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〜白川郷〜【世界遺産を色んな角度で見てみよう④】

こんにちは!永高の中学受験部屋です。早くも第4回ですね!

世界遺産記事のマガジン連載はこちらからご覧ください。

今日ご紹介する日本の世界遺産は「白川郷・五箇山の合掌造り集落」です。
1995年に文化遺産として登録されています。

場所

白川郷・五箇山の合掌造り集落は岐阜県白川村(白川郷)と富山県南砺市(五箇山)にあります!約90棟の家屋が世界遺産として登録されています。

なんで登録されたの?

白川郷2

白川郷で有名なのは「合掌造り」です。
「合掌」は文字通り「掌(手のひら)を合わせる」という意味です。

「合掌造り」とは、木材を梁(はり)の上に手の平を合わせたように山形に組み合わせて建築された、勾配の急な茅葺きの屋根を特徴とする住居で、又首構造の切妻屋根とした茅葺家屋です。

難しい言葉ばかりですみません🙏←これ合掌です!!

豪雪地帯で屋根が平たいと屋根の上に雪が溜まってしまい大変なので急勾配な屋根になって行ったのですね!

白川郷で知っておきたい地理知識

庄川地域に位置するこの地は日本でも有数な豪雪地帯です。
そのため農耕にはとても不向き😭

そこで養蚕や紙漉きなどの地場産業が盛んになりました。

地場産業...一定地域に集中して産地形成を成し、分業化され地域の素材・資源を利用して特産品を製造する産業のこと

この地では伝統的に10人以上で暮らす大家族制が守られているため合掌造りの家屋は3〜5階建てと広いものが一般的です!

また急勾配な茅葺(かやぶき)の屋根は豪雪地域特有の雪を落とすだけでなく、降水量の多い地域でもあるため水はけを良くする効果があると言われています。

そんな茅葺屋根は40年程度で葺き替えるがその作業は昔から「結」という互助組織によって行われています。

詳しくはこちらをご覧ください。

課題

現在の課題として観光客増加に伴う地域住民の日常生活への影響や景観悪化などが保全の課題となっています。

終わりに

いかがだったでしょうか?

この記事で「合掌造り」の意味や理由、「地場産業」とは何かが伝わっていれば嬉しいです。


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