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“映人仲間” 番外編『ココを観て!』第一回

映画『初めての女』の主だったスタッフが、作品の観て欲しいポイントを紹介! 映画の観方で新たな可能性が広がるかもしれません。


監督が使用していた脚本の1ページ


撮影監督・仁宮裕の「ココを観て!」

芝居演出

僕は、芝居演出を観て欲しいです。

台詞のないカットでも細かな表情の変化やちょっとした動きなど、監督と俳優陣が非常に細やかに行き届いた芝居を作り上げたので、それを逃さないように撮ることを第一に考えました。

結果、全てのシーン、全てのカットに渡って非常に密度の濃い映画になったと思います。

日々のほんの少しの感情の揺れ動きが積み重なって、人生を大きく動かしているということが伝わる作品です。

菊の台詞シーンだがフォーカスは孝作に
孝作の感情を追うため、フォーカスは自然と孝作へ


メイク・塚原ひろの の「ココを観て!」

映画「初めての女」
担当ヘアメイクの塚原と申します!
「初めての女」の、ここを観て!

当時の髪型

まず、やはりヘアメイクの私から見ていただきたいポイントは、当時の髪型ですね。

時代背景にもこだわり、当時の髪型、メイクも再現しているので、それも見て頂ければと思っております。

感情や心情に合わせて

そして、
芋生さん演じる玉の感情に合わせて、口紅の色を変えたり
三輪さん演じる菊の心情の変化で、メイクを薄くしたりと

感情によって口紅の色を変える

すでに美しい二人をどう魅せるか

2人の女性の色気の表現方法や、感情の表し方など、
すでに美しい2人を、どう見せるのが正解なのか?
試行錯誤しながら挑んだ作品です。

観客の皆様も、美しい2人の外見にも注意しながら見ていただければと思います。
お話しの内容はネタバレにならないよう、
伏せておきます笑

では、お楽しみに



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