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絵本の虫
2023年2月9日 14:49
泣いた赤鬼は別として、基本、鬼の類は苦手。なのに、なぜこのおにろくは好きなのか、ちょっと考えてみた。【以下ネタバレあり】ざっとこんなお話だ。流れが急な川があり、橋をかけてもすぐに流されてしまう。困り果てた人々が名高い大工に依頼したところ、大工はすぐに引き受けてくれた。ところが、大工は心配になってきて、橋をかける場所で流れる水をじっと見ていると、川の中から鬼が現れた。大工が事情を説明すると、
2021年10月2日 00:39
新井洋行 作・森野百合子 監修『かいじゅうたちはこうやってピンチをのりきった』(パイ・インターナショナル、2021年)ビビリなんだと思う。こどもの頃から地震カミナリ火事オヤジ全部こわかったし、オバケが出そうな暗闇も苦手だった。でも大人に相談すると、いつもはぐらかされていた気がする。「オバケはいるの?」「いないにきまってるでしょ」「こわがってたって仕方ない」「早く寝なさい」とか。この本はそん
2020年10月31日 20:43
シャルロット・デマートン作・野坂悦子訳 『ぼくといっしょに』(ブロンズ新社、2020年)この絵本を開いたときに一番最初に思い浮かんだのが旅人を探しながら世界中を旅する安野光雅『旅の絵本』シリーズ安野さんの「旅人」は大人だけれどこの絵本の水先案内人は「ぼく」身近な日常の壮大な冒険の世界へと誘う「ぼく」の声「ぼくと いっしょに くる?」今、いつものともだちと遊べなくても絵本