小学校の部活
こんにちは。
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最後まで読んでいただけるだけでも嬉しいです٩(*´︶`*)۶
私は小学生の頃、一度転校をしています。
今日お話ししたいのは、転校前の学校での出来事。
それも直前、小学四年生の出来事です。
二つの音楽部
小一から小四までの四年間通い続けた小学校には、「器楽部」と「管楽部」の二つがありました。
珍しいですよね。これだけで、小学校を当てられてしまいそう。
それ以前に、「器楽部」と別に、「管楽部」なんて部活があるのはおかしな話ですよね。
顧問も、演奏する曲も、練習場所も、全く違います。
音楽室が二つあったので、ほとんど関わりはありませんでした。
その上、一部の大会では、同校なのにライバルになります。
全校集会で、校歌とか合唱曲を一緒に奏でることがあるかな〜?くらい。
そんな二つの部活が、それぞれ一つの部活として成り立っているのは、二つが全くの別物であるからです。
何が一番違うかって、使う楽器が全く違います。
管楽部は名前の通り、「管楽器」がほとんどです。
小学生の部活ですから、小さくて扱いやすいコルネット、アルトホルン、ユーフォニアム、トロンボーン、チューバが主です。
一般的なパーカッションもいました。
六年生の先輩の一部は、ピストン付きトロンボーンや、バリトン、フリューゲルホルンなどを使っている人もいました。
お次は器楽部。
私が所属していたわけではないので、詳しくないのですが。
アコーディオン、鍵盤ハーモニカ、ピアノ、マリンバ?、シロフォン?、グロッケン?、それからコントラバスがいたのは覚えています。
吹く系の楽器は、鍵盤ハーモニカだけです。
フルートとかクラリネットとかはいませんでした。
アコーディオンや鍵盤ハーモニカがになっていたのかな(´・ω・`)
まあ、それくらいに中身に違いがありました。
ところで、これは、小学生の部活の話です。
これを念頭において読み進めてください。
私は管楽部
部活には、小学四年生から入ることができました。
私は、近所のお姉さんに憧れて管楽部へ入り、お姉さんと同じ楽器・チューバを希望。
小学四年生には、何故か、人気なし。
チューバを希望したのは私だけでした。ラッキー。
「体、細いけど大丈夫?」って心配されつつも、自然とチューバに決まりました。
キラキラの学校生活
部活は、週3回。火木金だったかな。
授業が終わってから、6時ごろまで。
小学生ですから、放課後は長い。練習時間は3時間近くあったと思います。
日が長いうちはいいけれど、短くなってくると真っ暗で、懐中電灯を持参してくる子もいました。
冬場は、下校時刻が短くなってるからか、中学生と一緒に帰り道を歩いた記憶があります。
今思えば、相当異常な練習量だったよなぁ。
もちろん、夏休みもお盆の1週間を除いて、週3日・半日の練習があった気がします。(お弁当を持っていった記憶がないので、多分半日。)
そんな感じだったので、部活があることが日常で、部活が日常を彩る華でもありました。(当時、家庭が相当荒れていたので。)
先輩はみんな優しかったし、先生も良い先生で、厳しく、熱く、優しく指導してくださいました。
同級生も、いろいろな人がいましたが、仲良くやってました。
正直、中高の青春よりも、青春らしく輝いていた気がします。
想い出の曲
先述の通り、私がこの部活に在籍していたのは、一年間だけです。
ですから、その後どうなったとか、本来毎年はどうしているのかだとか、そういうことって一切知らないんです。
私も周りも、みんな小学生ですから、今のようにスマホで〜なんてこともありません。
ただ、私が在籍していたあの一年間で演奏した曲が、校歌などを除くと「二曲」だったことは、確かに覚えています。
一曲目は後述します。
二曲目は、一曲目が満足のいく完成度になったから?
途中からやり始めました。
六年生の先輩たちの強い希望(?)で、嵐のMonster
一曲目がいろいろヤバかったので、二曲目は先生も部員も、誰もが楽しんで演奏していたことをよく覚えています。
先輩二人、銀色のコルネットとアルトホルンで、主旋律を奏でるところがありました。
それが本当にかっこよくて…!!
本番の演奏中に鳥肌が立ったことも、よく覚えています。
その話はこの辺で。
問題の一曲目。これ、本当に大問題で。
ラプソディック・エピソード(RHAPSODIC EPISODE)という曲をやりました。
RHAPSODIC EPISODE
適当に、YouTubeのリンクを貼っておきます。
聞けば分かると思うのですが、どう考えても管楽器”だけ”でやる曲ではないんですよね。
それ以前に、小学生にやらせる曲ではないですよね、多分。知らんけど。
先生が、どうしてこの曲を選んだのかは謎ですが。
とにかく、すごかったです、色々と。
まず、吹奏楽用に、パートごとの楽譜が作られました。(六年の先輩と顧問の手によって)
だから、配られた楽譜は全て手書きのコピー。
初めての部活だったので何の違和感も感じませんでしたが、今思えば異常ですよ、本当に。
まあ当時の私は何も知らず、この曲の練習に打ち込んでいたわけですが。
木管楽器が出す滑らかさとか、丸みを帯びた音とか、そういうものを金管楽器なりの形で表現しなければ。
かと思いきや、金管楽器特有の、パーンと前に出る音は、金管楽器らしく出さなければ。
ティンパニとか、演奏中に何度も音を変えなくてはいけなくて。
突然、次の大会はペダルでチューニングするやつを使うことになった、なんてこともありました。
そんなティンパニの先輩、ユーフォ兼バリトンの先輩、アルトホルンの先輩、コルネットの先輩、トロンボーンの先輩、そしてチューバの先輩。
みんな、本当に、めちゃくちゃ上手いんですよ。すごいんですよ。
でも、顧問は、もっと高めようもっと高めようって、褒めもするし、怒りもする。
部員も、顧問も、みんな必死。
漫画やアニメのような、笑いあり涙ありの練習で、でも本当にそれが楽しくて楽しくて。
今でも、あんな部活で、もう一度チューバを吹いてみたいって思ってしまいます。
さいごに
私は転校後も、小学生のうちはずっと、チューバを続けました。
しかし、転校先の学校では、そこまでの難易度の曲をやらない。
先生も生徒も、求めるものが「普通」だったのでしょう。
元々が凄すぎたんだなって、転校して初めて気付きました。
あの部活がどれだけ素晴らしい場所であったか、どれだけ輝かしい人が集まっていたか…。
思い知らされました。
中学に入ってから、もう一度吹奏楽をしようか悩みましたが、チューバができないかもしれない、その場合、自費で楽器(フルートやクラリネット)を購入するかもしれないと聞いて、辞めました。
だから本当に、もう七年くらい?
チューバに触れていません。
中学で、吹奏楽部の壮行会を聞く時はいつも、チューバの音だけに耳を傾けていました。
楽器屋さんで、たまに置いてあるチューバを眺めたり、マウスピースを眺めたり…今でもしてしまいます。
未練がましいなー私。
でも、またいつか、音楽ができる日が来てくれたらいいなって、心から思います。
投げ銭について
投げ銭という形で、有料記事とさせていただきました。
この金額が集まるとは全く思っていませんが、いつかラプソディック・エピソードの楽譜を購入できたらと思っています。
なんと「15,840円 」!! 目が飛び出る金額ですね。
いつか買うぞ〜、がんばれ私!
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