「栄養」を知る Vol.1
正直元々は栄養のことなんて、全く考えたことはなかった。
水もあまり飲まないし、酒ばかり飲んでいたし、食べ物のバランスも考えずに、お菓子もよう食べていた。
そうすると、徐々に体に不調が出てくる。
つむじの毛が薄くなっていったり…
体がずっと重だるかったり…
肌ツヤがなくなったり…
あることがきっかけで「栄養」について勉強することになる。
仕事の中で、褥瘡(じょくそう)を予防したり、なくすような内容があり、主に僕が担当することになった。
褥瘡は床ずれのこと。
自分で寝返りができない人や、寝たきりの方が、お尻や踵の同じ部分が圧迫され続けることによって、最初は赤くなり、それが続くと、その部分が壊死したり、めくれていく。
最終的には骨の部分まで見えるようになる。
解決方法としては、まず同じ部分への圧迫を減らしてあげること。
色んな姿勢で寝れるようにしたり、クッションを使って楽な姿勢で寝れるようにしたり、
それを「ポジショニング」という。
それと同じ、
もしくはそれ以上に大事なのが「栄養」
失った部分を治さないといけないから、「材料」が重要になる。
材料や、それを運ぶもの、材料を組み立ててくれるもの
それらがないと、なかなか治っていかない。
この時に
「人は取り入れた物で、できている。」
という当たり前の事実と出会う。
日常の中で、実感することはなかなかないと思う。僕は患者さんが、栄養を充足させることで良くなっていくのを目の前で見ていて実感した。
それから僕は、栄養を自分事として捉えられるようになった。
人は何でできているか。
水分、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラル…
それらの質が、直接自分自身の質になっていく。
「栄養」という言葉の意味は、その営み自体のことを言う。
そしてそれぞれのことは「栄養素」と呼ぶ。
毎日の食べている物は何か、それは言えるかもしれないけれど、
どの栄養素が、どれくらい入っているのか、説明できる人はなかなかいないだろう。
毎日水を1.5リットル飲めている人はどれくらいいるだろう。
考え出すとキリがない。
逆に言えば、
それだけ自分を良い方向に向かわせる為の要素がたくさんあるということ。
ひとつずつでも意識していけば、昨日の自分よりも、自分を大切にすることができる。
僕これから、栄養について知ったことや、役に立つことを発信していこうと思う。
仕事の中でも関わっていて、
しかも人生にも大きく関わる。
自分自身のみならず、大切な人たちを守る知識、知恵になっていく。
とても勉強のやりがいがある分野だと思う。
そして僕は栄養の資格
「栄養サポートチーム専門療法士」
という資格を取得するために動いている。
その過程も発信できればと思っている。
今はまだまだ未熟だけど
誰かの役に立つと信じて、
日々発信できる自分になる。
それが今の僕の目標であり、コミットだ。