見出し画像

30代で未経験Webディレクターへ転職した話

未経験でWebディレクターを目指そうと思っている、
またはWebディレクターという職種が気になっている方へ。
少しでも私の経験が転職への後押しになればと思い、お話します。
個人的な意見も含まれていますので、ご了承ください。

プロフィール
大学でグラフィックデザインを学び、
卒業後はグラフィックデザイナーを2年経験。
広告の仕事をしたく広告代理店へ転職し、
アートディレクターを7年経験。
その後、印刷会社で制作ディレクターを4年経験し、
今年Webディレクターへと転職。
やりたいことをやる人生1週目の人。


Webディレクターになろうと思ったきっかけ

●これからは紙ではなくWebの時代!
前々からWebの時代と言われていましたが、前職までのクリエイティブの仕事は気に入ってました。印刷、空間、デジタルと一通り携わりましたが、前職が特にWebに弱く、自分の中でWeb分野は知識としてもっと伸ばしたいと思っていました。

●弟と妹が根っからの理系SE
プログラミングをする弟妹のPCを見て、難しそうという思いとともに憧れがありました。自分ができないことをできる人はすごい!自分もできるようになりたい!という思いがずっと心にありました。

●前職の同僚の転職先もWeb業界
様々な転職先がある中、仲良くしていた方がWeb業界へ転職したことももきっかけの1つになったと思います。大変そうだけど勉強して頑張っている姿を見て勇気づけられ、自分も頑張ってみようと思いました。

●自分のキャリアプラン
前職の昇給試験の1つ「中堅社員の通信教育」を受けた際に、自分のキャリアプランをレポート提出するものがありました。そこで書いた内容とは異なりましたが、「このままの自分で本当に良いのか?」と自分のキャリアを考えるきっかけの1つになったかもしれません。

Webディレクターへの転職活動

●実際に転職活動をしてみて
まずはエージェント登録をして、求人票を確認しました。どこもそうですが「実務経験2年以上」や「Web知識必須」のところが多いです。未経験エンジニアの募集もありましたが、新卒・第二新卒をターゲットにした募集だったので除外しました。

●ディレクターを選んだ理由
Webデザイナー、UI・UXデザイナーの道も考えましたが、最後はディレクターを選びました。大学ではグラフィックデザインを学び、最初の就職先こそデザイナーでしたが、11年間ディレクターをしてきたので、やりやすさや経験が活かせる方が良いと思いました。

●選ぶところから重視した点
前職でLPやWeb広告は取り扱っていましたが、Web制作の知識がほぼない状態でしたので、「未経験OK」での採用があるところを探していました。
また、マーケティングではなくクリエイティブが活かせる会社が希望でした。

●自分に合ったWebディレクター像
Webディレクターには「エンジニア寄り(プログラマー上がり)」「マーケティング寄り(マーケター上がり)」「クリエイティブ寄り(デザイナー上がり)」の3方向あると思っています。もちろん全てを兼ね備えた方が良いと思いますが、未経験から入るので自分が得意とした入り口から入りたいと考えました。

マーケティングの勉強もしていましたが、誰でもとれる資格レベルの知識だったので…新しく知識を覚える際に、不得意な分野は少ない方が良いと考え、私はクリエイティブ寄りの会社(プログラミング知識がなくてOKでマーケティング知識を求められない会社)で探しました。

もちろん今後はプログラミング知識なども覚えていきますが、Webディレクター未経験の入り口として、エイトビーは理想の会社でした。会社ごとに特性があるので、そこも見極めて自分のやりたいことができる会社を選ぶのが良いと思います。

Webディレクターになってみて

●入社後の研修でコーディング体験
入社後の研修でWeb知識やコーディングを学びました。研修で「コードを書いてWebサイトを作成する」ことがありました。社内エンジニアに教えてもらいながら試行錯誤…。ホバーやアニメーションなど初心者にはハードルが高そうなものも含まれていました。

実際、HTMLやCSSなどのコードを書いてみて、「あ、これはさっき習ったやつだ!」「何故、出来ないのか…出来た!」など、自分で出来るようになると嬉しくて楽しいです。SEの妹にこの体験を話したら「出来ないことを調べて、試行錯誤して出来ると…楽しい」と同じようなことを言っていました。

●MacとWindowsの違い
感覚で出来るMacと違い、Windowsはプログラミング向きだと思いました。
高校生までWindowsを使用し、大学に入ってMacを苦戦しながら覚えたのに、再びWindowsの知識が必要になると思いませんでした…。

また、長らくWindowsから離れていたのでMicrosoft edgeのアイコンすら分からず、ヒヤッとした経験をしたので、これからWebディレクターを目指す人はWindowsを触っておくと良いと思います。

●見知らぬアプリやツール
前職は全てGoogleワークスペースで集約されていたので、こんなにもアプリがあるとは知らなかったです。慣れないWeb用語と慣れないアプリに苦戦しながらも日々頑張っています。慣れないものが使いこなせた時に「嬉しい楽しい」と感じ日々仕事をしています。

●入社してからしたこと
エイトビーは書籍購入の補助があったので、書籍の購入をしました。書かないと覚えられないタイプなのでノートにまとめるようにしています。Web知識がつきそうなアプリをダウンロードしてみたり、コミュニティに入ったりしました。とにかく手当たり次第やれることをやってみました。Webの検定試験もあるので、もう少し勉強したらして受けてみたいです。

●未経験で入社して2ヶ月の心境
Webは横文字が多いので、みんながルー大柴(※)に見えます。
※ルー大柴とは…英語と日本語を混ぜたルー語という独自の芸風を持つタレントのこと

感覚としては「海外留学へ行って、外国語で課題や宿題をこなす感じ」です。言われた言葉が分からず辞書で調べてみると、調べた先の説明の言葉が分からずさらに辞書をひいて翻訳をしていく感じに似ています。また調べたことは直訳なので結局何が言いたいのか分からない時があります。

わからない言葉はググったりしますが、ググってもわからないことがたくさんあります。その時は、社内の方に聞くか、帰宅後にSEの妹に教えてもらったりしています。コミュニティで質問したこともあります。何かしら助けてくれる環境があると続けていきやすいかと思います。

印刷とWebのディレクションの違い

●受注、制作、納品の流れはどこも同じ
他業種ディレクターから転職を考えている人はディレクター経験が活かせると思います。また、求められることが営業に近いかと思うので、営業経験がある人も個人的にはおすすめかと思っています。

私が入社したエイトビーは営業がいないので見積もりもディレクターが作る必要があります。他社で営業がいるところはWebディレクターにマーケティングが求められるなど、どの会社でもディレクターに求められる役割や作業領域は異なります。

●印刷管理の代わりにエンジニアがいる
印刷ディレクションはデザイナーや印刷管理とやりとりをするので、デザイン知識や印刷の知識が必要でした。Webディレクションには、印刷工程の代わりにエンジニアとやりとりをするので、Webやプログラミングの知識が必要になります。

エンジニアと作業内容の話をするときに、ディレクターがわかっていないと作業内容を説明しきれないことがあると感じます。はやくまともにエンジニアと会話ができるように、そしてお客さんへ説明できるように…頑張りたいと思っています。

●印刷はミスをすると取り返せない
印刷の場合、誤字があったら刷り直しを行うことがあります。何万部など部数が多かった場合の損失は大きいですし、折込チラシなど訂正が出来ないまま世に出回ってしまうことがあります。

もちろん!Web制作でもミスは許されませんし、違う怖さもあると思います。また入社して2ヶ月なのでわかりませんが、これから知っていくことになるでしょう…。

これからWebディレクターを目指す人へ

●Webやプログラミング知識が絶対的に必要
横文字やカタカナが多く、新たに覚えることが多いです。ディレクターの仕事をしている時はやり方をわかっているので楽しいですが、Webやプログラミング知識で詰まることがあり、その部分は苦労しています。

当初は仕事終わりにコワーキングスペースで勉強して帰りたいと思っていましたが、慣れないことの連続で満身創痍で帰宅することが多々あったり、帰宅後は家のことをしないといけないので、なかなか難しいことに気づきました。代わりに朝早く出社して勉強する時間を設けたり、土日の空き時間にノートをまとめるようにしています。

入社してから覚えることもあると思いますが、まだ知識をつけていない人は書籍などで勉強しておくのもおすすめします。

●Webディレクターに向いてる人
個人的に、「理系・数字や英語が苦手ではない」「コミュニケーションが苦手ではない」「営業経験あり」「Windowsのパソコンが使える人」は向いてるかと思います。

ディレクターは「お客さん」「デザイナー」「エンジニア」とやりとりをするので、「コニュニケーションが苦手ではない」ことは大切かと思います。

「理系・数字や英語が苦手ではない」部分は、プログラミング言語は数値や英語表記が多く、「Windowsのパソコンが使える人」はプログラミングの概念が理解しやすいと思いました。絶対パスと相対パスの話を妹に説明された時、Windowsのパソコンの作りから説明されて理解ができたので、個人的にそう思いました。

しかし、私は数字と英語が苦手でもWebディレクターになれました!パソコンもMacですが、なんとかやれています。何事もそうですが、やりたい気持ちが大事かと思います。

最後に

以上が転職〜入社して2ヶ月の未経験Webディレクターのお話でした。
やりたい気持ちがある人は悩んでいないで行動してみて欲しいです。転職へのハードルが高いと感じてしまう人は、まずは「どんな募集があるか」「どんなことが求められるか」などを知るために求人票を見るだけでも良いと思います。あなたの「面白そう」「楽しそう」「やってみたい!」が見つかりますように。


■お仕事のご依頼やご相談はお気軽にエイトビーは、Web制作会社としてテクノロジーとクリエイティブの融合で最適なコミュニケーションを提案・創造し、お客さまやユーザーの皆さま、すべての人が幸せになれることを目指しています。

■採用募集はこちら
エイトビーでは、新しい仲間を募集しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?