広島平和記念資料館、外国人も共感…「核兵器、絶対に使ってはならない」(読売新聞より)

『これまで原爆被害は「遠い国の出来事だ」と思っていたが、遺品を見て「核兵器を使えばどうなるのか、警告を発している」と実感したという』

https://www.yomiuri.co.jp/local/kansai/news/20230805-OYO1T50010/

非武装民間人が住む都市2つに落とされ、罪のない民間人が虐殺され、犠牲になった。しかも普通の爆弾と違い、放射能を大量に浴びた事による死亡や重度の健康被害という二重被害もあり、その犠牲や代償は戦後でも終わる事はなかった。中には胎児のまま被爆し、後に白血病などで亡くなった方や、被爆した事により重い障がいを持って生まれ、今ご存命の方もいる。

残念ながら外国人のほとんどはこうした事実を知らないし、知ろうとしない。知る機会がそもそもない。

だからこそ外国人の多くは核兵器に対しては「きのこ雲」に象徴されるような、漠然としたイメージや漠然とした恐怖心があるだけで、本当の恐ろしさについて知らない。または大概の米国人のように「戦争を早く終わらせた」とか「仕方がなかった」というような短絡的かつ恐ろしい史観を持ってしまう。(こうした史観は主に米国政府と米国の学校の歴史教育に原因がある。)

核兵器を使うとどうなるのか。核兵器を非武装民間人に使うとどうなるのか。
核兵器に含まれている大量の放射能を浴びると人間の身体はどうなるのか。
放射能が大量に含まれている爆弾を戦争に使うと、その国の人々は戦後何年・何十年も苦しみが続き、次世代にも重い代償を負わせてしまうという事。
これらを具体的に知らないと歴史が繰り返される可能性がある。

人類が作った最も非人道的な兵器の一つである核兵器。

この悲劇を繰り返さないためにも、日本は広島と長崎で起きた事を伝えなければいけないし、世界も知らなければいけないと思います。

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