青果売り場で手に入る春のモクテル5選
3月から世界が激動に変化していく中で、あまり春を感じられぬまま葉桜の時期になってしまいました。
いまや家を出るのは食材や日用品の買い出しくらいという方も少なくないのでは。
スーパーマーケットでは旬を迎えた色とりどりの野菜や果物が季節を教えてくれます。部屋にいると暦さえわかりずらくなってしまいますが、スーパーへ買い出しの際には青果売場で季節を感じてみてはいかがでしょうか。
春といえば筍やうど、新たまねぎなどの春野菜、果物だといちごや柑橘類、キウイなど栄養価が高く水分をたっぷり含んだ瑞々しい食材が魅力的です。
今回は春のこの時期に旬を迎える果物を使ったモクテル(ノンアルコールカクテル)のレシピをご紹介します。
使うものはブレンダーorミキサーだけです。
パッと取り出せて洗えるハンドミキサーがおすすめです。
冬春みかんのバルサミコモクテル
材料(一杯分)
・はるか 1個
・清美オレンジ 1/2個
・バルサミコビネガー 2滴
はるかと清見オレンジをそれぞれ搾り、バルサミコビネガーを2滴だけ垂らしてブレンダーで混ぜます。
はるかは愛媛県、長崎県が主産地で日向夏の仲間の柑橘類です。酸味の少なく穏やかな優しい香りが特徴的で2月から3月にかけて出荷されます。
果汁がたっぷりでジューシーな清美オレンジは同じく春先に店頭に並ぶ柑橘フルーツです。
香りを引き立たせるため、バルサミコビネガーを少しだけ加えました。やさしい甘さと芳香ただようノンアルコールカクテルです。
バルサミコビネガーはカクテルの材料でも使われることもあり、バルサミコをイメージして作られたリキュールもあります。ほんの少しだけお酒を入れたいという方はこちらを使用するのもおすすめです。
春薫るいちごと山椒のモクテル
材料(一杯分)
・いちご 3粒
・レモン 1/6個
・ハチミツ 大1
・卵白 卵1個
・山椒 ひとつまみ
材料全てを合わせ、ブレンダーでよく混ぜます。今が旬のいちごにピリリと薫る山椒を合わせました。
山椒は部位によって旬の時期が異なり、4~5月の旬は花山椒だそうです。生の花山椒を扱いたい...とも思ったのですが近隣のスーパーでは手に入らなかったので山椒パウダーを使用しました。
ふわふわな口当たりにぴりりと春が薫ります。
酵素たっぷり伊予柑とパイナップルのモクテル
材料(一杯分)
・伊予柑 1/2個
・パイナップル 20g
・レモン 1/8個
・シナモン ひとつまみ
伊予柑とレモンを搾り、パイナップル、シナモンと一緒にブレンダーで混ぜます。
オレンジより酸味が少ない伊予柑はパイナップルと合わせるとふんわりやさしい味になります。
パイナップルは少量パックで売られているもので十分です。酵素がたっぷり取れるので免疫力アップしたい時にぴったりのノンアルコールカクテルです。
さくらの花見酒モクテル
材料(一杯分)
・パイナップル 20g
・甘酒 50g
・桜の塩漬け 1輪(飾り用に2輪)
・アガベシロップ 5g
桜の塩漬けを塩抜きします。私は塩を水でざっと流し、お湯をかけて5分ほど置いて塩抜きしました。
パイナップルと甘酒、塩抜きした桜の塩漬け、アガベシロップをブレンダーで混ぜます。じっくりと茶こしで濾して、氷を入れたグラスに注ぎ、塩抜きした桜の塩漬けを飾ります。
ふんわり桜が香る春のノンアルコールカクテルです。
越冬みかんのジンジャーモクテル
材料(一杯分)
・清美オレンジ 1/2個
・パイナップル 20g
・ジンジャーエール
清美オレンジを搾り、パイナップルと合わせブレンダーで混ぜます。氷を入れたグラスに注ぎ、そっとジンジャーエールを入れ、軽く混ぜ合わせます。
清美オレンジはハウス栽培・露地栽培があり、出荷される時期は2〜5月までと長く楽しめます。冬の寒い時期に樹の上で一個ずつ袋をかぶせ、越冬させてから収穫するのだそうです。寒い冬を越えて収穫された清美オレンジは果汁がたっぷりでとろりとした甘さが特徴です。
しゅわしゅわと甘酸っぱさを味わうノンアルコールカクテルです。
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ずいぶん前に読んだ本に「日本には美しい四季がある。どんなに忙しくとも、季節に寄り添い、季節と共に生きていけば美しくいられる。」といった節を見かけたことがあります。(なんの本だったかは思い出せない)
落ち着かない日々の中でも、揺るぎなく移ろいゆく季節を感じながら過ごしていけたらな、と思います。
ご紹介したモクテルはどれも10分もかからずに作れるレシピです。ぜひ春を飲み物から感じてください。
▽こちらのnoteで使用した道具を詳しく説明しています
▽twitterでオリジナルモクテルを平日発信しています
https://www.instagram.com/emmy_apronsoff/?hl=ja
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