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英語挫折者のあなたへ

【Dear おちこぼれ英語女子大生だった私

世間でブランドのように扱われる「青学」英米文学科に通いながらも、ドキドキやワクワクに満ちたキャンパスライフとはかけ離れ、サークルにも入らず、授業が終われば渋谷に立ち寄ることもせず帰路につく、あなたの大学生活は機械的なものでしたね。母子家庭でありながら夏休みに連れていってもらうハワイで自分の生まれ育った国とは違う文化や空気感に触れ、小6でECCジュニアに通い始めてからは英語が大好きになり中高では常に成績トップ。「好き」という対象でしかなかった英語が大学入学を機に「恐怖」になってしまたのだから、きらびやかな青学ライフからはかけ離れた無機質な大学生活を過ごしたのも無理がなかったのかもね。それまで公立で過ごしていたあなたに訪れた「帰国子女」との出逢い、それは順風満帆な英語学習で培っていた経験や自信を根底から覆すものだったよね。流れるような美しい英語を口にする彼女たち。自分の拙い英語には恥ずかしさしか覚えず、初めて受けるネイティブの講義には恐怖しか覚えず、「英語って本当に話せるようになるのかな」そう思いながら苦痛と答えの見えない闇のなかで過ごした4年間を思い出すと今でも心の奥がぎゅっと痛みます。

タイムマシンがあるのなら、自信を失い自己否定すらしていた当時のあなたに逢いに行ってこう伝えます。

「大丈夫、英語は話せるようになるよ」

「あなたは挫けなかった。大学卒業後、周囲の心配や反対もあったけれど新卒を捨てお金を貯めてカナダへワーホリに行くの。卒業が間近にせまるなか英語を身につけられなかった自分に情けなさを覚えてね、本気で追い込まないと英語は身につかないって思った。人に負けることは構わないけれど自分に負けることだけは許せない性格でしょう?バンクーバーではなくトロントを選んだのはバンクーバーはアジア人が多いと聞いたから。ワーホリの限られた1年という時間は最大限に有効活用すると決めて日本人コミュニティには語学学校とバイト先以外では関わらなかった。当初ESLだったコースを翻訳通訳のインテンシブコースに変更してTOP STUDENT AWARDを受賞した。ホームステイを通して今も連絡を取る第二の家族ができた。切磋琢磨して高め合える向上心のあるクラスメートに出逢えた。英語環境のなかともに仕事経験を積める仲間に出逢えた。

「遊び」の印象を持たれがちなワーホリは帰国後の仕事探しで不利になると聞いて心配していたけれど大丈夫。大学入学時600点なかったTOEICが帰国後800点に伸びたこともあり外資系色の強いニュージーランド大企業で採用されてバリバリ仕事をすることになるから。激務で体調を崩して入院することになるのだけど、それを機に興味があった字幕翻訳を学ぶため映画の本場ハリウッドのあるロサンゼルスへ翻訳・通訳留学を決意する。帰国後は、アメリカ企業で社長・副社長秘書としてのキャリアを積むことになってTOEICスコアは970点を取得する。今では雲行きがあやしくなってしまったけれど東京2020オリンピック選手村でのお仕事にも採用されるのよ。

そうそう恋愛でも引っ込み思案でシャイだったよね。大学生時代に初めてできたアメリカ人ボーイフレンドMark。頑張って英語を話してたときに彼が放った一言 "I don't understand your English." は今も忘れられない。でもね未来のあなたはウィットに富んだ会話もできてデート相手にも困らないし、日本とカナダ、日本とアメリカで遠距離国際恋愛をしたり、逢ったことがまだない相手に結婚を意識させる(それも数名)こともあったり、そんな生活が普通になるのよ。」

大好きだった英語が怖くなって情熱も自信も失っていた大学生時代のあなた。いつかその挫折や痛みが「過去」になるときが必ず来るから自分を信じて前進しようね。

From バイリンガル人生を手に入れた未来の私】

そう、大学生時代の私、それが今このメッセージを目にしている英語ラーナーさんで、あなたの未来が今の私です。「英語って本当に話せるようになるのかな」大学生時代の私が何度も長いあいだ思い続けた疑問です。カナダから帰国後、英会話学校でマネージャーを務めた時期があり生徒さんたちが同じ疑問を抱いていることを知りました。「英語は100%できるようになる」それが答えです。普通に書いて読んで話して聞いている日本語、そのどれ一つも赤ちゃんのときにはできなかったことですよね。日本語も英語も「言語」なのです。私たちが成長していくなかで日本語を身につけたように英語も身につくのです。

英語が身につかない理由はただ一つ「蓄積量」です。
英語の勉強を続けているけれど英語は話せない、そんなラーナーさんに質問です。「あなたは、高校卒業後からこれまで2000時間を費やしましたか?」英語習得には最低でも3000時間が必要と言われています。中高で1000時間学ぶとして高校卒業後2000時間英語シャワーを浴びる必要があります。そのために不可欠なのが「熱意」と「継続」です。テスト平均60点代の英語嫌いの中学生に英語を教えていたことがあります。レッスン初日、3行日記を毎日つけるために用意してもらったノートを持参した彼女にこう言いました。「今から言う魔法の言葉を書いてね。”英語を好きであること。続けること。”」その後、彼女は英語嫌いを克服しテストで96点を取り、英検3級に合格、高校受験では第一志望校に合格しました。

「英語を好きであること、続けること」

そのために英語を「勉強」から「習慣」に変えましょう。ラーナーさんにとって英語が愛しい対象となり情熱を傾け続けられるようサポートするためこのnoteを始めます。Everything happens for a reason. これまでの挫折に大切な意味があります。挫折しながらも英語を続けてきた自分を今日はたっぷりほめてあげましょう。あなたが諦めないかぎり道は閉ざされません。今を良い思い出として振り返ることのできるバイリンガル未来が待っています。大丈夫、あなたはもうひとりじゃありません🍀