【ジ・オファー / ゴッドファーザーに賭けた男】|すべてのプロデューサーに捧ぐ
2022年|アメリカドラマ|全10話
U-NEXT独占配信ドラマ
映画を観てるのに感想を書けていない状況が続いてます。
その中でも、特に印象に残ったものは、なんとしても記録しておこうと思います。
■歴史的傑作映画にまつわる傑作ドラマ
さて、今回は映画ではありません。
映画制作にまつわるドラマです。
その映画とは、フランシス・フォード・コッポラ【ゴッドファーザー】です。
これは【ゴッドファーザー】制作にまつわる、新人プロデューサーのど根性ドラマ。
歴史的傑作映画にまつわる傑作ドラマです。
コッポラもマリオ・プーゾも名物プロデューサー ロバート・エヴァンスも、俳優アル・パチーノもマーロン・ブランドも、ロバート・レッドフォード、フランク・シナトラも、当時のショウビズ界のスターらが、とても上手く演じられていて、【ゴッドファーザー】やあの時代のハリウッド映画が好きな人には、たまらない逸話が観られます。
あの有名な復讐シーンの秘話や、映画をつくることの途方もない大変さも、たくさん観られます。
個人的には、コッポラとプーゾの凸凹コンビ感が面白かったです。
プーゾなんて割といい加減で、ちょっと安心しました。
■主人公|アルバート・S・ラディ
このドラマの主人公であるアルバート・S・ラディは、【ゴッドファーザー】でアカデミー作品賞受賞で名を成して、次に自身の原案を元にプロデュースした作品が、ロバート・アルドリッチ【ロンゲストヤード】です。
その後、クリント・イーストウッド【ミリオンダラーベイビー】でもアカデミー作品賞を獲得しています。
ちなみに、演じているのはジョセフ・コシンスキー【トップガン マーヴェリック】でグースの息子であるルースターを演じたマイルズ・テラー。
■主人公の上司|ロバート・エヴァンス
ロバート・エヴァンスって、パラマウント・ピクチャーズの社長で、伝説的プロデューサーで有名な人です。
特に有名なプロデュース作品だと、以下が挙げられると思います。
またwikiによると「頂点から底辺へ劇的に落ちた映画人として知られる」ともいわれていて、このドラマでも、そんなエキセントリックな人格の持ち主として描かれています。
印象的だったのは、【ゴッドファーザー】製作時に妻との不和や別離で精神を病んでいくのですが、その妻というのがアリ・マッグローなんです。
時期を同じくしてアリ・マッグローはサム・ペキンパー【ゲッタウェイ】に出演するんですが、ご存知の方はピンとくると思います。
つまり、エヴァンスは、アリ・マッグローをスティーブ・マックイーンにとられて、不調をきたすわけです。
それにより、【ゴッドファーザー】の制作はますます窮地に追い込まれていくんです。
■予告編
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