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089_菓心まとはらのよもぎだんご【鹿児島】
見た瞬間、ナニッこれ!!てなった。
それくらい緑だった。
みどりみどりしていた。
場所は、道の駅錦江にしきの里(肝属郡錦江町)。
見た目裏切らず、すっごい濃厚なよもぎ味。
そして、甘い。
もちっとしてる。
そして、やっぱりよもぎっ!!
これも鹿児島の郷土菓子かな。
よもぎの饅頭とか団子ってどこにでもあるけど、この形態は初めて見た。
鹿児島のお菓子は特に甘いところが多い気がする。
だいたい九州が甘い。
醤油も甘いし、煮付けも甘いし、卵焼きも甘い。
長崎街道が砂糖の通り道だったこともあり、砂糖が入手しやすかった。
とは言え、贅沢品。
砂糖をたっぷり使うことがおもてなし度を表すようなものだったという。
「長崎は遠い」という言葉は、「甘くない」を意味していたと言う。
その九州の中で、長崎から遠い鹿児島が甘いのは、黒糖文化が栄えていただろうか。
薩摩藩が島で作らせていた黒糖。
それとも芋焼酎か。
芋焼酎のあてには甘めの味付けのものがよく合う。
県外の人にはあまり評判がよくなさそうだけど、刺身にはこの甘い醤油がいい。
話がずれたけど、脂のたっぷりのったコリコリの魚には、誰が何と言おうと甘い醤油がいいのだ。
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