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冬のコーヒーは寒さとの戦い

ぱっとまぶたが開き「ああ、朝が来たのか」と自覚する。
凍える寒さの中なんとかスマホをたぐり寄せ、時刻を確認すると同時にスマホゲームの「ポケスリ」で閉じてしまいそうな瞼をなんとか覚醒させる。
これがわたしの寝起きルーティーン、朝の下ごしらえだ。

そのあとは布団の中でぐーたらと小一時間ほど過ごす。
自分好みの記事でカスタマイズされたGoogleニュースをちらり、知人や友人の近況を確認するTwitterやLINE。
そうこうしてるうちに、時間はあっという間に過ぎていく。

おっと、エアコンの「暖房」を入れるのも忘れずに。


そしてようやく重い腰を上げ、覆いかぶさっていた布団から這い出る。
ストレッチも軽くしたいお歳頃。
暖まってきた部屋を軒に、冷たい空気のなか洗面所へ向かう。
この季節の洗顔はつらいものだ。とはいえ、汚れた顔面を放っとけない。
実際、朝起きて洗顔をしない翌日にはニキビができている。
おのれ、貴様…出来物の分際で…顔面の目立つところによくもぬけぬけと…

ところかわってキッチンへ。
寒い。を超えて冷たい。スーッとひんやりした空気がぞっとする。冷蔵庫の中で暮らしているようだ。ペンギンなら大喜びではしゃぎだすかもしれない。冷凍庫もおすすめだよペンギンくん。

さて、コーヒー飲むか。
まずはお湯を沸かす。
そしてマグカップを洗わなくては。蛇口をひねり、水道管から水が流れ出てくる音がする。じゃぱーー。できるだけ直接水に触れないように細心の注意を払いながら、泡立ったスポンジと共に奮闘する。
ひやひやの冷水に身を縮めながら、かじかむ手を横目にしながら、次に待っているのはコーヒーを淹れる作業であった。洗い立てのマグカップを軽くタオルで拭くと、そのうえに収納場所から取り出したドリッパーを乗せる。そして紙製のちゃいろいフィルターをふぁさっと設置。粉にされたコーヒーを適量入れる。沸騰してしばらく経ち、落ち着いているであろう熱湯をとぽとぽ。

最近のお気に入り「ライオンコーヒー」

できあがった黒くてほかほかのコクのある飲み物。
その日によって香りや風味がちがうので、コーヒーというものは奥深いものだなと深々に思う常日頃。

寒さに凍えど、朝のコーヒーは欠かせないのであった。

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