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イヤリングと香水の収集癖はやめられないから


瑛子さんってどんな人?
と聞かれると、なんだか迷う。


女性的か男性的かというと、
男性的なんだと思う。
お酒のつまみがこよなく好きだし、
可愛い女の子トークも
妙に男性と気が合う。
その証拠なのか、
おじさまたちと波長がとても合う。


昭和か平成か令和かというと、
昭和だと思う。

生まれは平成だけど、
歌謡曲が好きだし、
なんだか顔付きも昭和っぽいと言われる。

あと百貨店信者。
お世話になった人へのプレゼントは
必ず百貨店で買ってしまう。
伊勢丹の紙袋に安心感を覚える。
古き良きものや伝統に弱い。
デジタルにも強いとは言えない。


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貴方を一言で表すと?
と聞かれると、もっと迷う。

自分的には
なにもかもが中途半端に感じるからだ。
私を代表する一言がない。


東京都民だけど、区民ではない。
お酒が好きだけど、資格を持っているわけじゃない。
写真が好きだけど、一眼レフは持ってない。
社交的と言われるけど、実は人見知りだ。


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「 上には上がいるんだ 」


そんなことを初めて感じたのは
たぶん6歳の小学校受験のときだ。

小学生の人格形成時期も
学力でクラス分けがあたりまえだった。
水泳もクラスでは1.2を争う早さまでは行ったけど、
ジュニア大会では全然敵わなかった。


きっとこの時から、
必死に努力することへの恐怖と気怠さ、
そして、
程よい力加減でも
心地よく生きていけることを知った。


自分が満足する最低限の結果を
クリアする癖が出来たように思う。


そんなふうに生き続けていたら、
血汗を流すほどの努力ができなくなった。
程々で事足りることばっかりだったし、
足りなくても死にはしないなーんて思った。

そんな生き方が招いたのは
自分に対しての自信のなさ。


他人との比較に怯えていると思っていたけれど
結局自分に負けているのだ。
自分に自信があれば、外の声なんて怖くないはず。


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大学四年生の卒業式の日。


ゼミの教授に挨拶に行ったら、
「君は器用だから、
努力しないで生きてこれたかもしれない。
けれど、
いま努力しないとその癖は抜けないよ」
と言われた。


言われた瞬間、涙が溢れた。

その通りだと思った。


このまま私は逃げ続け、
自分に負け続けるのは、
怖くて、
なにより勿体ないと思った。

いまは見えない山頂を、
見に行く努力をしなくては。


私はあの日から少しは変われているんだろうか。


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言葉の企画は凄い楽しい。
企画を考えることも楽しい、
仲間と意見交換するのも楽しい。


無意識が意識化されて、
気付くことが増えていくのも楽しい。


けれどこの楽しさは
テーマがある、
かつ、
フィードバックをしてくれる
そんな恵まれた環境ゆえと気付いている。


プロで第一線を走るコピーライターさんに
こんな手厚く声をかけていただける環境、
恵まれているとしかいいようがない。

100人以上の仲間が
この年齢になって出来ることも
恵まれているとしかいいようがない。


そんな恵まれた環境を
私はどうやって還元していくのだろう。


学んだこと全てを
自分の力にしていくことが
1番の孝行なのだ、きっと。


ではどうしたら自分の力を最大化できる?


今まで通り
しっかりと真摯に課題と向き合うこと、
そして
期限が設けられていなくても
自ら問いと期限を設定する自主性を持つことだ、きっと。

 

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場数を増やす。
アウトプットの量を増やす。
それは私にとって1番の苦手分野。


コツコツ取り組むことの苦手意識を
今からでも遅くないと信じて変えていかないと。
私はいつまで経っても、
簡潔な自己紹介が出来ないんじゃないか。


無意識に集めてしまう
香水とイヤリングのように、
自分の考えをまとめること、
発信することが、
日常になるように。

そしてやめられない癖の一つに、
自然と加わるようにしていきたいな。


それがきっと自分の自信になって、
それが私らしさに繋がる糸口と感じるから。

今日はじとっとした暑さに馴染む香水を纏おう。

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