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ダイエットに効果がある短鎖脂肪酸について

今回は腸内で作られる
短鎖脂肪酸の働きについて
なぜダイエットにいいと言われているのかを簡単に解説します。



1 短鎖脂肪酸の働き

大きく分けて3つあります。
・短鎖脂肪酸は腸内粘膜細胞の主要エネルギー
・大腸内のPHを低下させ、悪玉菌の増殖を抑える。
・脂肪細胞への脂肪酸、ブドウ糖の取り込みを抑える。

2 なぜダイエットに有効なのか

一つ目に
大腸内のPHを下げ、腸内を酸性にする効果があり
腸内が酸性になることで、悪玉菌が住みずらい環境になり、結果腸内環境が
良くなることにつながります。
腸内環境が良くなることで、腸の機能が正常になり代謝も良くなります。

二つ目に
脂肪細胞への脂肪酸、ブドウ糖の取り込みを抑える効果です。

ラットの実験では、遺伝的に肥満になりやすい二匹のラットを用いて
一匹には太る食事、もう一匹には太る食事+短鎖脂肪酸を与え、二匹がどのくらい脂肪が、増えるかを比べた実験が行われ、
後者のラットは前者のラットよりも太らなかったという研究結果があります。

この二つがダイエットに有効だと言われている大きな理由ですね。


3 短鎖脂肪酸はどうやって作られているのか

腸内細菌が腸内で食物繊維、オリゴ糖などを発酵するときに、短鎖脂肪酸は作られます。これがよく言われる、「食物繊維を摂りましょう」と言われる一つの理由です。

ここがポイントで、
食物繊維と言っても二種類ありますが、
短鎖脂肪酸が作られるのは、豆類、芋類、根菜類、海藻類などに多く含まれる、水溶性食物繊維を発酵したときに、副産物として作り出されます。

日頃から、水溶性食物繊維を摂ることを心がけ、
太りにくく痩せやすい身体を作りましょう。




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