海外子育て 友達に怪我をさせてしまったら……
日本にいても海外にいても、子供が友達に怪我をさせてしまったら対応に悩みますよね。
先日、カナダのKindergartenに通う5歳の息子が、木の枝で友達の顔を傷つけてしまいました……。その時の経緯と感じたことを備忘として残しておきます。
【経緯】
朝スクールバスを待っている時の話です。息子は木の枝で友達と遊んでいた(戦いごっこ)のですが、その枝が友達の顔にあたってしまったのです。それも、枝があたったのが目の上……。目の上に、小さいですが赤く傷がついてしまいました。
その場で、私と息子から、友達と友達のお母さんに謝りました。最初はびっくりしていた友達のお母さんも、子供が泣き止んでからは「大丈夫。気にしないで」と言ってくれました。
でも、申し訳ない気持ちと、傷跡が残らないか心配で仕方がありません。何より場所が場所なので、万が一目に入っていたらと思うと……。息子には、どうしてこうなったかを考えさせて、注意しました。
こんな時、日本だったら菓子折りをもって謝りにいくところです。
しかし、文化の違う海外ではどのように対応すればよいのか悩んでしまいました。
カナダに長く住んでいる日本人の友人に相談したら
・こちらの人は子供同士のトラブルに、日本人ほど親が干渉しない(あまり気にしない)
・親が問題ないと言っているのであれば、特に何もする必要はない
・そもそも菓子折り文化もないので何も渡す必要はない(気になるなら相手の負担にならない程度のものを渡せば良い)
と言われました。
翌日、謝罪とともにお菓子を渡しました。先方から「気にしなくて大丈夫。子供達も枝で遊ぶのが危ないって勉強できたし」と言われ、ほっとしました。
毎日顔を合わせる関係なので、険悪な雰囲気になってしまったらどうしようかと思っていたので、不安が少しなくなりました。(日本だとこういう事がきっかけで人間関係が悪くなることも多いと聞くので)
【子供が喧嘩やトラブルを起こした時の対応】
今回、子供が喧嘩した時の対応などについて、カナダに住む何人かの人に聞いたところ
・子供の喧嘩やトラブルには親があまり干渉しない
・年齢が低くても、基本的には子供同士で解決する
という意見が多かったです。
確かに公園で遊んでいる時、子供同士が喧嘩をしたり物の取り合いをしても、何も言わない親が多いです。(はじめは驚きました)
とはいえ多民族国家なので、公園にも様々なルーツを持つ人がいるので、カナダではこうとは一概には言えませんが。
アジア系の人は、比較的子供同士のトラブルに親が関わってくる印象があります。日本人のように、子供が喧嘩をしていたら止めたり、何かあったら親が謝ってきたり。
【感じたこと】
子供の喧嘩やトラブルがあった時の対応には、一つの正解があるわけではありません。
当初は「カナダではこういう時どうするのだろう?」と考えてしまいましたが、カナダだからとか〇〇人だからとかは関係なく、その時の状況や相手に応じて対応をしていくべきだと感じました。(日本での「周りと合わせる癖」が抜けていないと痛感しました)
また、どんな状況でも誠意をもって対応すれば、国籍などに関わらず気持ちは伝わるものです。
とはいえ、異国での子育て、何かあるたびにヒヤヒヤしたり、ドキドキしたりします。
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