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(サッカー)2024.7.13_J1_FC東京×アルビレックス新潟@国立

match memo

6月末のリーグ戦第21節・アビスパ福岡戦で0-1と敗れ、続く前節の第22節・柏レイソル戦でも2-3と競り負けた東京。今季初となる連敗を喫し、順位表上でも上位争いから離されていく中、水曜日に行われた天皇杯でもJ2のジェフユナイテッド千葉に延長戦の末に敗れ、カップタイトルの望みも全て潰えてしまった。重苦しい雰囲気がチームを取り巻く中、今節は国立競技場でのホームゲームにアルビレックス新潟を迎えての試合。動員力のある新潟相手という効果もあってか、今季Jリーグ最多となる57,885人の観客を集めての一戦となった。東京は今日の試合を最後に海外移籍のためチームを離れる松木のラストマッチ。連敗脱出のためにも絶対に勝ちたい試合だ。

スコアは開始早々に動く。6分、小泉から左サイド裏へのスルーパスに抜け出した遠藤がドリブルでカットインを仕掛けると、持ち替えた右足でゴール右隅にコントロールショットを沈め1-0。東京が幸先よく先制する。その後は両チーム共にボールを保持しながら様子を見る時間が長く、アタッキングゾーン手前までは進出するものの、チャンスは生まれないままハーフタイムの折り返しを迎える。

後半に入ると新潟が攻撃を立て直してきて、決定機を作られる場面もあったが、シュートが枠外に外れるなどの幸運もあって試合は1点差のまま推移。東京はラストマッチとなる松木を投入して追加点を狙いにいく。すると一進一退の攻防の中で迎えた78分、右サイドのワンツーから抜け出した小泉のアーリークロスにファーサイドから詰めてきた野澤(零)がダイレクトで押し込んで2-0。野澤のJ1初ゴールが貴重な追加点となり、試合の勝利を決定づけることになった。その後は危なげなく撤収を完了させ、東京がリーグ戦では3戦ぶりとなる勝利。国立競技場での相性の良さを見せつけた。

ひとまずはリーグ戦の連敗を「2」で止めることができたことへの安堵感が大きい。内容はお世辞にも良いといえるものではなく、新潟の攻撃ミスにもかなり助けられた感はあったが、数少ないチャンスをしっかりと決めきったことは大きく評価したい。守備についても、ここ最近は1失点がデフォルトのようになっていたが、クリーンシートで終えられたことは収穫だ。次節はアウェイで鹿島アントラーズとの重要な一戦が待っている。今日の試合で得た勢いを持ち込み、中断期間前に連勝を飾れるか期待したい。

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