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学級便り、あるいはゼミ記録

私のゼミでは活動記録をまとめた冊子を定期的に作っています。社内報というよりは小学校の「学級便り」に近いかな。

以前に4年生の紹介記事を私が書いたことがあったのですが、思いがけない副産物がありました。

4年生は絶賛就職活動中なのですが、そのうちの1人はすごくて、行くところ行くところ全部内定を取ってくるんですよ。もちろん本人が自分をきちんと分析して、こんな仕事がしたいというビジョンが明確にあること、さらに様々な企業を調査して自分に合いそうな社風のところに絞っているというのが主な勝因だと思います。

ただ、本人に聞くと「どの会社の面接でも、『あなたはどんな人だと周りの人に言われますか』と聞かれる」のだそうです。そのときに、「学校の先生から私はこう言われています」と、私が書いた内容をそのまま引用しているのだとか。それがとても好印象だったんですよ、と言われてなんだかビックリしてしまったのでした。

せっせと作ってはいるものの最近の学生はあんまり活字を読まないし、関心もなさそうなので、時間をかけて作る意味はあるのかしらと最近少しネガティブな方向に引っ張られていたのです。でも思いがけないところで、思いがけない効果があるものなんだなと驚きつつ嬉しくなりつつ面映ゆさを感じたのでした。

さて次の号をまた作らなくては…。