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詠みたい事を描く。

いつものようにTwitterを眺めていると「読みたい事を、書けばいい。」という本があることを知り、なんてストレイトでシンプルな題名なんだと感心しながら、自分は何を書きたいのか考えてみました。昔から書くことは好きで小学生の頃は誰よりも作文を長く早く書いていたことをふと思い出しました。

20歳で旅を始めていつの間にか2020年。今までは外から中に吸収するばかりで外へと発信してきませんでした。今年は自分が好きな写真、映像、音楽を世界に発信していこうと思っていたので、これはいい機会だと思い書くことにもチャレンジしてみようとnoteを始めました。

自分は何を読みたいのだろう?

何を書きたいのだろう?

何をするにも始めることが一番難しい。

こう思った時にパッと『難』という文字が目に入りました。何もテーマを考えずに書き始めたので、『難』という漢字を今回のテーマにします。たまには計画せずにやりたいことをやってみることも必要だと思います。

20歳から旅を始めて英語を話す機会が増え、日本語を使う機会が少し減ったのですが、英語を話し始めてから気づく日本語や漢字の面白さがあります。

木とか川とか見たままじゃないですか?逆にいきなりAとかBとか書かれても意味が分かりませんよね。それが僕にとってはすごく魅力的なのです。

例えば。まさに見たままの形では無いだろうか?長い鼻があり、大きな耳があり、四つの足があり、尻尾まで表されている。これを漢字を知らない人達に教えてあげると、100%面白いといってくれます。

さて話を戻し、難しいと言葉はどういう風に時代を超えて僕達に伝わってきたのかを調べてみました。

火などの災いにあって祈る巫女 と 尾の短い寸胴な鳥

火矢で鳥を射て、鳥占いの呪的な目的で使われた

などの意味を表すように形成されたようです。


なぜ難が有ることが有難いことなのか?


あなたはありがとうという言葉を漢字で書いたことがありますか?

僕はいつもなぜありがとうの漢字は有難うなのかと思うわけです。基本的に僕達は誰かに感謝する時や幸せな気持ちを伝える時に「ありがとう」を使います。でも漢字を見た時に僕らが普段使う意味合いとは真逆じゃないかと疑問に思いました。

自分なりにその漢字がどういうことを僕達に伝えたいのかということを考えてみました。

僕達が成長する時とは一体どういった時だろうか?

乗れなかった自転所に乗れるようになった時。

昨日よりも速く走れた時。

やりたいと思っていた事を始めた時。

そのような時に成長した実感を得られるのではないでしょうか?何もかもが同じで、全てがフラットであればそういったことは感じることが出来ないと思います。変化が有るからこそ感じられる成長、制約が有るからこその成長。

だから 有難う なのではないだろうか?

と僕は思いました。ニュージーランドでヒッチハイクをした時、何もない道端で降ろされたことがあり、行きたい街までどれくらいかかるか分からなく「ついてないなぁ』とその時は思いました

ただ周りを見渡してみると見えるのは空、木、丘、牛達だけで、その場所の美しさに息を呑みました。見たことがないような空の広さとその土地の美しさはただただ圧巻でした。もしドライバーが行きたかった街まで連れて行ってくれていたら、見る事もなかった景色だったと思います。

『難』がもたらした新しい経験と忘れられない景色。

ニュージーランドに着いた時はまるっきり英語が話せませんでした。今思うと自分でも本当によくやったなと思います。自分は新しいことを学びに来たんだと思い、英語が話せないことは欠点だとは思いませんでした。そして海外で初めて泊まったバックパッカーズホステルにいた皆はとても暖かかったdす。きっと彼らは僕が何を伝えたかったか分からなかっただろうと思いますが、それでもそこにいたブラジル人の青年が誰でも最初はそんなもんだよと言って僕をピザ屋さんに連れてってくれたり、フィンランド人の青年はわざわざ荷物を持って送り迎えをしてくれました。

人の優しさに触れました。単純に嬉しくて受け入れてくれた気がしました。本当に有難かった。

『難』がもたらした人の優しさ。

漢字1つの成り立ちを調べるだけでこんなにも僕の人生に繋がって本当に面白いなと思います。このようにして何千年も僕達の先祖は文字や言語を後世に伝えて来たんだと思うと時の重みを感じます。


僕が授かった文字、『詠』

僕の名前の一部に詠という漢字が使われています。その意味は言葉を永遠に残す者。だからこそつけた今回のタイトル「詠みたい事を描く。」

僕が詠みたい(読みたい)事を描く(書く)。

これからnoteという場所をお借りして僕が見た世界や見たい世界を描いていきます。よろしくお願いします。




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