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丁寧にコーヒーを淹れる幸せ

先日寝る前に、とある本を読んでいました。
仏教には六道輪廻という言葉がありますが、その六道の一つ〈餓鬼界(がきかい)〉の住人、通称ガッキーの日常を描いた漫画です。
https://note.com/eikan/n/n2ba06d0cedcf

『丁寧な暮らしをする餓鬼』というタイトルですので、餓鬼なのに(既に偏見?)丁寧な暮らしをしているのです。
お友達の為に家具を組み立てる、弁当を作って乾杯の用意をする、コーヒー豆を挽き、レジ袋をチマチマ折りたたみ収納したり、とても地に足のついた丁寧な暮らしです。

丁寧な暮らしは、自分の日常を自覚することから始まります。
自分の行動を無自覚に行うのではなく、良く考え意識して営むことです。

私たちは、ともすると日々の慣れや惰性で、無自覚に行動をすることが多いと思いませんか?
また、なんとなく周りの意見や場の空気に流されて、行動をしてしまうこともあります。

極端に自己主張をする必要はありませんが、自分の行動を常に自覚している、場の中でも自分はどう思うか?を意識している事は、幸せに生きる上でとても大切な事です。

コーヒーを淹れる時、まず豆を挽く事に意識を向ける。
淹れる時にはポットから注がれるお湯に意識を向ける。
そして、飲む時には味の広がりや深み、香りを全身で楽しむ。
想像するだけで、いつものコーヒーが何倍も美味しく感じられると思いませんか?
なんとなく惰性で、いつもの習慣でコーヒーを飲むことも出来ますが、自覚した行動は幸せにもつながりますし、様々な気づきを与えてくれます。

無自覚な日々は、周りの意見にも左右されやすくなります。
そしていつしか、周りの価値観や物差しで判断をしてしまう他律的な思考につながってしまいます。それは、とても楽ですが決して幸せには繋がりません。
自分の価値観、物差しを大切にする為にも『丁寧な暮らしをする餓鬼』になってみるのも悪くない、むしろ良いかも、とあれこれ考えさせてくれる本です。

そんな事を考えながら、ふむふむと読書をしていると夜も更けてきました。
さて、この辺にして寝るとしよう、と栞を挟み込もうと手に取ると、そこに印字された言葉が目に飛び込んできました。

『自分の考えたとおりに生きなければならない。
そうでないと、自分が生きたとおりに考えてしまう。』
ポール・ブールジェ(仏 小説家)

偶然ですが、栞まで丁寧な言葉で綴られていました。

続きは随時更新していきます。
ご興味のある方は、ぜひ「マインドフルネス瞑想@オンライン」にもご参加下さい。
https://note.com/eikan/n/nce50c4dc8079

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