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九州のおかしな歩き方

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九州の郷土菓子、ご当地スイーツ・パン、銘菓本店を巡る旅
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#名物

045_すずきの伊集院まんじゅう【鹿児島・日置市】

日置市伊集院の名物菓子。 伊集院町には伊集院まんじゅうを売るお菓子屋さんが数軒。 柔らかい米粉の生地に白餡。 1913年(大正2年)、旧国鉄開通に伴い販売。 島津家の家紋、「丸に十の字」が鹿児島らしい。 すずき菓子舗 鹿児島県日置市伊集院町下谷口1906 伊集院まんじゅう  2個100円 (2018/1/22)

053_小袖餅本舗の小袖餅【熊本】

宇土名物、一口サイズの餡入り餅が10個。 由来は、 永正14年(1517年)、宇土城主がお忍びで見回り中、茶店で餅を食べる。お金を持ち歩いてなかったので、紋入りの小袖を切って渡し、後でこれをもって城に来いという。そこで、茶店の娘は初めて客が城主であることを知る。自分の無礼の罰が母に及ぶのを恐れた娘は、夜に1人城に忍び込み、私を成敗し、母を助けてくれと頼む。城主は心打たれ、小袖と大金を渡す。 そして、娘の孝行心と餅の美味しさをたたえ、小袖餅と名付けた。 道の駅うき(宇城市

054_城南堂のうと餅【熊本】

こちらも宇土の名物。 ほぼ小袖餅と同じ。 名前と由来の違う同じお菓子が同じ地域で名物として名を馳しているのがおもしろい。 何が違うのか比べてしまいたくなって、どっちも買っちゃう人多くて、相乗効果でているのではないかしら。 こちらの由来は、 天正16年(1588年)、宇土城を築く。天守閣の宇土櫓、なのかな。 うと餅本舗城南堂 宇土駅前本店 熊本県宇土市三拾町144-14 うと餅 324円 お店がコンビニになっていて一瞬戸惑う。

066_上村屋の山鹿ようかん【熊本】

山鹿の名物、明治初期から親しまれてきた山鹿ようかん。 もち粉を蒸して作った生地で餡をまく。 このシンプルなお菓子、各地に違う名前であるのが楽しい。 朝7:30に行ったので出来たて。 餅はやわらかぁ〜く、のびぃ〜る。 餡は塩気強め。 老舗 上村屋 熊本県山鹿市大字中222-6 お店の写真を撮り忘れたのが口惜しい。 (2018/6/12) いつか山鹿の灯籠祭り、見てみたいものです。

067_高岡名物 長饅頭【宮崎】

うるち米粉の生地で餡を巻いた饅頭。 宮崎市高岡町の名物。 人気が高く午前中に売り切れてしまうことも珍しくない。 賞味期限当日、てのは珍しくないけど、ぜひとも買ったらすぐに食べて欲しい。 なんじゃこらぁ〜となるくらい生地が柔らかい。 ふにゃぁ〜っと。 この柔らかさ、是非とも食べて欲しいなぁ。 夕方には餅が固くなって、包んである竹皮の香りがうつるので、別物になってしまう(それはそれで好きだけど)。 翌朝にはもうイマイチ。 長饅頭 宮崎県宮崎市高岡町高浜2674−1

068_玖珠名物 平川ようかん【大分】

平川ようかんは、玖珠町の名物。 米粉の生地でこし餡をくるんだ平べったいお菓子。 ちょっと食感が変わってる、と思ったら、里芋が入ってる。 うるち米生地なので夕方には固くなる。 そこで里芋をいれて柔らかさをキープ。 赤いラインが杉ようかんを思わせる。 道の駅 慈恩の滝くす にて購入 平川ようかん 5本入り 280円 (2018/6/13)

069_坂本商店の鯨ようかん【宮崎】

宮崎市佐土原町の名物、鯨ようかん。 うるち米の粉を練ったものをあんこで挟んで蒸したもの。 巻くタイプが多いかな、挟む、しかも餅で餡でなく、餡で餅を挟む。 江戸時代、薩摩藩支藩の佐土原藩の藩主・島津忠孝が若くして亡くなる。その子、惟久は2歳。母は、息子が鯨のように強くたくましく育って欲しいと願い、鯨に似せた菓子を作らせたのが始まりという。惟久は後にりっぱな藩主になった。 これも出来たてが柔らかく美味しい。 餅と餡の柔らかさ具合が絶品。 坂本商店 宮崎県宮崎市佐土原

70_森上商店の岸川まんじゅう【佐賀】

多久市の名物、岸川まんじゅう。 多久市北多久町岸川地区で300年前から作られてきた酒まんじゅう。 添加物いっさい使わず、酒だけで発酵。 素朴な酒まんじゅう、餡なしがあれば必ずチョイス。 酸味のある甘さ、そしてすごい弾力。 餡なしもいいけど、高菜がまたいい。 生地のほのかな甘さと高菜のピリ辛がすごく合う。 おまけでびっくり饅頭(芋や餡入り)をもらった。 森上商店 佐賀県多久市北多久町大字多久原4529-1 あんなし  95円 高菜   125円 (2018/6/1)

078_生長堂のはら太【大分】

竹田のお殿さんが三笠野や荒城の月で舌鼓を打っているとき、庶民が食べていたのがこれでしょうか。 薄い小麦粉生地に粒あん。 食べるとお腹いっぱいになるからはら太。 大福を同じような理由で腹太餅と呼ぶ地域があったような。 ついついあると買ってしまう餡なし酒饅頭。 おやつというよりパン代わり。 生長堂 大分県竹田市竹田町1906-1 はら太     108円 餡なし酒饅頭  118円 (2018/7/25)

085_小松せんべいやの湯せんべい【長崎】

雲仙地獄にきてふらふら散歩していたら、1枚から湯せんべいを売っている店があった。 1枚30円。 この羽が付いた焼きたてのヤツをかじりながら歩くのが、また旅情を盛り上げてくれていい。 湯せんべいは、小浜温泉や雲仙温泉の名物土産。 温泉水入りのうすいパリパリの小麦粉せんべい。 小松せんべいや 長崎県雲仙市小浜町雲仙123 (2017/11/6) 雲仙地獄 そして、これがあの真知子岩。 映画『君の名は』で岸恵子が手を触れる。 あの真知子巻きの真知子よ。

086_耶馬渓一目八景でそばまんじゅう【大分】

紅葉で有名な耶馬渓一目八景を見に行った時のこと。 展望台に続く道にはお土産屋さんがずらり。 そばやそばまんじゅうののぼりや看板が多数。 どうやらこの辺の名物らしい、ということで、絶景を眺めながら。 紅葉のピークにはちょっと早すぎたけど、それでもこの絶景。 絶景と饅頭、甘党旅好き冥利に尽きます。

096_太宰府の梅ヶ枝餅【福岡】

菅原道真が太宰府に左遷された時好物だったお餅に、道真死後、梅を添えてお墓に供えたのが始まりだといわれている「梅ヶ枝餅」。 太宰府天満宮参道には「梅ヶ枝餅」屋さんがいっぱい。 薄い餅生地の中身は餡子。 梅の刻印入りの鉄板で焼く焼き餅。 松屋 もっちり。 かさの家 団子気味の生地、お米の香りがふわぁ。 笠の家 甘めのあんこ。 どのお店も全然違う。 自分好みの梅が枝餅探しが楽しい。 お土産でもらったことはあるけど、焼きたてを食べるのは初めて。 やっぱ美味しいね。 (20