熱狂のビジネス Issue 31/知識があるのに稼げない理由、今有効な集客手法(1)~(2)、次の大きなビジネスブームは間違いなくこれがくる
第1章 知識があるのに稼げない理由
誰もかれもが、
・ダイレクト・レスポンス・マーケティング
・コピーライティング
・マーケティングの方程式
・マズローの欲求5段階説
くらいは知っているようになった。
おまけに自己啓発の知識だってだれもがめちゃくちゃ知っている。
おお、素晴らしい。
しかし、じゃあなぜ誰もが儲からないのか?
なぜ、稼げる人と稼げない人が出るのか?
稼げる人と稼げない人の違いはなんなのか?
ここ、本質的な部分です。
で、今回はこれを説明します。
これを知ることによってあなたがなぜ稼げないのかがわかり、稼ぐためにどんなアクションをすればいいか、わかるようになります。
前回のメールでたくさん手紙をいただきました。
かなりの反響でした。
で、いろんな答えをいただいたんですが、くれた人の答えの9割が深い納得の上でそう考えていると思わせられる答えでした。
また、「今あなたがそう考えていれば、それは稼げない、いや、稼がないよね」という答えもありました。
まあ人によって状況が違うので、ただ1つだけの正解という答えがないと言えばないわけです。
が、人は器質的に、つまり生命としての行動パターンはある程度決まっているし、思考にも一定のパターンがあるわけで、
「上位いくつかの理由」
に、ほとんどの人が当てはまります。
で、それらはだいたい社会心理学や認知心理学を読み込んでいけば完全な確信に近い条件があるのがわかります。
まず、シンプルな答えがひとつ。
行動する動機がない。
すでに金持ちであれば、お金を稼ぐ理由はないわけです。
お金を稼ぐの趣味だったり、自分の奥さんよりもお金が好きで好きでたまらない、ということがない限り(笑)。
で、逆に。
お金にものすごく困っている、もう喉から手が出るほど欲しい、という場合でも、稼ぐ理由がない場合があります。
ありえない、と思いますか?
普通そうですよね。
明確にお金が必要な状況なのに、稼ぐ気がしない。
それは、心理学の最も原始的な理論から言えば、
「痛み」
があるからです。
「恐怖」なんです。
稼ぐことが「痛み」なわけです。
お金がものすごくない!
お金がないと今月の借金が支払えない!
今月の家賃が支払えない!
ホームレスになってしまう!
という状態でも、「生きている」わけです。
頭の中で、「お金がないから困るなあ」とは思っていても、自分の生命に今、危機が訪れているわけではない。
そうすると、アイデンティティが顔を出します。
例えば、
「私はお金に対してクリーンな人間。
私はお金に対して必死にならない。
なぜならみっともないから」
というアイデンティティを持っていたとする。
これ、けっこう多くの人が持っているんですよ。
お金を稼ぐのに必死になるなんてみっともない!
はたから見たらあさましいだけだ! なんて、テレビやメディアから刷り込まれていますからね。
すると、もう死ぬ直前にならないと、必死にはなりません。
頭に銃をつきつけられて、
「金稼がないと殺すぞ!」
と言われないと、動かないわけです。
いや、つきつけられても動かないかもしれない。
それがアイデンティティの強さです。
「自分は○○という人間だ」
という思い込みは、その人の行動原理を完全に支配している。
で、これが肝心なところなんですが、
「その思い込みにほとんど根拠はない」
んです。
これは、驚くべき事実です。
「え? 自分はちゃんと理由があって、物事の判断をしているよ?」
という人に限って、なんで? と問い詰めていくと、どうでもいい理由だったりするわけです。
全然論理的でなかったりするわけです。
ただ子供のころ、テレビで、
「それで100両儲かるというわけか。
大黒屋、お主も悪よのう。フォッホッホ」
という内容の時代劇を見て、その大黒屋が最後に手打ちにされるのを何度も何度も見た。
で、
「あ、お金稼ぐ人はだめなんだ」
という、思い込みができる。
これは現実的ではないわけです。
でも、20歳くらいまでのモラトリアム(猶予期間)な時期の刷り込みが、死ぬまで影響し続けている。
人間の社会性の形成時期に、こうした「ささやき」教育がされているわけです。
だから、9割の人は、サラリーマンに収まっている。
「稼ぐ」ことに社会認識的な躊躇があるのです。
でもこれは、洗脳なんですよ。
広域的な洗脳。
実際は、稼ぐことに良い悪いはない。
稼いだお金をどう使うかに良い悪いがあるわけですから。
この洗脳は、おそらくあなたの頭の中にも、多少なりとも残っているはずです。
だから、サラリーマンをしていて、自由でない、毎日ストレスにさらされている、という「痛み」があるけど、アイデンティティが傷つけられる「痛み」よりはマシなので、「茹でガエル」になろうとしている人が多いのです。
「茹でガエル」というのは、知らない人のために説明しますと、カエルを熱湯にいきなりいれると熱くて飛び出しますが、ゆっくり温めていくとそのままぬくぬくと気持ちよくなりながら死んでしまう、というカエルの状況です。
今の時代、サラリーマンは、状況的には「良」です。
お金を稼げているし、暮らせる。
毎日満員電車に揺られて会社に通うとか、仕事が面白く無いとか、上司がムカツクとか、そういう不満はあるけど、まあ、生きている。
これに満足してしまうと、経済的自由、時間的自由、上司がいない、完全に自分らしく生きられる、という「優」の状態にはなれません。
これは、絶対です。
なんとなく不満を抱えているくらいじゃあ、なかなか抜けられません。
一生サラリーマンの群れのなかです。
じゃあどうすれば、この状況から脱出できるのか?
それは、明確に、
「この状況はクソだ!! 我慢できるものか!!」
という心理状態になり、「決意」し、それを持続させる必要があります。
まずは、マイナス面を絶対に受け入れない、というところから入っていく。
状況への「感情」(怒りではなく)を沸騰させる。
その勢いで、自律し、毎日、経済的自由を得るための時間を必ず持つようにする。
僕の場合はどうだったか?
自分が本当にやりたいことができないという状況に、ホントにふざけるなと思っていました。
これはありえんだろ、と。
こんな人生が続くのはどうしても納得いかん、と。
日々、この日々の解決方法を模索しながら悶々としていました。
で、自分で稼ぐという方法を見出した。
勤めていた会社は、日本の会社のほとんどがそうであるように、サービス残業当たり前の会社でしたが、定時で上がるようにしました。
もちろん、裏では社畜どもからのバッシングですよ。
あいつは責任感がないと。
でも
「これは俺の人生であり、俺の時間だ。お前らにそれを横取りする権利はない」
と、曲げませんでした。
会社での立場は微妙になっていきましたが、そんなの一向に関係ありません。
さらに、副収入が増えたのをいいことに会社には、「自分は自宅作業をする」ことを提示。
収入が増えて取れる選択肢が増えたからです。
会社からすればほんと扱いづらくて迷惑な奴だったでしょうが(苦笑)、会社に自分の人生を食いつぶされるわけにはいきません。
これは自分の人生ですから。
で、日に2時間は、不労所得を得る作業に集中してました。
この2時間は絶対に死守する。
で、今の解放された生活があるわけです。
会社に行かない、収入も半自動的に入る。
夢を追ってチャレンジをし続ける。
完全にストレスフリーな生活です。
自分の感情を高めて、ひとつの決断をする。
それが意識的に人生を変える方法です。
小さな痛みに耐えていれば、安定を失うことはない…。
それに甘んじてしまう奴隷根性を捨てることです。
一度しか無い人生で妥協をやめることです。
多くの人にとって、自由を獲得することは、人生の大半を使う戦いです。
戦わなければ会社という「誰かの夢を手伝う場所」で一生を使う奴隷になってしまう。
起業とは、自由を得て自分が本当にやりたいことに対するチャレンジをすることです。
勘違いしてほしくないのですが、僕は、渇望しろ、夢を持て、野望を持て、と言っているのではありません。
僕らは、日本に生まれ、世界的に見れば経済的にも恵まれ、世界で一番豊かな国に住み、世界一治安がよく安全な場所に住んでいます。
それ以外にも、感謝すべきことはたくさんある。
だから、誰であろうと、「足るを知る」ことができれば、常に満足な今を送っていることに気づくことができます。
その上で、自分がどれだけ自分らしく生きることができるか、チャレンジしてみてほしいのです。
自由を得ること。
自己実現すること。
社会に貢献すること。
世界にある大きな問題を解消すること。
どこまで行けるかはわかりません。
でも、あなたはそれに挑戦できる。
挑戦することで、人に感心されるような、豊かな人生を送ることができる。
死ぬ間際になって、「十分に生きた!」と思える人生だったと、自分で自分を認めることができる。
あなたは必ず、あなたらしい人生を、送ることができる。
僕はそう信じています。
だから、行動し始めてください。
もしあなたが今の状況に甘んじていると自分で思うなら、ふざけるなよと、クソ! と、もっと高みを目指して欲しい。
自分に課する基準を上げてください。
自己投資をガンガンしてください。
自分に投資することこそ、もっともリターンのある投資です。
だらだらと惰性で生きることをやめて、ほんとうに満足のいく人生を送る道を選びましょう。
第2章 今有効な集客手法
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