#5 Hemp製品を個人輸入しようとした人の顛末 税関で足止め→マトリとのやり取りの末どうなったのか (3・最終話)

こんにちは。金属メーカーで広報関係の仕事をしている 失敗から学ぶ人 です。アラフォーです。noteでは、日々の出来事で思うこと(仕事、子育て、他生活全般)やソーシャルな活動を通して考えていることを書いていきます。

さて、前回は、CBDを使ってみた感想とその後個人輸入を思いつきアメリカの友人に買い物してもらい国際郵便で送ってもらったところまででした。今回は、届くはずの荷物が届かず、代わりに関税からの一通の手紙が届いたところから始まります。

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国内郵便同様に、国際郵便も郵便局のWEBサイトで配達状況がわかります。
10月上旬には、いつ届くかと、このサイトで荷物の配送状況をこまめに確認していました。すると、10/8こんな文字が。

"税関から名宛人に照会中"

どうやら、税関で止まってしまったようです。同時に、なんか、嫌な予感がしてきました。すかさず、問い合わせ先に電話します。

電話口の職員は男性でした。
荷物番号を伝えると、化粧品と食品の一部が引っかかっている。荷物の内容と価格について確認したいと言われました。大麻製品を輸入するときは、違法性がないことを証明できる書類などを用意しないと輸入できない。ケシの実製品は「近畿厚生局麻薬取締部」に、CBD製品は「関東厚生局麻薬取締部」(通称マトリ)に電話をして詳しく手続きの方法を聞いてもらいたい。最後に、自宅に税関からハガキが送られてくるので、それを見てほしい。

と言われ、マトリさんの電話番号を教えてもらい電話を切りました。

えー、超めんどくさい...
輸入できないばかりか、課税もされるのでは...?
まさか、マトリに目をつけられ、家宅捜索とかされちゃったりするの?(いやいや、さすがにそれはないか)

どんどん、悪い方悪い方に考えてしまいます...

そして次の日、税関からハガキが届きました。
表面

裏面


こんな感じ。

切り取り線で切り取った部分は返信用ハガキになっていて、上部に、確認が必要な理由が書かれていました。
(ハガキは後日こちらで用意した書類と一緒に税関に送りました。)

とりあえず、マトリに電話しました。女性の方が出て大麻・CBD製品の輸入についてあれこれ教えてくれました。怖いイメージがあったのですが、普通に優しかったです。むしろ、輸入に許可がいることを知らないで買ってしまったことを慰めてくれました。最後に、手続きが混んでいて申請してから2〜3ヶ月程度かかりそうなのと、成分検査が必要な食品は開けられてしまうと言われました。

税関やマトリとやり取りした結果、今回の輸入に関して、私がとれる選択肢は2つということが判明。

1 許可がいるものは、すべて放棄する。
2 内容が違法性がないことを証明し通関する。そのために、成分表をメーカーから取り寄せ、食品は検査機関に出す。

結果、悩みましたが、1を選択し、引っかかっている製品はすべて放棄することにしました。理由は、アメリカのとあるCBDメーカーに成分表の提出を依頼したところ、個人相手に成分表を発行してくれず、出鼻をくじかれたこと(5社くらいにメールを送って返事が会ったのはその1社だけだったし。)それと、マトリに今めっちゃCBD輸入が増えてて、審査に2〜3ヶ月かかると言われたからです。

というわけで、税関に電話し、放棄する旨を伝えました。その後は、税関から放棄用の書類が送られてきたので、それに記載して領収書と切り取ったハガキと共に税関に提出し手続き完了。

後日めでたく税関を通過した荷物は届きました。(税関のチョンボで約一ヶ月配達までかかりましたが…)長かった。
ちなみに、免税でございました。ホッ。

ということで、CBD製品は個人輸入は至難の技だということが身をもってわかりました。荷物の一部を放棄したことで、私にとっては安くない勉強料を払いましたが、経験としてこうやって記事にもなったし良かったことにしようと思います。

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