この本凄い!!「世界のエリートはなぜ『美意識』を鍛えるのか?」①
世界のエリートはなぜ「美意識を鍛えるのか」
経営における「アート」と「サイエンス」
山口周
という本を読みました!
これが最近読んだ本で、一番くらいブッ刺さりました。
本のタイトルでいうと、お堅い話に見えますけど、あらゆる場面に合う内容になっていて、
僕自身の言語化できない部分をしてくれていたり、
新たな発見がたーーーくさんありました。
とりあえずまとめてみます。
ざっくり内容
なぜ「美意識」を鍛えるべきか
論理的・理性的な情報処理スキルの限界
上記スキルによって「正解のコモディティ化」が起こる。
これまで重要とされてきたけれど、「他人と同じ正解を出す」ということでもある。
差別化が起きない。
そして、「VUCA」
V.不安定
U.不確実
C.複雑
A.曖昧
と言われる現代で、このスキルは限界であるという。
理性的かつ論理的であるということは、問題解決能力と創造力の麻痺を生む。
なぜなら、
このスキルは、問題発生とその要因を単純化するため、関わってくる因子が増えれば増えるほど機能しなくなる。
「分析麻痺」
そこで重要になるのは
全体を直感的に捉える感性
「真・善・美」が感じられる打ち手を内省的に創出する構想力、創造力
となる。
世界中の市場が「自己実現的消費」へと向かっている
全地球規模での経済成長により、巨大な自己実現欲求の市場になりつつある。
「欲求5段階説」を提唱したマズロー。
「生存の欲求」から上位の「自己実現欲求」へ。
よって、
人の承認欲求や自己実現欲求を刺激するような感性や美意識が重要
となる。
全ての消費ビジネスがファッション化しつつあり、企業やリーダーの「美意識」の水準が、競争力へと直結することになる。
システムの変化にルールの制定が追いついていない
実定法主義:明文化された法律だけを拠り所にして判断を行う。
では、「VUCA」の現代では大きく倫理を踏み外す可能性があり、危険がある。
例)旧ライブドア、DeNAの不祥事など
変化の早い世の中では、後追いでルールが整備される。
よって、クオリティの高い意思決定をし続ける為には
内在的に「真・善・美」を判断するための「美意識」が必要となる。
大まかな内容はこんな感じなんですが、
これを含めて3回に渡って、まとめようと思っています。
①概要
②具体的な行動
③個人的にブッ刺さったところ
に分けてみます。
今回は概要ということで、内容の全体像が分かるようにしてみました。
アートとか、詩、文学、哲学その他諸々、なんか必要のないものみたいな扱いを受けているときもある気がするんです。
だけど、
この本では、
それらがいかに重要か、
それがないとどのような弊害が起きるのか、
起きているのか、
では鍛える為に具体的にどのようなことをしているのか。
が書かれてありました。
とても勉強になりました…
まとめていく中で、自分の感じたことを言語化していければと思っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?