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【96世代】就活のリアル【ぶつかった問題・使ったサービスなど】

こんにちは。いちおう北海道情報大学4年生の🐾進す🐾です。何故いちおうなのかは後述します。主にパクリエイターとして生きています。

当記事は主に、こんな就活したやついる?というnoteです!その中で、2017・2018年に感じた就活に関するトレンドに触れます。

目次

・🐾進す🐾とは
・ざっくりどんな苦労したの?
・何してきたのか教えて
・使ってみたサービス
・就活をやってみた感想
・おわりに

【嬉しいことに、感想をいただけるようになりました!】

本当にありがとうございます!

話を元に戻します。まず、分かりやすいトレンドじゃなくてごめんなさい。個人的なトレンドとしましては、
・高校3年生:ピアサポート
・大学1年生:Unity
・大学2年生:中国へ短期留学
・大学3年生:サークルとビジコンでチーム運営
・大学4年生:VRMのカスタム

というように広く、浅くやってます。こんな話よりも就活の話をしましょう。就活にも学生の間でトレンドがありました。色んなサービスも使いました。

さて、この記事を書くに至った経緯ですが、Twitterでこんなのを見かけたからです。

出遅れた感がありましたが、Dai(@never_be_a_pm)さんへ聞いたところまだ受け付けていました。なので自分は、これまでに経験した就職活動をテーマに書いていきます。とりあえずこのnoteの結論として、地方就活生が都会に出てくるのはものすごく大変でした。企業からの助けがなければ困難なほどに。現在は東京のメガベンチャーから内定を頂いております。

>>🐾進す🐾とは?

1996年生まれ。北海道の専門学校生です。Wスクール(同時に2つの学校に在籍すること)で通信制の大学も行ってました。メインが専門、サブが大学です。大学には年に数回しか行きません。昨年2018年は3回も大学に行きました。

就活中は大学生として活動してました。なので今回は大学生としてお話します。

>>ざっくりどんな苦労したの?

時間とお金の制約に大きく縛られておりました。Wスクールは鬼忙しい。お恥ずかしながら、4年間ほとんど毎日9:00~20:00の学校生活でした。

専門学校生が大学生として就活するとどうなるか…。

・キャンパスライフを語れない(毎日4コマ授業あるし)
・専攻と実際の学習のギャップに悩む(深く語れない)
・卒論が語れない(時期が違う)

こうなります。まず大学のようなキャンパスがないのでライフも何もありませんし、毎日授業なので自由もありません。次に専攻テーマと学習内容にものすごいギャップが生まれます。大学は「経営情報学」を専攻していたのですが、メインは専門学校でJava・C#・PHPやったり、ビジネスモデルコンテストに出場したりしていたのです。そもそも専攻とかいうテーマで話せません。そして通信制の大学も卒論はありましたが、取り組むのが4年生になってからなので、就活中は何も話せません(どういうことを学びたいかくらいが精々)。

コツを掴むまではずっと「あうあう」言ってました。当然面談も面接も落ちます。

この経歴の他に、「北海道民」ということも苦労する要因として挙げられます。何しろ北海道は離島だし、アホみたいに広い。そして寒いのです。移動するだけ、生きていくだけでも他所よりお金が多く必要になります。

そんな北海道民が東京就職を目標に就活するとどうなるか…。

・お金がかかる(平均30万という噂)
・気温差で体調崩す(冬は温度差20℃超)
・荷物が多くなる(慣れるまで10kg超)
・情報格差がある

かなりえぐかったです。まず1回の移動で、おおよそ往復3万円要します。移動の際、北海道と東京は季節によって気温差が20℃まで到達する(東京10℃、北海道マイナス10℃)ため、体調を崩します。そのあと東京では食費や電車代、宿泊費で1日につきおおよそ6千円ずつかかります。こうなってくると1度の移動で長期間滞在しなければ破産する可能性が浮上します。自然と荷物も重くなり、一度の移動で10kgを超える荷物を持ち運んでおりました。

なお、私は奨学金を借りておりそのスポンサーの意向で「(成績下がったら困るので)バイトはせずに勉学に励むようにー!」とのお達しをいただいております…。その都合上、ほとんどお金もないまま就活をすることになりました。就活スタートした時の所持金は約18万円です。(スーツなどは両親からプレゼントしてもらったので、このお金は東京での滞在費に充てられます)。北海道で掛かる費用、内定後の引っ越し費用や学校関係の費用も考えると、死にそうなほど切り詰めてもあと20万円はほしい所(必要経費を差し引くと2~3万円ほど残る計算です)。

情報格差については個人差ありますが、Skype面談・地方就活生へのサポート・SNS就活といったものを知らない人が多く、そういう人はだいたい「困った時にググらない」人たちでした。私はやらなければ東京に行けなかったので調べました。

こんな状態でも情報を集めることで、5回は東京に行くことができました。何回か倒れそうになったけど足りない20万円が何とかなってしまったのです。

地方就活トレンドがすごかった

……このトレンドについては後ほど。私は「あるはずのものがない・地方民・貧乏」という三重苦を背負って約10か月間の就活に臨んだわけですが、方々より助けを受けることで何度も東京に行くことができました。

※専門学校生として就活をすると制約が多くなるので敢えて土俵を選んで就活を進めました。

>>何してきたのか教えて

Twitterで就活用アカウントを作っていたので、それのツイート履歴をもとに書いていきます。エンジニア採用を狙った就活です。
※就活以外の活動は省きます。

~やってきたこと~
●2017年5月(3年生)
 ・学校からの就職指導開始。そこで就活のフローを説明される。その後企業研究や就活イベントに参加した後に送るお礼メールの練習が始まる

●2017年6月
 ・リクナビ、マイナビが解禁される。会員登録ができるようになる。
 
・就職サービスでインターンシップを探し始める。その中でcodesprintを使い始めるもコーディング問題が解けず、ひとまず書類作成に取り掛かる。
 ・お辞儀の仕方&入退室&歩き方&ハンコの押し方を学ぶ
 ・履歴書に悩み始める
 ・成果物作り始める

●2017年7月
 ・夢、目標に悩み始める。自分の将来像を述べられることが求められた。その際に必要だった自分の客観視で困り果てる。悩みが多い状態のため、ESも進まない。
 ・サポーターズ使い始める
 ・札幌で開催された合同企業説明会に出る
●2017年8月
 ・暑中見舞いの練習
 ・Skype面談で大失敗
 ・サポーターズの詳細プロフィールを全て埋める
 ・インターン全部落ちる(3社応募)
●2017年9月
 ・先輩の内定先企業とイベントで面談
 ・大学のGPAを気にし始める
 ・自分の資格欄に辟易とする
 ・paiza解き始める(すぐやめた)
 ・サポーターズの就職エージェントから電話が来るようになる(就活相談してもらってた)
●2017年10月
 ・就活本格化
 ・ES用プロフィール写真自作
 ・スーツ講習
 ・Trelloの良さに目覚める
 ・東京活動申請書に苦しむ
 ・リクナビとマイナビも使い道があることを知る
 ・交通費がサポートされることを知る
 ・初めての東京就活(10社面談)
 ・風邪と知恵熱で寝込む
●2017年11月
 ・技術トレンドを知らないと話にならないことを知る
 ・報連相の大切さを知る
 ・自己紹介プレゼンを作る
 ・家で作業できないマンだと知る
 ・今までの成果物まとめ始める
 ・2度目の東京就活(10社面談)
 ・サポーターズの便利さを知る
 ・道外就活生の実力を知る
 ・不安になってみん就使い始める
 ・codesprintのプロフィールをすべて埋める
 ・風邪と知恵熱で寝込む
●2017年12月
 ・Git使えないと生きていけないと気付く
 ・Javaを嫌いになる
 ・codesprintのコードテスト落ちる
 ・codesprintから電話が来る
 ・codesprintの便利さを知る
 ・ESで苦労する
 ・3度目の東京就活(クリスマスイブ10社面談)
 ・年賀状の練習
 ・カプセルホテルに辟易とする
 ・宿泊費がサポートされることを知る
 ・成田空港で辛い思いをする(遠い)
 ・電車で寝たら死ぬことを知る
 ・都心は座るのにもお金が掛かることを知る
 ・Vorkersで不安な心を紛らわす
 ・ドミトリーに絶望する
 ・先輩の家にお世話になる
 ・就活は歩いちゃいけないと気付く
 ・風邪と知恵熱で寝込む
●2018年1月
 ・作品作り
 ・ES
 ・Skype面談
 ・就職≠安定と知る
 ・資格がっ就職に結びつかないと知る
 ・休養も兼ねて、北海道で就活
●2018年2月
 ・東京と北海道の気温差に気付く
 ・素晴らしいカプセルホテルに出会う
 ・4度目の東京就活(10社面談)
 ・就活シェアハウスを使う(しかし誰もいない)
 ・食費の計算を間違えて死にかける
 ・1社面接を受ける(本命)
 ・勉強会に参加する
 ・1dayインターンに参加(2社)
 ・就活で友達ができる
 ・たくさん歩いてしまう
 ・LTを知る
 ・企業からお恵みいただく
 ・ついに滞在中に風邪で寝込む
 ・選考も兼ねたハッカソンに参加する
 ・本選考に備えてESラッシュ
●2018年3月
 ・色んな企業にエントリーする
 ・メールの見落としで1社落ちる
 ・予算が尽きかけていることに気付く
 ・逃げ道があればこそ全力で挑めると知る
 ・スーツ必要かもしれないので新調する
 ・報連相の「相」ができないことに気付いた
 ・5度目の東京就活(面接ラッシュ)
 ・民泊を利用する
 ・面接1社目で内定をいただき、それを承諾する
 ・キャンセルラッシュ(本命も蹴った)
 ・内定のお陰で1週間くらい唐突に暇になる
 ・滞在用の荷物が多すぎて宅配便に梱包する(めちゃ歩いた)
 ・お世話になった人にあいさつ回り
 ・カプセルホテルで徹夜漫画
●2018年4月(4年生)~
 ・入社に向けた準備

途中からほぼ毎月体調を崩してました(笑)。それくらい移動の多い就活は体力的な負担が大きかった、と言えます。

そしてここまでの就活で累計40社以上見てきた計算になります。

さて、あまりにも目次が長くなってしまったので、地方就活トレンドについてお話しします。地方就活のトレンドの根底には「頑張ってる人には企業がお金を出す」というムーブメントがありました。就活シェアハウスや就活カフェ、交通費食費支給などがそうです。

これのお陰で私は企業から総額15万円以上お金を支給して頂き、それを活動資金に割り当てることができました。

「なんだ、頑張ればいいのか!簡単じゃん!」……意外と面倒です。詳細なプロフィールを全て埋める必要があることに加えて、お金をもらうためには「弊社が紹介する会社X社以上と面談をしてほしい」というようなハードな条件がついていることがほとんどです。

これは本気で就活に悩んでいる方からするとかなり嬉しい条件です。プロフィールを埋めて、エージェントの人に相談して、企業の方と面談するとお金がもらえるのですから。一方で純粋にお金が欲しかった人から使った感触を聞いたことがあるのですが、「かなりキツイ」とのコメントを頂きました。お金目当ての人からすると、受けたい企業は他にあるわけで、条件が邪魔になるようです。

できる人とできない人がはっきりと分かれそうだなぁ、とサービスを使いながら思いました。

>>使ったサービス(軽く紹介)

ものすごくお世話になったものだけ。

サポーターズ

逆求人サービスです。通常の求人と、誰でも参加できるイベント、シークレットイベントがあります。このサービスから10万円程助けていただきました。

codesprint(コードスプリント)

コーディングスキルを計り、それを基にマッチングするサービスです。プロフィールの入力やエージェントとの連絡により、シークレットイベントに招待されることがあります。このサービスから5万円程助けていただきました。

ジョーカツ

就活シェアハウスを2週間ほど提供して頂きました。その後数週間すると、人気が爆発したらしく音信不通となりました(今は知りません)。このサービスから5万円ほど助けていただきました。

>>就活をやってみた感想

すごく楽しかったのですが、もう1度やりたいとは思えません。

「就活は恋愛だ」という言葉がありますが、私の恋は激しく燃え上がったのだと思います。割と命懸けでしたし。もう少し気軽にできるようにならないと、満足のいくマッチングは出来ないのではないかと思います。今回就職が満足のいく形で、早く終わったのは本当に奇跡です。間違いない。

>>おわりに

「就活面倒くさい」は誰もが感じていると思います。でも今まではほとんどの人が我慢して頑張ってきました。これからの時代ではそういう人は減るのではないでしょうか。何故なら、働かなくても割と生きていける、このことに気付く人が増えるからです。土地は余ってる、食べ物も余ってる、服も余ってる、さらにお金も人によっては余ってる……そういったものをシェアするサービスがどんどんと増えているじゃないですか。縛られるものが少なくなっていって自由になる人が増えると思います。

就活中、実際に体験して分かったことがあります。人は連続する試練に挑むとき、不退転の覚悟で挑む時よりも逃げ道がある時の方が全力を出しやすいのです。自由があれば逃げ道もある。全力出し放題です。

そう考えた時、みんながもしも働くことになるとしたら、やりたいように就活をやるようになるのではないかなと感じております。ブログで雇い主募集をする学生、SNSで求人する企業、飲み会の席で採用する人事、マッチングサービスでお昼ご飯奢りながら面接……などなど。

本当は全体的にもっと詳しく書きたいのですが、それはこちらにて書いていこうと思います。資料がたくさんありすぎて1日では書ききれませんでした。

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