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不安の乗り越え方

先日オンラインで開催した「くつろぎの瞑想」の際、参加者の方から下記のようなご質問を頂きました。

“質問があるのですが、不安な気持ちに執着してしまう事があります。そんな時も瞑想で時々忘れることは大事なのでしょうか。”

とても大切なご質問だと思いますし、皆様にも同じような疑問があるのではないかと思い、今回書かせて頂きました。

不安だけでなく、怒りや焦り、嫉妬など、私たちの中には様々なネガティブ感情が渦巻いています。ではそのネガティブな感情はどのように乗り越えていけばよいのか。

まず、大切な事は「無理に忘れる必要はない」という事です。
不安などのネガティブ感情も、ポジティブな感情も自分の大切な心の一部です。そこに蓋をするのではなく、気付いて認めてあげる事がなにより大切です。

ネガティブな感情は不良息子のようなものだと思います。
何か自分の伝えたい事、気付いて欲しいことがあるのですが、上手く伝えられないので非行という形を取ってしまう。
悪さばかりするからといって、親が気づかないフリをしたり、相手にしなければ、ますます表現が強くなります。また、無理やり押さえつけよう、やめさせようと強硬な手段を取っても親子関係が悪化してしまいます。
しっかりと自分の子供と向き合って、何を伝えたいのか?どこに不安や怒りがあるのか?と、まずは気づいて認めてあげる事が大切です。その声に耳を傾ける事を拒否してしまったら、不良息子の心は閉ざしたままになってしまいますよね。
良い悪いとジャッジせずに気づいて認める、いつもやっているマインドフルネス瞑想と同じです。

マインドフルネス瞑想の大切な部分をシンプルにお伝えすると、この2つになります。

Awarenesss「気づき」
Acceptance「受容」

自分に意識を向ける事で、自分の状態が“今”どのような状態なのか「気づく」
そして、その状態をありのまま「受容する」

これがマインドフルネスの基本です。

不安を乗り越えるためには、まず自分と向き合い、目を逸らさずに「不安に感じている自分に気づく」という事が大切です。そして、その「不安に感じている自分」を良い悪いなど判断せずに認めて、受け入れてあげる。
そのように受容できると、その不安がクリアに見えてきます。
不安の原因、対象が見えてきますと、取るべき行動も見えてきます。
道筋が整理されると、頭が整理されて、心が落ち着きを取り戻します。

漠然とした不安では、原因がモヤモヤしており、どのような行動を取ればよいか判然としないので、モヤモヤはより大きくなり、不安が膨れ上がってしまいます。

繰り返しになりますが、不安から目を背けるのではなく「気づいて」「認める」ことが不安を乗り越える方法です。
それは、「マインドフルネス瞑想@オンライン」にご参加頂いている方が既に実践されている瞑想と同じです。意識を呼吸に向けるか、体に向けるか“不安”に向けるかの違いです。
ぜひ日常で生かして頂ければと思います。

続きは随時更新していきます。
ご興味のある方は、ぜひ「マインドフルネス瞑想@オンライン」にもご参加下さい。https://note.com/eikan/n/nce50c4dc8079

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