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ツアーで行ったポルトガル旅行記録✒︎ポルト/ギマランイス編

2017.02.16〜02.20のポルトガルツアー旅行参加のまとめ。
一人旅も大好きだけど、団体旅行もワイワイして楽しかった思い出を記録する。
世界遺産を巡るパックツアーに参加したので王道中の王道な観光地を見てまわった。

十数名ほどのツアーでまさかの自分以外全ての方々がシニア勢で、孫のように可愛がってもらいながら初対面のおじさま方おばさま方と共に過ごした4日間。

坂が多いことで有名なポルトガルということで、ツアー自体がシニア向け設定となっており移動は全てバス(全日ガイドさん付き)という若者には大変贅沢な待遇。

一人旅ではきっとたくさんの場所を一気に見てまわるのはよっぽど慣れている人か下調べしまくる人かじゃないと難しいこともあるので今回はおんぶにだっこで楽しもう!それも経験だ!という心意気を大切にした。
(もちろん自分で色々考えて行きたい所に行くのも楽しい)


日本出発

我々田舎の民は地方空港から羽田空港まで移動せねばならない。
飛行機から見えた富士山が綺麗に見える快晴の空。

出発前にラスト日本食を頂きました。
塩シャケ美味しい…うるうる

十時間以上フライトへの不安も少しありつつ初めてのヨーロッパにわくわくしながら、とりあえず飛行機に乗ったら睡眠で体力充電…

海苔巻入りの機内食   和風で良い感じ

とは言っても機内食は絶対に食べる。

出国までスムーズに進み、添乗員さんって凄い…としみじみ思った。
何十人も引き連れてまとめ上げるって絶対大変!
しかも自由奔放なシニアを!

お陰様で安心して飛行機に乗ることができて、ホッ

2食目の機内食はラザニア   美味しい!

ドイツのフランクフルト空港にて乗り換えをし、ポルトのフランシスコ・サ・カルネイロ空港へ。
カラフルな壁のゲートが可愛い。
夜遅いので空港内はとても静かで乗り換えの手続きはスピーディー。
待ち時間ほぼ無くポルトへ飛び立った。

■地方空港→羽田空港 1h55m
■羽田空港→フランクフルト空港 14h20m
■フランクフルト空港→フランシスコ・サ・カルネイロ空港 2h45m
移動で始まり移動で終わった一日。


アドレナリン効果か目が冴えて全然眠くなかった。
荷物等受け取った後は待機していた観光バスに乗り込んでホテルまで移動。

無事ホテルに到着。
添乗員さんが全員分のチェックインをしている間ホテルのロビーをうろうろ。
情熱的なデザインでお洒落…

壁紙から照明までお洒落!
ガラス張り…

初対面のおばさまと相部屋になり、少し気まずさはあったけどもこの後も相部屋が続くことも考えて大人しく気にせず過ごした。
ツアー一緒に参加したおじさまおばさま全員優しくて幸…

とりあえず次の日に備えてこの日は速攻就寝。


2日目

頑張って起きて朝食バイキング!

野菜は少なめだったけどフルーツはたくさんあった。
全部美味しい!

特に、ハムとチーズが本当に美味しかった。
種類も豊富で全種類コンプリートしたけど全部美味しかった。
朝から幸せな気持ち。

朝食の後は出発時間まで少し時間があったので同部屋のおばさまとホテル探索。
屋上にジムがあって、そこから街の景色が綺麗に見えた。
オレンジ色の屋根が可愛らしい。

こんな感じ

身支度をしていざ街へ出発!


ポルト観光

全体的に建物がカラフルで可愛い
建築物が凄い! 車窓からサント・イルデフォンソ教会
人間ウォッチングが楽しい

改めて実感するのが、観光バス移動が凄く楽なこと。
一人旅では余裕が無さすぎてあまり景色に集中出来ないときがあるけど、目的地まで延々と車窓からの景色を楽しめる。

坂も多い上にゴツゴツした岩山のような地形に家がずらりと建ち並んでいて何とも不思議
見渡す限り階数の高い建物は見受けられない
ポルトのシンボル、クレリゴス教会の塔が見える
ドン・ルイス1世橋に向かって皆で徒歩移動
飛び立つハトたち 向こうには電車が見える
線路の真近くまで歩いて来られる

1886年完成した高さ45m幅8mドゥエロ川に架かる橋。
橋の上からは旧市街を一望できる。

電車がキタキタ
めちゃくちゃに近い

電車好きの人なら喜びそう。
動いている電車にこんな接近したの初めてかも。

そして橋からの景色がこちら↓

天気にも恵まれ、どこを撮ってもカレンダーに使われている写真ような写真が撮れてしまう。

45mと聞くとあまり想像つかなかったけども結構な高さ。
高所恐怖症の人は若干足がすくむかもしれない。

爽やかな青い空とオレンジ色の屋根の調和がとても素敵。
日本にはない異国情緒を感じる。

海外のストリートアートってなんでこんなかっこいいんだろう。
そしてこの高さの建物にどうやって描いたのか?
そしてこのモデルは一体誰なのか?


バス移動で次はポルト大聖堂に
Ora!
Adeus…

少し小高い場所に建てられた大聖堂のすぐそばで地元住民の生活が垣間見えるのも面白い。

高い建物があまりない言ったもののこの建物は4階建だ。天井が低そうな物件。
ドアの色がバラバラなのがキュート。

ここからも見えるクレリゴス教会の塔

東京に遊びに行ったときにどこからでも見えるスカイツリーのごとく、どこからでもこの塔が見える。

どんな生活をしているのかとても気になる。
こういう建物を見ると家の中の間取りも気になる。
これはアパートメントなのか?

大聖堂を下った道のすぐ近くで朝市がひらかれていたので皆でちょろっと立ち寄ることに。

当たり前だが日本スーパーマーケットのように整列されていないし値札も貼っていないがお店の人とお客がワァワァと喋っていて活気に溢れた朝市。

魚に野菜に果物に。盛りだくさん。

何も買わずに見ているだけなのは大変申し訳ないが、世界遺産メインのツアーの中でこういうローカルな部分に触れられたのは嬉しい。

デカピーマン&デカパプリカ

朝市をさらっとまわり、次は徒歩移動でサン・ベント駅へ向かう。


緩やかだがやはり坂が多い。
元気なシニア勢は苦ともせずスタコラ歩いていた。
天気が良いので歩いていても気持ちが良い。
そして2月のポルトの気候というと、日中の気温は15〜6℃ほどだそう。
動いていても暑くもなく寒くもなく丁度良い。


街のいたる場所に現代風アートが飾ってある。

突然このように巨大アートが目の前に現れることもあり驚いた。
歴史深そうな街並みに現代アートがうまくマッチしてる。

ところどころ工事中の箇所もあり。

この坂、土管転がってったら大変だ
我らが誇る小松重機の活躍



サン・ベント駅に到着!

レトロな時計

駅構内はゴミひとつなく綺麗。

1916年に完成し世界で最も美しい駅のひとつとして選ばれたこともあるそう。

一人旅だったらぜひ路面電車は乗りたかった

面積も広いが天井も高い。
そして壁にはアズレージョ(タイル)の装飾が施されている。

青色を基調として描かれている大きな壁の装飾は圧巻。
歴史の教科書で見るような、合戦の様子や王のような権力者同士が何かをしている様子などが描かれていた。

写真かと思うほど細かな絵でまるでその時代のその場所にいるかのような気持ちにさせられる。

近くで見ると正方形のタイルがピッチリ敷き詰められているのがわかる。
その数、2万枚らしい…ヒェ

サン・ベント駅の次はクレリゴス教会の塔を近くまで見に行く。
(教会には入らない)


再びバス移動。車窓からの景色を楽しんだ。

宇宙みたいに空が青い
リベルターデ広場周辺
モクレンのような花が咲き誇っていた


ようやくクレリゴス教会に到着。

写真だとなかなか伝わらないけども、実物を見るとしっかり高くそびえ立っている建物だった。
塔は登れるそう。

車窓から見上げた

一瞬で見て一瞬で終わったけどとりあえず近くで見たということに価値があるということにしておく。

傾斜だらけの土地によくこんなにたくさんの歴史的建造物を建てたなと感心する。


次は ボルサ宮殿/モヌメント・デ・サン・フランシスコ協会へ。
教会へ向かう途中に動いている路面電車を見れた!

街並みと合っていて可愛い色合いの電車。

すぐ近くを通ったときによく見てみると結構車両は古そうだ。

ちょいちょい写真に写るこの蛍光黄色のおじいちゃんは一緒にツアー参加した人で、迷子予防でこのジャンパー着てきたらしい。
完全に一人だけ 小学生の登下校安全ボランティアのシルバーの人。
ヨーロッパの雰囲気に全く合ってなくてオモロかった。

そして左奥のおばあちゃん、線路の上を構わず歩いているけど大丈夫か…

海外の案内看板ってなんか可愛くみえるのはなぜ?

一番衝撃的で鮮明に覚えているのはモヌメント・デ・サン・フランシスコ教会の地下納骨堂。
圧倒されるほどの数の人骨が納められており、地下ということもあり薄暗く少しひんやりとした空気感で少し怖かった。
一部の床がアクリル板になっていてそこから地下一帯に納められいる人骨を見ることができたので覗いてみたが、その数に驚いたのと 自分もいずれこうなっていく運命なんだな…と改めて思わされた。
ここに納められているお骨になられた方々の信仰があってこそこんな素晴らしい教会が今も残っていると思えば不思議と恐ろしさが和らいだ。

納骨堂と聞くと、日本人なら骨壺にお骨が納まった状態の想像をするものだが、まさかドクロの状態だと思わずギョッとしたがキリスト教の死生観は火葬は×なのでそこは納得。
文化の違いは面白い。

見応えがあって面白かった。
(美しい教会の印象を納骨堂のインパクトに持っていかれた感はある)

すぐ目の前のドゥエロ川、大雨で川が氾濫したりしたら危険そう

歩いていると度々目にするこのニワトリ。
「ガロ」と言ってポルトガルの幸福を呼ぶ伝統工芸品。
伝説の雄鶏らしい。
日本でいうだるまや招き猫のような肌感で国民にも親しまれているそう。


そしてドゥエロ川沿いを歩き、リベイラ広場へ。

すぐ目の前が川!
人が多くて賑やかしい
路上駐車が多いな

ドン・ルイス1世橋が見える。
電車通過中!

カラフルな家が建ち並ぶ通り

完全にこれはカレンダー写真決定でしょう???
この船に乗ってクルーズするのも絶対楽しい…

行ってらっしゃい〜

海外旅行中、ここぞとばかりにiPhoneのパノラマ撮影駆使するのははわたしだけですか…?


細い路地をてくてく…

やっと昼ご飯の時間!
朝からいろんな観光地をまわってお腹ぺこぺこ状態。

ポルトガル料理と聞いてもあんまりぴんとこないのでとりあえず食べる。
オリーブの実が好きなのでばくばく食べた。

ツナが入っている、味付けが濃い
ファッ!?

腹ごしらえ完了!
結構な量だったが、そもそもシニア勢はそんな量食べられません…

この路地の雰囲気がお気に入り。
人も少なくてのんびりしていて良い。


腹ごしらえが済んだところで次の目的地へバス移動。
一時間ほどの移動時間でしばらくお腹を落ち着けよう。


ギマランイス観光

遠くから見てもでかい橋

ギマランイスにやってきた。
「ポルトガル、ここに誕生す」と書いてある。

シンプルな街並み

人や車がポルトよりも少なくて住みやすそうな街。
街路樹には所々椿の木が植えられていて、ガイドさん曰く椿は日本から渡ってきたものだとのこと。
ポルトガルからカステラ等いろんなものが日本に伝来してきたという話は歴史の授業で聞いたことがあったけど日本からもポルトガルに物を贈っていたとは!
聞いた話を忘れまいと思って後ほどお土産屋さんにあった椿柄のスカーフを記念に購入した。

ギマランイス城見学をする。
お城の入り口までそこそこ距離があるのでみんな歩いて行くと石のブロックが積み上げられたお城が現れた。

こんな重たそうな石のブロックをどうやってこんなにたくさん積み上げたんだろう。
どれだけの時間を要したんだろう。
いろいろな疑問が浮かぶ。

お城の中は自由に見て回れたのだが階段はかなり急でいびつ。
当たり前だが手すりもないのでシニア勢、上に登れず…

お城に登れなかったおじさまおばさま方の無念を晴らす為、元気な若者は高いところまでよじ登ってきた。

写真では伝わりにくいが意外にも高さがあって怖い。
ブラガンサ公爵館(煙突が何本か立っている建物)が目の前に見える。

少しもやがかかっていたけどギマランイスの街を一望できた!
全然関係ないが、庭が可愛い…
庭のど真ん中で寝ている人も可愛い…


お城見学の後は日本語で言う城下町(?)散策&お土産購入タイム。

観光地のわりに人が少なくて落ち着いている
にゃんこ!


人がごちゃごちゃしていなくてお土産をじっくり見れて良かった。
椿のスカーフとなぜかここでワイン(小瓶の5種飲み比べセット)を買ってしまった。
普通ポルトでポートワイン買うだろ!ってツッコミたくなるけど、多分そこまで頭が回っていなかった模様。

後日談だがそこで買ったそのワインが相当美味しいワインで…帰国後に母と飲み比べして二人で感動した。
ワインで美味しいって思ったこと一度もなかった自分でも美味しいって思うワインに出会えたからそれはそれで良かったと思う。

広場に来たら人がいっぱいいるのかなと思ったらそうでもなかった。
ここで30分自由時間。

バセットハウンド生で初めて見た!(犬)
お腹空きすぎて一人だけジェラート買って食べた

ギマランイス観光を終えて一度ホテルに帰ってひと休み。

休むとか言って、休むのも勿体無く思ってしまい夕暮れ鑑賞。
薄暮時の暖かいオレンジ色の空に目をうっとりさせながらぼーっと一日を振り返る。
そうこうしているうちにいつの間に夜になって真っ暗になっていた。

夜ご飯を食べに行く途中。
バスで近くまで来て、そこから皆で夜道を歩いてレストランまで移動する。

ライトアップされていて綺麗。
川沿いが煌々と光っている。

写真がオワッテル

夜は夜でムーディな感じが素敵。
ここでデートしたい。

夜ご飯のレストランに到着。
外観が賑やかでびっくり。
航海、海賊、港のバル…を彷彿とさせる世界観。

えっ…

食事するテーブルの頭上にこんなものがぶら下がっていた。
シニア勢これで大盛り上がり。

鶏肉とじゃがいものオレンジ煮込み

たくさん料理が出てきたがこれが美味しかった。
ただポルトガル料理、全般が塩気が強い!
味付けが濃いので白米が欲しいけど白米は勿論無い。
お酒に合うようにあえて味が濃いめになっているだけならスミマセンという感じだが、お酒を飲まない民からするともう少し塩気が弱ければ…と思いながら、お腹はちゃんと空いているので食べまくった。

プディングオイシイッ♫

ここでも生きるパノラマ。
お店の内装はこんな感じで、どこに目をやっていいか戸惑うほど大量に上から吊り下げられていた。
ディズニーシーのカリブの海賊のアトラクションの世界観と雰囲気がどことなく似ていて個人的には好き。

治安はどんなものだろう?

食後再び皆でバスが停まっているところまで徒歩移動。
まだまだ広場には人がいて、お酒を飲んだりしてリバーサイドで過ごす夜を楽しんでいた。

バスがナイトモードに切り替わった

なんかこのバスやたら乗り心地が良いな と思ったら、メルセデスベンツの大型バスでした…なるほど
ヨーロッパ圏だと部品の輸送費がそこまでかからないのでベンツ等我々が高級車と思うものもそれなりに出回っているらしい。


ポルトガル初日が終わった。
一日の凝縮感が凄い。
旅のプロの案内による無駄のない動きで効率よく色々な箇所を敢行できてとてつもない充実感。

ポルト、ギマランイス観光を満喫した一日。

次編▶︎アヴェイロ/コインブラ編


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