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Amazonで10,000円の値が付く書籍「奇跡の経営」のメソッドに出会い、組織開発支援として企業に提供している弊社の事業について

突然ですが、リカルド・セムラ―さんってご存知でしょうか?

セムラー氏は、世界 発行部数100万部を超える著書『Maverick(日本語訳:奇跡の経営)』を執筆されたブラジルの経営者さんです。
父親から受け継いだ会社(倒産寸前)を大胆な改革によって、売上2億1200万ドルを超える企業へと成長させた実績を持ち、世界中から注目を浴びる方なのです。

事業承継で会社を立て直した話であれば、他にも沢山例があると思うのですが、セムラー氏がなぜ世界から注目されているかというと、彼の経営する会社には組織階層がなく、組織図が存在しません。それだけでなく、ビジネスプランや戦略、計画もない。標準作業を定めていないし業務フローもない。レポートや経費の承認を必要としない、作業員を監視監督していない。といったように、「管理統制」を全くと言っていいほど手放した経営をしながら、大きな実績を残し、会社を成長させ、ブラジルで最も就職したいと思われる魅力的な会社を創造したのです。※従業員数は3,000名を超える程に。

一方、お父さんが経営していた時代といえば、毎日従業員の荷物チェックを行い、社長は豪華絢爛な社長室で仕事をし、社員の事は細かなルールを徹底的に実行させるような、そんな会社創りをしていたそうです。

セムラー氏の型破りな経営は、昨今注目される「ティール組織」や「ホラクラシー」などといった新たな組織創りの観点と近しいものがあり、世界中の企業が彼の会社に関心を持ち、見学に訪れたり、講演会に招くなどしています。

実は、当社の代表もその一人。
元々、エイトシークエンスも管理を手放し、比較的自由度の高い組織運営をしてきていました。そのため、セムラー氏の経営メソッドに出会う以前から、代表の小山は、アメリカで注目されいていた靴の通販を行うザッポスや、日本でも爆発的に売れたネットフリックスの『NO RULES』など、様々な書籍を読んでは、「こんな会社魅力的だなぁ」と、社内でも情報発信をしていました。

社内Slackでの投稿

そして、そんな小山が、昨年12月に出会ってしまったのです。
それは、セムラー氏の経営メソッドに出会い、日本で初めて導入・他社展開をスタートさせた、秦さんという方。
秦さんは『奇跡の組織~「最高の働き方」を導き出すセムコスタイル5つの原則~』という書籍を執筆していますが、彼自身、セムコ社の経営に衝撃を受け、そのメソッドを自社に導入した上で、日本で独占的にセムコ式のコンサルティングを実施できる権利を獲得した方。

小山は秦さんに出会う前からこの書籍を読み、「これはすごい」と、これまた社内にも情報発信していたわけですが、その本人と対面し、なんと意気投合。
そして、対話を重ねた結果、私たちエイトシークエンスも、セムラー氏が提唱する経営メソッドをお客さまに提供していくことが決定したわけです。

というのも、私たちが日頃お会いしている様々な企業経営者様から伺う、よくある組織に関するお悩みといえば、

・会議で自由闊達な意見が出ない
・経営者が会社全体をコントロールし、社員は従っているだけに見える
・経営者が細かい指示を出さないと、自分で考えて動けない社員が多い
・経営層と社員の間に大きな意見の差がある
・社員が会社のことを自分事として語ることができない
等など。

そんな課題感に対し、まさに有効なのがセムコ社のメソッド。
彼ら自身、そのスタイルで経営を推し進めた事によって、

・過去20年間の平均成長率は147%
・離職率は2%にまで低下
・ブラジルの大学生における就職したい企業ランキング1位

といった、素晴らしく魅力的な会社へと変わっていったわけです。
従業員は指示待ちではなく自発的に行動を起こすようになり、積極的な改善活動が現場判断で行われ、一人一人が誇りをもって働く会社へと変容し、業績・働き甲斐・生産性の観点にて、大幅な改善がなされることになります。

このような組織の事を「セルフマネジメント型の組織」と呼んでいますが、こういった組織は、どのようなメソッドによって実現できるものなのか、それを学んでいただけるよう、私たちが2日間の体験型の研修をご提供しています。そして、更には企業への導入・浸透におけるコンサルティング支援を実施しています。

この事業を始めたのは、まさに今年の春から。サービス・事業詳細は別途Webページを作成しているので、そちらを後日公開し、皆様にお届けしたいと考えています!

私たち自身が理想として追い求めていた、会社の決めつけで管理徹底する組織ではなく、各自が顧客に向き合い最大限のパフォーマンスを発揮する「セルフマネジメント型の組織」を実現する。これは、変化がとてつもなく激しい現代において、大変有効な組織の在り方だとも感じています。

そんな事業の詳細・内容は、また少しずつnoteにも書き記していくことができればと思います。

(記事担当:かんべ)


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