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【読書感想文】住み開き

今住んでるお家をいつか住み開きしてみたいと思い、事例がたくさん載った「住み開き(アサダワタルさん著)」という本を読んでみた。10年くらい前のものだから、今のコロナの状況下でそのままできるとは思ってない。でも、コロナでお隣さんとさえもなかなかゆっくり語り合えない今だからこそ、人の繋がり方の一つとしてこれからの時代に必要な場だと思い読んでみた。


最初の印象、「やってる人、みんなパリピやな〜」
住み開きの実践、自分にできるんだろうか?

開き方の切り口は、
ママ向け自宅サロン
シェアハウス
海外向け
ライブハウス
などなど…

開き方の切り口や迎え入れる人の対象はほんと様々。
ポイントは、住み開く“間口”をどのくらいにするか。開く対象については、「近所の人なら誰でもどうぞ〜」から「ママさん向け」や「友達とその友達だけ」とか。住み開く期間も、「常にオープン」してるのもあれば「個展開催時限定」など期間限定のものまで。どの事例も、オーナーさんの譲れないルールがあった。コンセプトや方針がブレないためにも必要なのかも。もう一つのポイントは自分の生き様や「やりたいこと」がコンセプトに反映されているか。こだわり。住む場所を開くということは、100%でなくても『私』の部分がでる。やりたいこととかじゃなかったら住んでる側は常にOnモード(いわゆる仕事モード)で居なきゃだし、継続できない。やってみながら変容しつつも、それは自分の好きなことでありつづけるのが大切

ちなみに…
トラブルで困ったとときの最終奥義、
「ここ私の家ですから。」
なるほどね(笑)とちょっと笑っちゃったけど、住み開くということは、自分の家だけじゃなくて、近隣住民さんも巻き込むということ。近隣住民さんに迷惑をかけてはいけないし、自分の家も守らないといけない。「私の家」という自覚を持ちながら開くことが大切。常にそんなこと言ってたら住み開かないから、あくまでも最終奥義!


コロナによって、人との会い方は大きく変わった。オンラインっていうツールがあったからこうやって顔を合わせて話すことができるんだけど、これが10年前に起きてたら…まだスマホより携帯がメジャーだったはずだし、テレビ電話なんてお家の固定電話に機能が付いていなかったらできなかったんじゃないか?オンラインで繋がれる時代で良かった。と思いつつも、これに慣れてしまってリアルでの人とのコミュニケーションの仕方を忘れてしまわないか心配。

やはりリアルで会って、相手のシワの変化/相手の瞳に映る自分/相手と自分の盛り上がりで変化する空間の温度/息を交わすことで作られる空気感(ムード)…。これを相手と共有することで、なんかエロスな感じだけど、そういうことなんだと思う。違うのはお互いの感情の種類と距離感。

ポストコロナ時代に、10年前のような距離感で開催できる方法はなにか。また、物理的距離が空いたことによる心の距離感をどう埋めていくか。
私自身は、子育てのパパママを中心にして、その人達の周りにいる人たちを巻き込んだ住み開きをする予定。色んな課題にぶつかるだろうけど、今の時代に必要な開かれた場所を目指したい。

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