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なんぼでも食べていいと勘違いしてしまうおやつ

息子は、今日も元気に自分の指をしゃぶっている。
最近は、両端の親指と小指だけが口の外にはみ出ていて、真ん中3本の指だけをしゃぶっている。ぱっと見、平成のギャルピースを彷彿とさせる。

何かを噛むリズム運動で、安心するのかもしれない。
それは赤ちゃんに限ったことではなく、老若男女に当てはまる。
いくつになっても、無性に何かを噛み噛みしたくなることってあると思う。

私の場合、スルメやビーフジャーキーをしょっちゅう食べたくなる。口の中の滞在時間は短めだが、韓国海苔や鮭フレークもたまらない。
噛み噛み欲と塩っぱいもの欲の両方を同時に満たしてくれて、一口で2度おいしい。

しかしやっぱり塩っぱすぎるため、たくさん食べると罪悪感が。塩分の過剰摂取は体に悪いし、むくみの原因になる。

罪悪感なく、スルメなどの代替品として楽しめる食べ物はないものか?と思っていたところ、コープで見つけた。
「ぱりぱりいわし うましお味」だ。

軽い食感で、程よく塩っぱくて、めっちゃめちゃおいしいのです!!!!

小魚系のおやつってたまに、口の中を刺してくる感じのもの、ありますよね。固くて。
しかし、ぱりぱりいわしにそんな心配はいらない。商品名に冠した「ぱりぱり」のオノマトペに恥じない、軽やかで口当たりやさしい食感。噛むと小気味いい音を立てる。ハードな噛みごたえを求める人には物足りないかもしれないが、ストレスなく噛み噛み欲を満たせる。

で、どぎつくない、程よい塩っぱさ。しかもノンフライ。さらにさらに、カルシウムまでたっぷり含まれているときた。食べれば食べるほど健康になるんちゃうかと思ってしまう。高校の英作文の問題に出てきそう、「“ぱりぱりいわしを食べれば食べるほど健康になる”を英訳しなさい」。そんなどうでもいいことを妄想しているうちに、ひょいぱく、ひょいぱくと食がすすむ。パッケージの中のぱりぱりいわしは、みるみるうちに減っていく。

ぱりぱりいわし、カルシウムやらDHAやらタンパク質やらを一気に摂取できるなんて、もはや健康食品やん。
と都合よく解釈しながらしょっちゅう食べているけれども。

たぶんスルメとかよりは塩分控えめなんだろうけれど、ぱりぱりいわしも普通に塩でコーティングされている。もちろん食べ過ぎれば塩分過多になる。

でも、勘違いしてしまう。というか、勘違いしたくなる。めちゃくちゃおいしいのだから、食べるのを正当化する理由がほしい。食べ始めるとつい食べ過ぎてしまう。小袋になってないし、適正量を守るって難しい。

食べないも我慢、食べるも我慢。今日も、「なんぼでも食べていい」と「いや普通に考えてそんなはずないやろ」のハザマで、食べる我慢の経験値を一つ上げたのだった。

※記事イメージ画像はコープHPより


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