Eiko KB

カナダトロント在住 映画プロデューサー(http://aliceshin.com/)ポ…

Eiko KB

カナダトロント在住 映画プロデューサー(http://aliceshin.com/)ポストプロダクション翻訳者 日本語コーディネーター&リエゾン なぜか日本の現役大学生 夫一人 息子二人 犬一匹  好きなもの:映画祭 夢日記 神宮館開運暦 嫌いなもの:バイオ記述

マガジン

  • カナダの文化を紹介する

    • 17本

最近の記事

ポッドキャスト 2023

まだまだ続くポッドキャスト 2022年4月、勉強の合間にいたずら書きしたシュールなイラストから、面白いかもね!と手芸仲間であり、私の良き友であるきょうこりんとなんとなーく始めたポッドキャスト、 『きょうこりんと姉御のそんなんいえやん』。 シュールすぎるイラストをプロの手で素敵なロゴにしてもらい、二人の興味のおもむくままにテーマを決め配信を始めました。世の中のポッドキャストが約1年位で終わりを迎えるらしい(?)なか、それでもなんとなーく2年続いています。ふたりの心のよりど

    • トーハクとネズ Vol. 2

      2023 も年末です。今年は勉強に追われて心に余裕がなかったなあ、と反省しながら暮を迎えます。季節はすっかり冬ですが、初夏の東京、大学の用事の合間に少しだけ博物館と美術館めぐりをしました。ちょっと楽しい履修科目、日本美術史入門、最終課題「展覧会レポート」のために今まで訪れたことのない東京国立博物館と根津美術館を訪れました。東京国立博物館体験、トーハク記事「トーハクとネズ Vol.1」はこちらから。 表参道の突き当り、ハイファッションロードのゴール 根津美術館は、実業家であ

      • トーハクとネズ Vol. 1

        大学の用事で東京に行ってきました。春学期真っ最中に、オンラインで講義を受けながら、カナダから東京への弾丸帰国ではありましたが、色々楽しいこともありました。東京で働く従姉妹の娘たちに会ったり、日本へ帰ってしまったプロダクション・デザイナーに会ったり、短いながらも会いたい人とはちょっといい時間を過ごしました。 そして、何よりこの旅での初体験は、東京国立博物館と根津美術館を訪れたこと。短大生の頃、何年も東京に住んでいながら、なぜ一度も訪れたことがなかったのか不思議でならないけれど

        • Home and Native Lands, in Toronto

          2022年もあっという間に終わり、2023年になりました。今年は世界情勢が落ち着き、環境問題にさらに一歩踏み出せる年になるといいですね。みなさんにとって良い年になりますように。進行中のドキュメンタリー映画、Home and Native Lands は2022年6月、トロント市内での撮影を行いました。この撮影によって、素材は全て揃い、現在プロダクションは最終段階に入っていますが、トロントでの撮影風景を少し紹介します。 日本生まれのStuart Cooper Robinson

        ポッドキャスト 2023

        マガジン

        • カナダの文化を紹介する
          17本

        記事

          ポッドキャストを始めた2022年

          2022年も終わろうとしています。この間「今年最後の」と記事を書いたような気がしますが、時間が経つのは早い。これは歳のせい? そんな私が『カナダの文化を紹介する』NOTEマガジンに誘ってくれたきょうこりんこと新田享子さん(以下、きょうこりん)と2022年4月に始めたポッドキャスト 『きょうこりんと姉御のそんなんいえやん』 おそらく聴いているのは家族と友人くらいだけど、これがなんと二人の隔週の楽しみとなりました。 シュールな絵から始まったポッドキャスト 私はうちの長男(

          ポッドキャストを始めた2022年

          Summer in Italy 2022 Vol. 3

          Firenze「フィレンツェ」なんといういい響き。 この言葉を聞くだけで、心は芸術が花開くイタリンアン・ルネッサンスに誘われます。英語ではフローレンス(Florence)。私はカナダトロント市で以前この名がついた通りに住んでいましたが、フィレンツェのほうが断然いい響きです。季節はすっかり冬、そして年末ですが、イタリアの旅最終章です。 Firenze とイタリアン・ルネッサンス メディチ家の栄華と共に花開いたイタリアン・ルネッサンス、フィレンツェの街を歩くとそこかしこに残る

          Summer in Italy 2022 Vol. 3

          Summer in Italy 2022 Vol. 2

          前回のローマ、バチカン美術館を巡る旅からイタリア紀行はトスカーナ地方に続きます。英語ではトスカニー(Tuscany) 、トスカーナ州、イタリア・ルネッサンスの中心地となったフィレンツェは州都、イタリアの中部に位置し、ピサやシエナなどの美しい古都を擁しています。ローマからフィレンツェへの車の旅は、オリーブ畑やぶどう畑の丘陵地帯、美しいトスカーナ地方が満喫できる旅です。 Orvieto Umbria  城塞の街 オルヴィエート トスカーナへの旅の途中に、アンブリア州にあるオル

          Summer in Italy 2022 Vol. 2

          TIFF 2022 Back in the Game!

          去年の映画祭投稿から、はや一年。時間が経つのは早いなあ、とやたら感慨深い9月のはじまり。トロント国際映画祭開催まで、カウントダウン真っ最中です。2020年のコロナパンデミックで、オンライン上映やら、空席だらけの指定席上映やら、映画祭なのに静まりかえったダウンタウンキングストリートやら、なんだか異世界体験のこの2年間でした。しかし、今年はインダストリーも一般上映も、ほぼパンデミック前に復活です。TIFFの人たち、いきなりこのキャパについていけるのか?とちょっと心配ですが、トロン

          TIFF 2022 Back in the Game!

          Summer in Italy 2022 Vol. 1

          イタリアに行ってきました。猛暑に襲われたヨーロッパ、イタリアも例年になく猛暑。それでもパンデミックから開放され、さあ、旅行を楽しもう!と私と同じことを考えた観光客で溢れかえるイタリアでした。しかし、パンデミック前の観光収入に追いつくのはまだまだなのかもね。 Roma + Vatican Museum バチカン美術館とローマ 私が初めてイタリアを訪れたのは1997年、従姉妹の結婚式でした。北イタリアのベルガモという街にお嫁に行った彼女は、今年で結婚25周年。その時は結婚式の

          Summer in Italy 2022 Vol. 1

          Fogo Island, New Foundland Part 2

          カナダの東端、ニューファンドランド島のさらに東の端っこにある、Fogo Island 、フォーゴ島。ニューファンドランド島からのフェリーを降りて、大自然の道を島の北に向けてすすむと、突然あわられる宇宙船のようなホテル、Fogo Island Innとフォーゴ島のさらなる魅力をご紹介します。 社会企業家、ジタ・コブ氏によって手がけられたFogo Island Inn、フォーゴ・アイランド・インはホテル料金にアルコール飲料以外のすべての食事やサービスを含んでいます。北アメリカで

          Fogo Island, New Foundland Part 2

          Fogo Island Inn, New Foundland Part 1

          Fogo Island に来ています。カナダの東端、ニューファンドランド島のさらに東の端、Fogo Island、日本語ではフォーゴ島。ここにあるFogo Island Innで2022年5月、次男が仕事をはじめました。大学生の彼にとって、夏休みを利用したアルバイトだけれど、世界的に有名なこのホテルで夏中仕事ができるのは素晴らしい体験です。 カナダの北東の端っこに位置するニューファンドランド・ラブラドール州は、カナダ人でもちょっとな〜と訪れることは少ない地域です。もとは先住

          Fogo Island Inn, New Foundland Part 1

          Turning Red in TO with Domee Shi

          ウクライナ情勢が世界に暗い影を落とすこの3月、トロントでは少しだけ明るい話題がありました。トロント出身のドミー・シー監督が手がけるディズニー&ピクサーのアニメーション長編映画『Turning Red』(邦題:『私ときどきレッサーパンダ』)のカナディアン・プレミアが一般公開前にトロントで先行上映としてダウンタウンのTIFF Bell Lightboxで行われました。 中国生まれ、トロント育ちのドミー・シー監督。トロント市にあるシェリダン・カレッジのアニメーション・プログラムを

          Turning Red in TO with Domee Shi

          Tu n'as rien vu à Hiroshima

          2022年、大学の最終課題に翻弄されて1月も過ぎ去り、2月になったと思いきや、今度は世界情勢に翻弄されて1ヶ月があっという間に過ぎていきました。そしてもう3月。しばらく夜中の課題悪夢にうなされることもないけれど、この心の中の落ち着かない感じはなんでしょう。毎日BBC World、CNN、CBCとポッドキャストを全て聴きながら、休みの間に片付けたい仕事に取りかかるも、集中力が試されています。「平和」とは、もろくて儚いものなんだと世界中の全ての人が実感していることでしょう。 タ

          Tu n'as rien vu à Hiroshima

          Archiving, Home and Native Lands

          コロナに翻弄されながら2021年も終わろうとしています。2022年はもう少し明るい年になることを願いながら、クリスマス休暇中のカリフォルニアで今年最後のNOTEです。ここに来てから、大学の課題と10月のインタビュー撮影の編集作業に取り組んでいます。編集は監督のお手伝い、アーカイブのリサーチと整理作業にほんの少しの応援作業を。まさに猫の手も借りたいような編集とアーカイブ整理、弱小プロダクションは学ぶことが多いのも、インディペンダントの醍醐味といえば醍醐味ですね。 私とママ友A

          Archiving, Home and Native Lands

          Home and Native Lands

          オタワに行ってきました。今回はガチに仕事です。2019年1月からプロジェクトを進めているドキュメンタリー映画の撮影がやっと始まりました。パンデミックに邪魔されて、道のりは長かった。しかし、ドキュメンタリー映画制作とはこんなものかもしれません。監督と私はドキュメンタリー制作は初体験なので、ここまでいろいろと試行錯誤の3年でした。それだけで、本が一冊書けそうです。 Home and Native Land(s)これがプロジェクト名ですが、カナダ国歌に詳しい方なら、「ああ!」と思

          Home and Native Lands

          MARU: Immigration Stories #2

          8月に紹介したMARU: Immigration Stories、トロント日系文化会館ヘリテージチームによって制作されたグーグル・アート・アンド・カルチャー上でのバーチャルエキジビションは、実は日系文化会館での展覧をもとにして制作されています。ワクチン接種率が高まり、トロント市内の公共施設での規制が緩和されたことによって、今月から会館での予約制展覧ツアーが始まりました。今回は、その展覧内容とツアーに参加した感想を書きます。 トロント日系文化会館は現在一般には閉館されたままな

          MARU: Immigration Stories #2