪くなった離れた実家の母親と半分は過ごすのだが、ずっと家なのでやりたい事をちゃんと計画してやろうと考えた。これまで長期休暇にやろうと掲げたことで、まったく何もやらないことが多数あって、休みが終わった時にどよ~んとなることへの大反省で。

今回はしっかり休暇らしく過ごすため、仕事系は優先度を下げつつも、関連してやりたいことがあったので、

①仕事のためにやっておいた方がいいこと
②自己研鑽
③趣味(新挑戦含む)
④片付け・整理
⑤note記事執筆
⑥運動

の6カテゴリに分けてリストアップした。しかも覚え立てのXMindでマインドマップを使って視覚化までした。

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6カテゴリの大計画

各カテゴリーの内容をざっと説明する。皆さんもなんとなく同意していただけるような方向性のやりたい事リストになっていませんでしょうか?

①は気になっている残務と、お仕事の勉強、覚えないといけないアプリケーションソフトの使い方習熟。

②は、語学の苦手項目を重点的にやるため、1日のノルマを設定。

③の新しい挑戦の趣味は家庭菜園をリモートで確認するためのシステム作りと、通常の趣味として家庭菜園の面積拡大と春の種まきと苗植付け。それに読書と映画を2,3本は見たいところから。

④は部屋のクロゼット、机の引出、書類の片付けと、デジタル写真のバックアップ・整理システム構築(下記note記事)

⑤note執筆を平均3日に1本と、まとまったテーマの長編記事作成。プラス、できれば家庭菜園日記を備忘録的に。

⑥これまで書いてきた、在宅勤務時にしておくべき運動プラスα

といったものだ。残り14日あれば、これぐらいは毎日を学校の時間割のように区切ってやれば出来るはず、少なくとも、多めに上げたのでこの半分ぐらいは出来るだろうと高をくくっていた。

結果は計画の1/5程度で「瞬了(My造語)!」

結果、しっかり明文化しただけに、出来なかったこともはっきり分る。
仕事なら、ちゃんと工数見積りしてかかる時間を割り出し、1日毎にアサインすれば無謀な計画は初めから分るのはずなのだが、そこまでは好きなことでしたくないし、ぎちぎちスケジュールの休みにしたくない葛藤。
 結局1/5程度しか出来ていないんで、できた順に発表しましょう。

1位:100%出来たのは、運動のみ。これまで書いてきた1日410Kcalを軽くオーバーする平均540Kcal/日の運動カロリー量で、ランニング6キロ以上、バイク21キロ以上、バイク7キロ以上+壁打ち40分以上+軽い筋トレを実施。おかげで夜11時過ぎると眠くてしょうがなくなり、テレビもSNSも見ずに寝て早起き生活。体重キープ、体脂肪率ややダウン、VO2MAX微妙に微増。

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2位:家庭菜園100%も、読書10%、映画ゼロ!
 じゃがいも畑を耕し、14個の種芋を植えたのと、プランタ6個、畑2畝完了。毎日見て世話して、追肥やアブラムシ退治(無農薬!)をして、出来は悪くなさそう。ほぼ100%できたと言って良いが、これと毎日の運動から読書・映画は全然出来ずに趣味としてはトータル60%ぐらいの出来か。

3位:片付け・整理 50%
 テニスバック2つが部屋の中に見えているのが嫌だったのに対して、ちょうどよい収納棚を選んで買うつもりだった。が、本当はクローゼットに入れば見えなくてスッキリでいいのだけど、満杯だ。なぜ満杯かというと、客用の敷き布団がクローゼット上段を締めている。
 ベッドした収納の整理からしようと空けてみたら、ほとんど空箱ではないか?ここに布団入らないか?とうまく三つ折りにしたら入った!
 空箱はガレージへ。クローゼットの1部が空き、テニスバッグも収まることになり、棚を買う必要もなくなり、時間もお金も大セーブ。
 この後やりたかったクロゼット全体をスッキリさせることや、貯まった書類と本棚が未着手のまま。ここまでやれば心晴れやかだったろうに。
 一方別記事記載のデジタル写真のバックアップとネットワークストレージ(NAS)のシステム化で長年の心配事がなくなった点は100点評価。よって、トータル50%片付いたかと。

4位:note記事執筆
平均して3日に1度は投稿できたし、ビューや評価もよかったので満足したいところだが、マインドフルネスとアスリートに関する記事を書くための情報インプットは最後の週末にできたものの、それらを組み直してアウトプット出来る所までは行かなかった。
 また、スポーツ関連で温めていた超編記事も、おおまかなテーマリストと目次案が書けたのみ。記事としては1ページも書けず構想まで。40%も出来ていない印象。

5位:自己研鑽
ノルマの1日量が多すぎた。半日かかる量設定でこなせず。14日予定の2日分程度しかできず。15%程度の達成率。

6位:仕事関連ツール習熟
XMindとOneNote等に慣れて、これまでの議事録を統合させようと思っていたが、さわりぐらいしか出来ず。他の残務は頭の中で仕事が始まったらこういう風にしようと構想のみ。5%ぐらいか。。。

なぜ長期休暇の計画倒れになるか?

自分をこの結果から判断するとダメ出ししまくって、落ち込むのがいつものパターン。心は自分に対してこう叫ぶ。

一体何年繰り返して、やりたい事やれない休みの過ごし方しているんだ?
計画立ててるのに実行力ないな。
計画の見積りが甘く、集中と選択が出来ていないんよ。
出来ているものと出来てないものの差が大きい

などなど、攻められる要素だらけの防戦一方な自分。

しかし、ここはマインドフルネスで鍛えた

「いまをそのまま感じて、良し悪しの判断をしない」

で振り返ってみた。
 デカルトは困難は分割せよ、と言っている。まず長期休暇も分割してみよう。16日のうち最初の2日はいつも通りの土日だった。残り14日は土日の7セットと考えることができる。相当時間あるはずだが、、、しかし、待てよと。

 土日でどれだけいつもと違う「別の事」が出来ているか?映画見ている?note記事1,2本書いて、運動して、掃除・洗濯(運動用のと合わせて自分でしているので)などなど。残された時間で新しい挑戦とかする時間、結構少ない。なんとか捻出して、1日1時間としたら、14時間しかない。

逆の見方をすれば、この長期休暇でいつもの土日にやっている、運動・家事系・家庭菜園・note執筆は「いつも通り」継続してできている。

その上、クロゼットの整理で収納棚購入を不要にし、長年の懸案のデジタル写真ネットワーク構築が出来て、語学15%こなしたなら、上出来かも知れない。

マインドマップで見える化していたために、これからの目処だけでも立てようと、何を買えばいいか含めてリモートシステム作りは最終日に調べて、いい情報を調べあてることができた。

note長編記事も書きたいテーマは全体の構成を考えるためのリストアップが出来たので、目次が出来たら半分できたと言われるように心がすっと軽くなった。

以上のことから、今までの休暇中にほとんど何もやらずに終わって絶望的なことに比べれば、「普段出来なかったことをやった度合い」で測ればプラス50%の評価、いや、全然出来てなかったならば、ゼロがプラスなので無限大だ!とも考えられる。

自分を許す、むしろ褒める

以上の考察から、今回の長期休暇は計画を立てようとしたこと、見える化したこと、そのためにXMindの使い方と、note長編記事のメモ・テーマ構想を立てるためにOneNoteの使い方を覚え、語学も新しい勉強法にトライし、写真ネットワークもできたという点で、自分を許すどころか褒めるに値するとまで思えるようになった。

ちょうど昨日マインドフルネスを教えておられる井上広法先生のセルフコンパッションに関するセミナーに参加して、他人の心配や悩みに対しての自分の態度と、自分がそういう状況になった時に自分に対して厳しく非難する傾向が人にはあることを話され、実際にワークもして体感した。

【定義】セルフコンパッションとは:自分への優しさ、共通の人間性、マインドフルネス(Kristin Neff)

本来、計画実行できなかった自分を叱責するか、落ち込む所、落ち着いて分析してみれば、無駄に過ごしたと思える時間はほとんどなく、取り組むべき事をやろうとしていた。ちょっと運動量が多くて眠かったのは反省だが、マインドフルネスにおけるセルフコンパッションで、次の事

自分への優しさ Self-Kindness
他人に優しくするように、自分にも優しくすること
自分自身を積極的になだめて、落ち着かせる

で、今回のあっと終わった休暇の期間、自分のやったことをむしろ肯定ができることで、随分気分が楽になったし、要は土日も平日でも継続して、少しずつやれないことは、長期休暇でもできないんだと悟った。今回新たに出来たことは、今後も引き続き毎日の中で少しでも時間をあてて前に進むことで、大きなステップにつながっているのだと改めて気付かされ、いい教訓となりました。

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