見出し画像

変わらないための変化。

いま、私にとってのひとつの想いは”何も変わらない”そのために、何を変えるか?というそのことだ。つまり、いろんな意味で簡単に、自分が何も変わらないためにすべきこと。

何もしなくても、絶えず変わってしまう今のこの世界で、”変わる”ということが、今はもう当たり前のことで、”変わらない”ということのほうが、なんだか特別なような気がしてきた。

本当は、何も変わらないということのほうが、実は、常に変わり続けていることと同じ意味ではないのだろうかと。絶えず変わり続けているからこそ、(別の言い方をすれば、絶えずその場所へ戻り続けているからこそ)変わらないのではないのかと。反対に、何も変わろうとしないからこそ、流されるままに、人はひたすら変わってゆくのではないのかと。

そんなふうにも思えてきた。

なんだ考えすぎてしまうと、よくわからなくなってしまう。とにかく今は、この自分を変え続けることで、変わらないでいようと思う。そうしなくても、どんどん変えさせられてしまう世の中だから。

ある日、気づいたら、自分じゃなくなってる。気づいたら、誰かを傷つけている。誰かを悲しませてる。そんなとても切ないことが、この頃、あちこちで起きているような気がする。

とにかくも、変わらないという変化。
変わらないための変化。

難しいなぁ。
どうしたらいいんだろう。

自由に吹いてるあの風にでも、
聞いてみるとするかな。

最後まで読んで下さってありがとうございます。大切なあなたの時間を使って共有できたこのひとときを、心から感謝いたします。 青木詠一