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季節行事やイベントも案外悪くない、というお話


ハロウィン、クリスマス、バレンタインデー。

「大して信仰もないくせに何を騒いでいるのか」なんて思ってしまうことも。

平日を休日に変える力も持ってないくせに、日常生活にも影響は大きい。

恋人と過ごすことが当たり前、という風潮。

ワクワク気分の若者たち。

イベントに乗っかる店々。

「えー。今日クリスマスなのに、家族と過ごすんですかあ?」

「チョコ0個!?」

幼い頃は楽しかったけど、何がキッカケで嫌いになっちゃったりする人、多いはず。



思い返せば、クリスマスは毎年家族と過ごしてきた。

我が家は強いて言うなら仏教信仰。唯一お葬式の時だけ信仰が見える程度。

なんとなく家族でご馳走を食べれる日、クリスマス。

ところが、4月から就職かつ初一人暮らし。

今までパーリーナイトだった12月24日(火)25日(水)はただの平日。

1人でチキンやケーキを買う気力もない。
家の近所にも通勤途中にもイルミネーションはひとつもない。

人生で初めて、クリスマスの無いクリスマスを過ごしたわけです。
きっとこうやって僕ら大人になっていくんだ。



社会人になって早(ほぼ)一年。

学生生活って今思うとあっという間。

辛いことがありつつ、楽しいが基本。程よくテストとか部活とかの刺激がある。

社会人ってそうはいかない。

朝起きて、

満員電車に揺られて、

働いて、

ちょっと失敗して、

残業して、

退勤して、

寝て、

起きて…。

週末は寝て。

給料日は嬉しい。

祝日は嬉しいけど寝ちゃう。

同じ1日が。同じ1週間が。同じ1ヶ月が。

毎日毎日、ぐるぐるぐるぐる回り続けるんです。

今は「今日も同じような日だったなあ」って思うだけですが、

いつか「今年もおんなじような一年だったなあ」って感じるようになるかもしれない。怖い。



そう考えると、季節イベントって大事かもしれない。

ぐるぐる回る日常を歪な形にしてくれる非日常のアクセント。

正気も保てる。

人と会う口実にもなる。

そんなに毛嫌いするほどじゃない。

「自分、興味ないっす」っていう顔するのも悪くない。
悪くないけど、思い切り乗っかってみるのも悪くない。

サンタさんがいれば嬉しい。チョコも嬉しい。恵方巻食べても美味しい。

ただ、大人になってしまえば、サンタさんもプレゼントも向こうからは来てくれない。

これからはサンタさんを追いかけるお年頃。追いかけないと、サンタさんは後ろ姿も見せてくれないんですね。


というわけで、2月14日バレンタインデー。
残すところもあと僅かですが、誰もが今日を楽しんでいることを祈って。

ほら、今日誕生日でもあるから。チョコもプレゼントもお祝いの言葉も嬉しいから。

何はともあれ、お祝いしていただいた方々に、両親に感謝の気持ちを込めて。
いつもありがとう。
頂いたサメちゃんを添えて。



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