【2020年の教訓から学ぶ】自然災害とパンデミック後の経済再生

ビジネスパーソンが今こそ立ち向かうべき試練とチャンス

2020年、あの時私たちは何を経験したのか

企業再生請負人の乾栄一郎です

2020年12月、私がYouTubeで発表した内容を覚えているでしょうか。あの時、私たちは新型コロナウイルス感染症という未曾有の危機に直面し、社会全体が大きな不安と混乱に包まれていました。その状況を鑑みて提案した内容です。当時の浅草や台東区の宿泊施設では、マンスリープランや生活困窮者への提供や臨時の待機宿泊への転換などに素早く順応した企業もありました。

対応できない企業も多かった

経済活動は停滞し、多くの企業が存続の危機に立たされました。しかし、同時に、デジタル技術の活用や新たなビジネスモデルの模索など、変革への兆しも見られました。

そして今、2023年、私たちは再び自然災害という試練に直面しています。しかし、あの時の経験は決して無駄ではありません。私たちは過去から学び、未来を切り開くチャンスに出会ったと言えます。

自然災害とパンデミック、2つの危機が突きつける現実

自然災害は、私たちの生活基盤を一瞬にして奪い去る恐ろしいものです。防災士として支援に何度もお伺いし、その惨状に心を痛めています。今回の災害で被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

そして、パンデミックは、私たちの社会システムの脆弱性を露呈させました。グローバルなサプライチェーンの崩壊、医療体制の逼迫、そして経済活動の停滞。これらの問題は、私たちがいかに危機に対して無防備であったかを痛感させました。

しかし、これらの危機は同時に、私たちに新たな気づきと学びをもたらしました。それは、リスクマネジメントの重要性、デジタル技術の可能性、そして持続可能な社会の必要性です。

2020年の教訓を活かす

2020年の経験を踏まえ、私たちは今こそ、自然災害とパンデミックという2つの危機から教訓を学び、未来への備えを強化しなければなりません。

企業は、BCP(事業継続計画)の見直しや、サプライチェーンの多様化など、リスクマネジメント体制を強化する必要があります。また、デジタル技術の活用を加速させ、リモートワークやオンライン会議など、新たな働き方を定着させることも重要です。
そしてIT、デジタルツールをクラウドにしていない組織の脆弱さを目の当たりにみました。わざわざ、危険な建物に向かい事務所のPCまで行く必要がありました。そのことだけでもクラウドサービスを中心としたビジネスのあり方に変化すると言えますね。

そして、パンデミック後の経済再生に向けて、新たなビジネスモデルの構築や、環境負荷の低減など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させる必要があります。

チャンスを掴むために

危機は、同時に新たなチャンスをもたらします。ピンチはチャンスと言いますよね。変化を恐れず、果敢に挑戦する企業やビジネスパーソンだけが、この困難な時代を乗り越え、持続的な成長を遂げることができるでしょう。

2020年の経験を糧に、私たちは今こそ、未来への希望を胸に、新たな一歩を踏み出すべきです。

まとめ(私なりの考えですが…)

  • 2020年のパンデミックは、社会システムの脆弱性とデジタル技術の可能性を明らかにした

  • 自然災害とパンデミックから学び、リスクマネジメント体制を強化する

  • デジタル技術の活用を加速させ、新たな働き方を定着させる

  • パンデミック後の経済再生に向けて、新たなビジネスモデルを構築し、持続可能な社会の実現を目指す

  • 変化を恐れず、果敢に挑戦する企業やビジネスパーソンだけが、この困難な時代を乗り越え、持続的な成長を遂げることができる

この記事が、皆さんにとって、今後の事業継続や経済再生を考える上での一助となれば幸いです。

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