パトロンとは何か？ ークラウドファンディングは現代のパトロン
パトロンって何なの？
パトロンと聞くと、どうやら今でいうパパ活女子に対してのパパのような存在をイメージする人も多いらしい。
パトロンは、大昔から芸術家の活動を支えてきた。
芸術家のパトロンとなることはお金持ちのステイタスともなった。
過去の芸術家とパトロン
レオナルド・ダ・ヴィンチとルドヴィーコ・スフォルツァ:
資金提供: ルドヴィーコ・スフォルツァはダ・ヴィンチに仕事を提供し、芸術家の創作活動を支えた。
芸術の発展: パトロンのサポートにより、ダ・ヴィンチは多くの優れた作品を制作し、ルネサンス芸術の発展に貢献。
文化的遺産: 彼らの関係は文化的遺産として今日でも称賛されており、美術界におけるパトロン制度の典型的な例。
モーツァルトとエミリオ・デ・ピアッツァ:
音楽制作の支援: エミリオ・デ・ピアッツァは若いモーツァルトに資金を提供し、彼の作曲活動を支えた。
音楽の多様性: パトロンの援助により、モーツァルトは多くの優れた交響曲やオペラを制作し、クラシック音楽の多様性に寄与。
音楽史における重要性: モーツァルトとエミリオ・デ・ピアッツァの関係は、音楽史において重要な要素となり、優れた音楽の創造を可能にした。
ヴァン・ゴッホとテオ・ヴァン・ゴッホ:
生計の支援: テオ・ヴァン・ゴッホは兄のヴァン・ゴッホに経済的援助を提供し、彼の生計を支えた。
芸術の成長: ヴァン・ゴッホは兄の支援により、多くの印象派の傑作を制作し、後の芸術運動に影響を与えた。
芸術家の安定: パトロンの存在は芸術家の安定を確保し、彼らの創作活動を集中させるのに役立った。
パトロンの存在意義
芸術家の創作活動を支え、新しい作品の制作を可能にする。
芸術の発展と文化的遺産の形成に貢献し、重要な芸術家と作品を育てる。
芸術家の生計を安定させ、彼らが創作に専念できる環境を提供する。
芸術の多様性を促進し、異なる芸術形式やスタイルの発展を支える。
芸術家とパトロンの関係は、文化と芸術の歴史において重要な要素であり、芸術界に持続的な影響を与える。
ところで、「パトロン」の意味が
愛人に金銭的な支援をすることも指すように変化したのは、ルネサンス期（14世紀から17世紀）からなのだそうだ。
１、パトロンに金銭的な援助を受けるうちに、愛人関係に発展していった
２、金持ちが、お気に入りの芸術家に援助してやるから
その見返りに・・と肉体関係を求めた
芸術家は、当然自分を支援してくれるパトロンとの付き合いを大切にするので、そこから愛人関係に発展したという事も中にはあっただろうが
はたから見れば、芸術支援が先か後かはわからない。
また、パトロンに支援してもらえない人たちからの『やっかみ』で「あいつは金持ちから援助を受けて、好き勝手に生きている」・・と陰口を叩かれ
その結果「パトロン」が悪い意味で使われるようになった。
結局今も昔も、支援してもらってる人が 支援してもらえない人から悪口言われているのだが
こういう悪口を恐れていては何もできない。
クラウドファンディングは現代のパトロン
現代のパトロンの形
スポンサーシップとしての理解: 現代では、パトロンは芸術や文化の支援者として理解されることが一般的。個人、団体、企業がアーティストや文化プロジェクトに資金を提供し、文化活動の発展や芸術家のキャリアの支援を行うことがよく見られる。
クラウドファンディングや寄付プラットフォーム: 現代では、インターネットを通じて一般の人々がアーティストやクリエイターを支援する手段が広がった。クラウドファンディングや寄付プラットフォームを活用して、ファンや支持者からの資金調達が一般的となり、パトロン制度がデジタル時代に進化。
芸術とビジネスの結びつき: 芸術とビジネスの関係が強化され、文化産業が経済的に重要な役割を果たしている。企業がスポンサーシップを通じて広告やブランド戦略に活用し、芸術とビジネスの協力が増えている。
芸術家の独立性: 現代の芸術家は、パトロンからの支援に頼らずに自己表現や創作活動を追求することもできる。一部のアーティストは独立して活動し、ファンや観客からの直接的な支持を受けることができる。
世の中には、支援を必要としている人は大勢いるが、
それ以上に、支援をすることに喜びを見出す人もいる。
0から何かを創造する力はないが、そういう力を持った才能を見出して、応援して、その才能が開花し世に出ていくことに大きな喜びを感じる・・
もしあなたが、支援を必要とする側ならば
その才能に対して金銭的な応援をお願いする事は
全く悪い事ではない。
そうは言ってもクラウドファンディングとかの、寄付のお願いはごちゃごちゃ言う人がいるから、なんとなく
お願いしにくい雰囲気が漂っている。
これを書いている私自身、昔からお願い事が苦手なタイプなのだが・・。
だからこそ、パトロンファンというサービスを作ったと言ってもいい。
要するに、パトロンファンというパブリックなサービスを使うことで、クリエーターが、誰の目にもわかるように活動し、創作を毎月一定額を支援してもらう対価として提供することで「なんか怪しいことやって、愛人から金をもらってる」みたいなネガティブな噂を立てられなくする事ができる。
誰でも無料でファンクラブをつくれるサービス パトロンファン https://patron.fan/
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