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スティーヴ・カーヴァー【超高層プロフェッショナル】|建築現場の西部劇

■ビルの鉄骨を組む話の西部劇仕立てが、こんなに面白いなんて

超高層といっても、9階建なので、当時であっても超高層ではないように思います。
それに、ファミコンソフトのようなイキったタイトルと、ポスターのイメージが大袈裟で、こんなシーンあったかなと思ったりもしますが。
実は、それ以上に面白いんです。

■これは西部劇だ

高層ビルの鉄骨組立て期限が迫っている中、建設会社のボスであるルーが転落死してしまう。
そこで、彼の後を継ぐことになるのが娘キャス。
キャスは、現場経験もないのに期限の3週間内に鉄骨を組立てなければならない。
そんな無理ゲーをクリアするために、現場監督として、伝説の腕利きであるマイクを仲間に入れる。
マイクは、かつての仕事仲間まである、一癖も二癖もある職人たちに声をかけてチームを作り、難しい現場に挑むが…実はマイクは高所恐怖症になっていた。
更に、仕事を奪おうとするルーの弟の邪魔などが入ったりと、一筋縄ではいかない。

一癖も二癖もある、タフガイな振る舞いの職人たちを仲間に引き入れ、邪魔する奴らと戦いながら、それぞれのプロフェッショナルを発揮してビルの骨組みを組み立てていく展開は、この映画のルーツが西部劇にあると思える。

気楽に観て面白い映画なので是非観て下さい、と言いたいけれど。
現在、ソフトも在庫切れ、配信もなし、レンタルも見かけず、気軽に観られないのが残念でならない。

Wikipedia【超高層プロフェッショナル】

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