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いつだって、何度だって

あの日からもう1か月が経つのだなと。
夢のような1日だったけど、今でもあちこちで目にするあの日の写真や動画が現実であったことを伝えてくれる。

僕たち愛媛FCは、J3リーグ優勝を果たしました。

2023年11月11日(土)vsFC今治戦は『伊予決戦』の大一番。
勝てば来季からのJ2昇格が決まる。
2位の鹿児島ユナイテッドFCが破れたら、優勝が決まる。
もちろん、何も決まらないかもしれない。
いくつか結果のパターンがあり、それによって試合後のイベントや動き方が変わってくる。
どうなったらいつどこに行くべきか。セレモニーは、餅まきは、お見送りは、撤収は・・・
そんなことをぐるぐる考えていたこともあり、涙は流れないと思っていました。
無線で飛び交うスタッフ間の業務連絡は、冷静に運営を全うするための現実に気持ちを留めておくのに十分だったはず。
ようやくスタジアム場外での業務を終え、後半も半分以上の時間を過ぎてから試合後のことをシミュレーションしつつピッチレベルへ出たとき。


ドン!と圧倒的な衝撃が胸を突きました。
愛媛FC歴代2位となる、11,128人の光景。
「さあ何も恐れず ただ突き進め 愛媛の男なら」と響くサポーターの歌。
全力を超えた力で走り続ける選手たち。

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、普段誰よりも冷静な事業部リーダーがとびっきりの笑顔になった。
強く抱擁を交わしたとき、涙を止めることができませんでした。
嬉し涙なのか、感動からなのか、わからないけれど、優勝という結果だけでは無くて。運良くあの時ピッチサイドにいられたことで、愛媛FCに想いをかけているたくさんの人たちと響きあい、これまでの人生で感じたことの無い強い衝動になったのだと思います。

喜びは、分かち合うことで大きく大きくなる。
試合後に小林有吾先生の姿を見つけ、お互いに駆け寄り無言で抱擁を交わしたとき、涙はもう一度流れました。これは、嬉し涙だと、思います。
サポーターの皆さまに御礼を伝えに行ったら、ワッと集まって胴上げしてくれた。みんなで撮った記念写真、写っている人全員が笑顔の写真、一生大切にします。
こんなに嬉しいのだと、心動くものなのだと、たくさんの方々と触れ合うことで自覚できた。このクラブにいれて良かった。


愛媛FCに関わる全員でつかんだ優勝です。
あの日あの時。それぞれの場所で、選手たちに送ってくれたエール。真正面から応えた選手たち。
優勝セレモニーがあった。今日はJリーグアウォーズで、J3リーグベスト11に愛媛FC選手が6人も選出。エース松田力選手はMVPを受賞。
どれも夢のようだけど、みんなでつかんだ確かな現実。
だから堂々とこの時間を楽しんでほしい。

明日は、松山市銀天街・大街道で優勝パレードを行います。
選手たちを祝福するのではなく、共に戦った仲間として、最高の歓喜を分かち合う場だから。いつだって、何度だって、とびっきりの笑顔を!

・・・僕は朝イチからニンジニアスタジアムで「シーズンシートホルダーサンクスイベント」の準備に勤しんでおりますが、また皆さまにお会いした時に、パレードの日のお話を聞けること、楽しみにしています。
また、サンクスイベントにお越しいただける皆さま、感謝の気持ちを込めて準備万端、ニンジニアスタジアムでお待ちしてます!

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