ROXXの「リファラル採用」の割合が30%超に。データを元にリファラル採用がなぜ良いのか?を紐解く
こんにちは。
9月になり、ROXXの第9期も終わりの月となります。採用を振り返っている中で、リファラル採用の割合が30%を超えていて嬉しいという気持ちと、その上で今のリファラル採用でミスマッチが起こっていないのかの2つの気持ちが出てきて、本日は出来る限り、データを見て簡単に振り返ってみようと思います。
そもそも、”人材ミスマッチ”とはなんでしょうか?
英語では、”Talent Mismatch”と言い、企業が求めている人材の需要と、実際に人材市場に存在する供給の間のギャップを指します。ROXXはサービスとしてもback checkを開発・運営していますので、こうしたミスマッチをどのように無くせるか、はとても大事なポイントです。
例えば、下記のようなミスマッチが挙げられるかと思います。
コンプライアンス問題が発覚した
面接時に期待していた活躍ができなかった
自社の文化、カルチャーに合わなかった
弊社のお客さまでも、実際に下記のようなことが起こっていて、back checkの導入に至ったケースもあります。
なお、ヘイズ・スペシャリスト・リクルートメント・ジャパン調べ(2015年11月、世界31カ国の労働市場における人材の需給効率を評価・分析した調査研究「グローバル・スキル・インデックス」より)によりますと、日本はどうやらミスマッチが対象となった31カ国のなかで、「人材のミスマッチ」の評価が米国と並んで大きいというのも衝撃的です。
人材のミスマッチ比較
ROXXはミスマッチがない環境なのか否か?
思い起こせば、私自身、前職も前々職もリファラル採用により入社しました。リファラル採用(社員紹介による採用)は、お人柄を知っている方からの紹介のため、事前に会社や働いている人のことを深く理解していただいていることはもちろん、我々のミッションやカルチャーに共感していただける方に来ていただけること、そして何よりも「一緒に働きたい!」とご推薦くださいました方に入社いただけるメリットがあります。
リファラル採用の目的をまとめると、大きくは2つが挙げられるかと思います。
コストメリットの観点
離職率改善の観点
1.コストメリットの観点
「採用コスト・面接コストの減少」
期待していることは、すでにカルチャーフィットやスキルフィットなど実際に働いているメンバーからの推薦であることから、”採用面接そのものが自社の求める人材要件に合っている”。という仮説を含めた背景により、面接での「判断の時間」が短縮されることがまず挙げられます。加えて、知っている方からのご推薦ということもありアトラクトの効果が高まるので、各フェーズごと(一次面接、二次面接など)の転換率や内定承諾率が高くなる、人材紹介会社様(エージェント様)経由での採用手数料よりコミュニケーションも含めたコストが安く抑えられる、なども挙げられるかと思います。
それでは、ROXXではいかがでしょうか。
結論から申し上げますと、今期58人の推薦があり、16名の採用と約30%の転換率でご入社いただいていますので、まずは数字でみると相当にパフォーマンスは良いと言えると思います。
2.離職率改善の観点
「ご入社後の定着率/離職率の減少」
期待していることは、リファラル採用で入ってくる方は退職のリスクが少ないという点です。つまり、紹介いただいた方より、カルチャーフィットやスキルフィットなど期待値の醸成がなされるので、リファラル経由でのご入社は会社への期待のズレが生じづらくなるということに加えて、人材要件に関する見極めがすでになされているであろうという背景から、そのご紹介いただく方の精度も高いので、活躍する可能性が高いということです。
それでは、ROXXではいかがでしょうか。
結論から申し上げますと、今期ご入社いただいた16名の採用からは、1人も離職が生まれておらず、先ずその側面からお伝えできることは大きくミスマッチが起こっていないことの証明はできたと言えると思います。
最後に
リファラル採用については、弊社の仕組みの中で、まだまだポテンシャルがあるのでは、と実感しています。
採用活動、仲間を集めることは、ROXXにおいて、事業成長のために経営上重要な課題として位置づけています。もちろん「入社後に活躍し、ハッピーに働けるか」というところも大事にしながら、これからも仕組みとしてより進化させていくために、入社後の定着だけではなく、ご活躍に至るまで、なぜROXXのリファラル採用でこのような効果が得られるのかについては、もっと深堀り分析をしていきたいと考えています。
以前お伝えしていた下記も仕組みとして、関係があるのかもしれません。
人的資本経営が叫ばれている昨今、今回はあくまでも簡単に足元をみたときの状況でしたが、ROXXでももっと人事データの活用や人事関連の指標の開発、分析の考え方など、引き続き研ぎ澄ましていきたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
最後に、この道のりを一緒に創りたい、歩みたいという方がいましたら、是非まずはカジュアルにでもお話しできればと思いますので、HERPよりお気軽にエントリーをお願いいたします!
デザイナーからキャリアスタート。10カ国11拠点のBrand Mgr、IRを経て、金融系ベンチャー企業にてマーケ、BizDev等に関わる。外資系コンサルティング企業、M&Aアドバイザリー企業にて社長室を担当。インサイドセールスの立上げ、管理本部などを歴任。3人兄弟同じ誕生日。