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これからも楽しく走り続けるためにランナーができること

今日、一部のエリートランナーを対象として『東京マラソン2020』が開催された。2月中旬以降のマラソン大会は、新型コロナウイルスの影響でほとんどが中止・規模縮小の開催となってしまった。実施判断や参加費の返金について、様々な意見が飛び交っている。

今回、各大会の主催者は非常に苦しい決断となったと思う。どう転んでも、全ての人に納得してもらえる回答にはならないからだ。全ての人に喜んでもらうために、1年かけて準備してきたものが、未知のウイルスによって吹き飛んでしまった。

ランニングカルチャーを創り上げた東京マラソン

東京マラソンが初めて開催されたのは2007年。それまで国内のランナー人口は500〜600万人程度だったが、2007年以降は900〜1000万人へと増加した。実に多くの人が走る楽しさや喜びをしり、そしてその熱波は周辺に様々なビジネスを生み出した。

例えば、いわゆる「ランステ」と呼ばれるランナー専用の施設ができたり、Running ClubやRun Crewのような「コミュニティ」ができた。多くのメーカーから、機能性もファッション性も高い素晴らしいプロダクトが次々に開発された。あらゆる地域で大小様々なイベントや大会が開催されるようになり、ランニングコースを整備する地域も増えてきた。さらに、GPSと連動したウォッチやアプリなどのテクノロジーも進化し、オフラインとオンラインが繋がることで、過去の自分や世界中のランナーといつでも繋がることができるようになった。

その結果、私たちは以前よりも格段にランニングのモチベーションを保ちやすくなった。

ランニングは、継続するためのモチベーションを保つことが難しい。しかし、これだけの環境が揃うことで、格段に楽しく走り続けることができるようになった。私たちランナーは、生きがいを持ち、たくさんの出会いや豊かな経験を得ることができている。

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大会を支えるスポンサーという存在

国内のランニングカルチャー醸成に、多大な影響をもたらした東京マラソン。この大会がなければ、私たちはこんなにも楽しくランニングを続けられていなかったかもしれない。

だが、この大会はランナーの参加費だけで成り立っている大会ではない。

実は、東京マラソンはランナー1人を走らせるのに約5万円以上の予算が必要になる。しかしランナーは1万円そこそこでこの価値を享受することができる。つまり、参加者は1万円支払うことで5万円のサービスを受けることができる。

これは大会に限らない。今は、ランナー向けサービスを無料で受けられる機会がたくさんある。この、受益者負担だけでは足りていない部分の大半を負担しているのが、スポンサー企業による協賛である。

当然、スポンサーは営利目的のビジネスだ。支払った以上のメリットがあると見込んで協賛しているのは前提であるが、それでも、ただ儲けるだけならば他の手段もたくさんある中で、多くのランナーに寄り添い、応援したいという思いから協賛されている企業もたくさんある。(実際、そうした担当者の声を何度も聞いた)

何が言いたいかというと、私たちランナーはさまざまな支援のもと、楽しく走れているということだ。

私たちを支える企業がなくなるリスク

しかし、今回の東京マラソンでは一般参加枠の縮小のみならず、EXPOも中止となってしまった。協賛金の返金があったかどうかはわからないが(恐らく難しいだろう)、そこで販売予定だった商品や、告知予定であったサービスは、日の目を見る事なく埋もれてしまうことになった。仕掛けてきたマーケティングの施策も空振りに終わってしまったところもあるだろう。恐らく、企業によっては数百万円〜数億円の損失を被っていることと思う。そして、これは他の大会でも起こっている。

今年も多くのランナーに喜んでもらうために、この日のために、長い時間をかけて作ってきた特別なプロダクトやサービスがたくさんあったはずだ。しかし、そのほとんどは当初の売上予測に届かない可能性が高い。

こうしたリスクがあると、来年以降は協賛やEXPOでの展開に対して、ネガティブな判断が出てしまうことが容易に想像できる。すると、無難な商品、ありがちなサービスが並んだ、寂しいEXPO・安上がりな大会になってしまうかもしれない。めぐりめぐって業界が縮小し、ランナーを支えるサービスが減ってしまうかもしれない。

これからも楽しく走り続けるために、今できること

来年も変わらずに楽しい大会を開催してもらうために、楽しいサービスや商品を提供し続けてもらうために、ぜひEXPOで購入予定だったものを、オンラインサイトで購入してみてはどうだろうか?

下記サイトからオフィシャルグッズが購入できる。きっと多くの在庫が生まれて困っていると思う。

また、オフィシャルスポンサーの想いに触れてみるのはどうだろうか?ロゴから各社のサイトに入ってみると、東京マラソンへの想いを語ったコンテンツがあったりする。

例えばアシックスはこの日のために作っていた限定商品を50%OFFで販売している。

スターツや大塚製薬は、専用サイトを作ってランナーへの想いを語っている。

私たちができることは微々たる影響でしかないが、もしEXPOで購入予定だったものや、触れるはずだった情報があれば積極的にアクセスして、これまでもらってきた支援に対して貢献できたらと思う。これからも、もっといいプロダクトや、もっと楽しいサービスを提供してもらえることを期待して。

来年も各社がランニング業界にチャレンジングな投資ができるように、今年は応援や感謝の意味を込めて、お財布の紐を緩めてみてはどうだろうか。

ここから追記:

(せめてこの記事をシェア・リツイートだけでもしてもらえたら嬉しいです…!誰も使ってないけど「#ランナー爆買い月間」っていうハッシュタグを使っていくので共感いただけたら拡散お願いします)

走った人数と売上に相関性があるのがスポーツ写真販売のオールスポーツ。正直かなり辛い状況だと思うので、「コピー/転載禁止」って書かれた写真をプロフィールに使ってしまってる方は(笑)、これを機にオールスポーツで過去の写真を買おう。

もしかしたら、大量に用意していたバナナが無駄になってしまっているかもしれない。ランナーはバナナローディングについて学び、明日から実践しよう!

BMWは、挑戦し続けるすべての人たちを応援するため、プレゼントキャンペーンを実施中。

さらに追記:

BEAMSさんからもご連絡いただきました!
なんとBEAMSモデルのグッズもオフィシャルショップで展開しているそう。

例えばBuffやマグカップ、速乾タオルやリカバリーサンダルなど、ランニング愛が伝わるラインナップですね!


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Runtripの代表で元箱根駅伝ランナーです。今が一番、走るのが好きです。もっと自由に、楽しく走れる世界を目指して活動中。https://go.onelink.me/hsNM/a8b1405f