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アジアを旅する人たちへ

2週間ほどかけて、ソウル→ホーチミン→ハノイ→コルカタ→ガヤー→バラナシ→ニューデリーと旅してきました。いろんなことを感じることができて、とても素敵な旅だったのだけど、ここでは旅を快適にしてくれたアイテムやアプリ、そして旅を彩ってくれた美味しいお店たちを紹介していきたいと思います。


旅を快適にする持ち物

SIMカード

まずは、SIMカード。これがないと始まらない。
僕が使ったのは、アジアを広範囲にカバーしてくれるSIM2Fly。行く先々の国で、飛行機を降りてすぐにネットが繋がるのは感動的でした。インドでは、ネットワークを手動でINDairtelに切り替えると高速でネットができるようになります。さらにこのSIMの良いところは、My AISというアプリを使えばLinePay経由でトップアップができるというところ。アプリ経由でパッケージを追加することで、使用日数を増やすこともできます。注意点は、パッケージの値段はVAT(10%)抜きの価格だということ。表示されている価格の1.1掛けの値段がトップアップされている必要があります。僕はこれが分かってなくて、小刻みにトップアップを繰り返していたら、セキュリティに引っ掛かってトップアップができなくなり詰みました(泣)お気をつけください。

延長コード

ホテルとか列車とかカフェとか、コンセントってめちゃ微妙なところについているんですよね。そんな時延長コードがあれば全て解決!毎日「持ってきてよかった!」と感動してました。下に貼ったものは、プラグが変形していろんなタイプになるもので、変換プラグ要らずの便利なものです。

トラベルシーツ

宿のベットが微妙で、そのまま寝転びたくないな、、、そんな時役に立ってくれるのがこのトラベルシーツ。僕が探した中では、防虫効果があるものはこれだけでした。そして、今回の旅で、その効果を証明してくれました。


アプリ

Grab、Uber

配車アプリは入れて行った方がいいと思います。ある程度距離が遠くなると、トゥクトゥクやパタパタは断られることがあるし、小さいお金がない時(入国したばかりの時とか)はカードで決済されるので便利です。
ベトナムではGrab、インドではUberが使えます。一つ注意点は、Uberはガヤーのようなちょっと田舎ではタクシーが捕まらないことも。そして、コルカタのような都会でも支払いは現金しか選べませんでした。

WhatsApp

宿と連絡を取りたい時にあると便利。電話番号を入力して、相手がユーザであればネットワークに繋がっているだけで、テキストメッセージのやり取りや通話ができます。

Skype

WhatsAppのバックアップ的な意味合いで。有料のクレジットを追加しておけば、日本にも電話がかけられます。

美味しいお店たち

今回の旅では美味しいものをたくさん食べました。その中でも、ここは!と思ったお店をそれぞれの町で一カ所に絞って教えちゃいます。近くに行く機会があったら、ぜひ行ってみてください!

ソウル 参鶏湯

プンニョン サムゲタン 풍년삼계탕

国立中央博物館の近く、ちょっと下町っぽい雰囲気の場所にあるお店。緑色の看板が妙にそそる。
注文を済ませると最初に薬酒のようなものとキムチなどのつまみが出てくる。これ飲んで待っててね的なスタイル。
店内も綺麗で、参鶏湯は最初はあっさり目の味わいかなと感じるのだけど、身を崩していくとだんだんと風味が増してきて、その変化も楽しめます。一緒に頼んだタコの辛いやつも美味しかった。

ホーチミン ブンジウ(カニとトマトの汁麺)

Bún Riêu Gánh Chợ Bến Thành

ベンタイン市場に行く途中で目にして気になったので、帰りに寄ったお店。
カニの甘めの出汁が効いたスープにトマトの酸味がうまくマッチしていて、ごろりと入ったレバーもプリプリで美味しかったなぁ。
味を思い出して、また食べたくなってきた。

ハノイ フォーボー(牛肉のフォー)

Nhà Hàng Cô Mai

別のお店でフォーガー(鶏肉のフォー)を食べた時に、お店のお兄ちゃんに「美味しかったよ!」というと、「牛肉のやつもあるからそっちも食べてみたら?俺そっちの方が好き」と教えてもらって気になっていたフォーボー。スープの味わいが深くて、さすが牛肉だな、という感じ。そしてここはベトナムで僕が食べたフォーの中で最安値30000ドン(約180円)!

コルカタ マサラドーサ

The Chutney Co. দ্য চাটনি কোং
観光庁舎が集まる比較的ハイソなエリアにある南インド料理の店。入り口から階段を上がったところにお店がある。

店内はコルカタにあるまじき清潔さと静かさ。マサラドーサは140Rs(280円)と超良心的価格。僕が訪れた時、コルカタはダシェラ祭当日。ナヴァラトリという女神に祈りを捧げる日々のクライマックスにあたる日で、町中が殺気立ってるといっていいぐらい騒然としていた。そんな中、喧騒から逃げるようにして歩いていて見つけた店。あまりにも美味しいので、プレーンドーサ(ぱりぱりのやつ)を追加したら、小さな丸い銀椀に入ったいろんな味のペーストを「これも試してみて」といって追加してくれた。インドでこんなフレンドリーなサービスをしてくれたスタッフはこのお店だけだったなぁ。

ブッダガヤ タリー(定食)

Lotus Restaurant लोटस रेस्टोरेंट
インドにいる間、それこそ毎日のように食べていたタリー。それだけ食べていると、だんだん違いもわかってくる。ナンが冷えてて硬いもの、ライスがパサパサでありえないもの、カレーの具がしょぼいもの、つけ合わせの惣菜がとても食べれたもんじゃないものなど、どこか足りないものばかり。しかし!ここのタリーはパーフェクト!だった。

左下のカレーにはぶつ切りにした鶏肉がごろりと2ピース。生野菜は衛生上の理由から食べなかったけれど、他は完食の美味しさだった!お店も入り口のところに手洗い場があり、清潔。滞在中もお客さんがひっきりなしに入ってくる人気店だった。個人的に、ベストタリーオブインディア賞を与えたい。

ニューデリー パラックパニール(ほうれん草とカッテージチーズのカレー)

Sagar Ratna Restaurant सागर रत्ना रेस्टोरेंट

デリーは大都会だ。25年前に訪れた時はもっとごちゃごちゃした町だった気がするけど、今はずいぶん綺麗になって、街中に電気自動車の充電スポットがあるし、空港までは地下鉄の路線ができて市内から30分くらいで行き来できるようになってるし、なんだか隔世の感がある。
旅の最後に、これまで食べてなかったものを食べようと思って頼んでみたら、これがすごく美味しかった。味わい深い滑らかな口あたりのルウに、大きめのカッテージチーズがゴロゴロ入っている。うまい。
メニューの感じとか、日本のファミレスを思わせるんだけど、味のクオリティは断然高い。そしてお値段も高かった。(日本と同じくらい)
お店でのちょっとしたコツを一つ。
タリーでも他のものでも、ナンがついてくるものは大抵、”焼きたてー作りおいたやつー焼きたて”という風に混ざって出てくる。そこで食べてる最中に「おかわり」を頼むと、ロットを飛ばして必ず焼きたてのものを持ってきてくれる。これはどの店でも一緒なので、熱々のふわふわが食べたい方は、是非試してみてください!

番外編 列車で飲むチャイ

学生時代にインドを旅したとき、夜行列車の三等席でインド人たちと語り合い、明け方、停車駅で窓の鉄格子の隙間から買ったチャイをみんなで飲んだ。
今は、窓から鉄格子もなくなって、チャイもインド国鉄仕様の紙コップに入れて通路を売りに来てくれるけど、その味は昔と変わらない、気がした。

売り子のにいちゃん。俺が渡した10Rs札を握りしめて笑顔を突き出してきたが。
俺は釣りはいらないとは言ってないぞ。


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