見出し画像

【本レビュー】 死ぬこと以外かすり傷 / 箕輪厚介

この本を読むと…
・あり得ない失敗談にワクワク
・世の中の今後の動きを知れる
・行動の原動力を手に入れられる

⚠️本の要約ではなく書評です⚠️


オブラート無しのド直球

なかなかに衝撃的な始まり方だった。

今、若者はチャンスだ。
これまでのルールとシステムが通用しなくなっている。
おっさんの言うことはすべて聞かなくていい。
その代わり、誰よりも動け。
語る前に手を動かせ。
狂え。守るよりも、攻めろ。
そのほうが、きっと楽しい。
こっちの世界に来て、革命を起こそう。

「はじめに」より(一部省略)

箕輪厚介という男は
とにかく言葉を選ばない。

いや、選んでいるのかもしれないが
決してそこに下手な味付けや脚色はない。

でも嫌な気持ちにはならない。

それは自分自身の抱えるもやもやが
解消されそうであるという期待と

箕輪氏が自身の経験から
偽りのない本心を語っているということが

本を通して実感できたからだ。

無敵の編集者

本を作ることで成長するのは
読者よりも編集者だ

と箕輪氏は語っている。

著者の魅力をいかに引き出せるか。

著者の考え方にシンクロレベルで
真剣に向き合きあうことで

成功者の考え方を自分の考え方と
ブレンドし純度を高めているのだ。

キングコングの西野亮廣が
箕輪氏をドラゴンボールのセル
に例えたそうだ。

落合陽一、堀江貴文らを吸収し
編集者として「完全体」となった
箕輪氏のくり出すメッセージは

まさにかめはめ派級。

底知れぬ親近感

箕輪氏に限らず、
成功者というのは失敗談を語る。

誰しも大小あれど成功体験はあるだろうから

失敗は成功までの通り道であるみたいな話は
「まぁそうだよね」といったところだ。

しかし箕輪氏に関しては

自分から失敗に首を突っ込み
失敗のレベルも度を越している。

どうせ元々の才能が…

というような読者の劣等感も
箕輪氏の失敗の前に虚無と化す。

墓場まで持っていきたいような失敗さえ
惜しげもなくさらけ出し、

どこか「地元の憧れの先輩」的な要素を
感じさせる部分があると私は感じた。

偽りのない箕輪氏の言葉は刺さる。
よく染み込む。

まとめ

全体像としては、

これから世界がどのように動いていき
我々はどういうスタンスで進んでいけばよいか

が語られている。

特に後者に関しては

これをやれば良いということでなく、
「考え方」「姿勢」の部分が重視されている。

「これって、ぶっちゃけ意味なくない?」
「そのロジックはおかしいよね」
と言えず沈黙した瞬間、敗北が始まる。
意味がないことを知りながら上司のために仕事をすることは真面目でもなんでもない。むしろ不真面目だ。

第1章 p40, 41

この本は、日々の生活の中で
自分の考え方を持ちつつも

「なんか常識や世の中の空気に流されている気がする」

といったようなもやもやを抱えている方には
特に読んでほしい内容だ。

本当のことを正直に言うと「狂っている」「バカだ」と言われるだろう。敵を増やし、誹謗中傷にさらされることにもなるだろう。しかしそれこそが間違っていないという何よりの証拠だ。

第1章  p41

興味があればぜひ。
この記事が良いと思ったら「いいね」をお願いします!

著者について

箕輪 厚介(みのわ こうすけ、1985年8月28日 )
日本の編集者、実業家、YouTuber。幻冬舎で編集者として勤務。株式会社エクソダス取締役。オンラインサロン「箕輪編集室」を主宰し、「堀江貴文イノベーション大学校」で特任教授を務める。東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。

主な編集著書
・堀江貴文『多動力』
・前田裕二『人生の勝算』
・佐藤航陽『お金2.0 新しい経済のルールと生き方』
・落合陽一『日本再興戦略』

           (wikipediaより抜粋)

………………………………………………………………………

本に貼ったふせんの数=15


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?