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アナログとデジタルをええとこ取り

ファイルメーカーの受託開発をするようになって、お客様の業務改善のお手伝いに繋がっています。そうすると、様々な業種業態のお客様の問題点が見えてきます。この仕事は基本的にアナログをデジタルに変える仕事ですね。
理想はアナログとデジタルのええとこ取りです。

デジタルにすることで、作業の自動化が実現します。
このことはヒューマンエラーを無くし効率を上げることができます。
何よりもデジタルはデータとして残せるので、あとは方法論だけ。
つまり、デジタル化できた部分に介在する人のマンパワーは不要になります。

アナログのいいところは、イレギュラーな対応ができること。
よく書類にちょこっとメモしたり追記したり…。これはアナログならではです。人の判断でなんとでも出来てしまうことと言い換えられます。
アナログのダメなところは、個々の判断で様々なルールが存在していて、
その人にしか分からないということです。

一般的にシステムの導入となると、社内業務のあらゆるすべてをデジタル化しなければならないと思われる方が多いと思います。
もちろん、全てデジタル化できる場合はいいのですが、イレギュラー処理や対応はどの企業にも存在します。しかも年に1回とか、頻度は非常に少ない。
やはりここでお話しするのは、費用対効果です。
費用を掛けてまでこれらの処理をデジタル化するのか?
あるいは、
頻度は少ないので例えば手書きたExcelでの対応できるのか?
社内ルールの見直しで解決できるのか? 等々…。
こうお話しして検討してもらった結果、半分はアナログ処理をされますね。

スタートアップの企業であれば全てデジタル化が出来ると思います。
しかし、業歴が長い企業ほどアナログとデジタルのええとこ取りをどう取り入れるかを考えた方がいい結果を生み出す可能性が高いと言えます。

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