行政書士試験→FP3級→FP2級 #03
令和6年4月~9月のFP3級試験の
合格率は86.2%でした。
参照:日本FP協会
1.まずはFP3級試験を突破する!
「FPの資格を取ろう!」
と思って軽くネットで調べてみると、
「CBT?AFP?CFP?」
「金財?」
「FP2級試験に受かっても、全員が
ファイナンシャルプランナーと
名乗っていいわけではない?」
「FP3級試験に合格していないと、
FP2級を受験することはできない?」
「FP2級の合格率は20%台!?」
いろいろなことが書かれていて、少し戸惑う
かもしれませんが、基本となる路線だけを
とりあえず理解し、勉強を開始し、その
勉強の合間に全体像をつかんでいき、必要で
あれば勉強方針を変えていく、という流れで
良いかなと思います。
2.参考書、テキストは「みん欲し」を!
TAC出版を中心にいろいろな所から参考書、
過去問、模試が販売されています。
模試はとりあえず購入しなくても
良いと思いますが、購入し、すぐに一度
解いてみるのもアリだと思います。
「FP3級は勉強しなくても取れる!」
と聞いていたのに、全く分からない自分に
対して絶望を感じ、奮起させる力になるかも
しれませんし、「楽勝だ!」と思えるなら、
テキストを一読し、FP3級の受験の申込みを
行う、ということになると思います。
3.行政書士試験合格者でもFP試験は難しい…
私は、行政書士試験後、FP3級試験を
受けましたが、およそ60時間勉強を
して挑みました。
当時(令和6年1月末)はまだ、CBT試験
ではなかったので、決められた試験日に
向けて準備し、大勢が1つの会場に
集まって試験を受ける形式でした。
試験の手ごたえは全くなく、あやふやな
知識で解き続けた形でしたが、無事に
合格することが出来ました。
「相続」の科目があるので、行政書士
試験の知識が活きるはずだと思っていた
のですが、1問出るか出ないかの違い
しかなく、優位性を感じることは
ありませんでした。
どこかに優位性があるとすれば、行政書士
試験では五肢択一でしたが、FP3級試験
では二肢択一・三肢択一のため、
「当てずっぽうでも、正解するかも」
という気持ちの余裕はあったかもしれません。
行政書士試験の「当てずっぽう」の
正答率は、20%あるはずなのですが、
どういうわけか、私の場合、限りなく
ゼロに近い数字になっていました。
4.「いくつになっても人は変われる」
FPの資格は、3級だけを所持していても、
あまり効果を発揮しません。
名刺に書くにしても、履歴書に書くに
しても、FP2級を合格してからになると
思います。
「FP3級は簡単」
というよく分からない噂だけは多くの
方が知っています。
ですが、FP2級になると、途端に難易度が
上がるので、「2級FP技能検定合格」と
名乗ることに意味があるようになります。
FP2級を取るためには、FP3級試験を
「短時間」で合格することが必要に
なります。
この「短時間」を2カ月にするのか、
1カ月にするのか、あるいは10日間で
設定し、合格できるかで、FP2級合格
までの期間を短縮することが出来ます。
仮にFP3級試験合格に3か月を要する
のであれば、FP2級試験合格までには、
さらに3か月以上かかるので、「FPの
勉強」期間全体でみると、1年くらいは
見ておく必要があります。
FP2級以上の他に取ってみたい資格が
あるのであれば、1年かけて取るのでは、
時間をかけすぎかなと思います。
FP2級以上の難関資格取得には、最低2年
以上かかることになります(例えば宅建)。
資格は、取得後に自分がどうやってその
資格を使って、今後の人生(+周りの方の
人生)をより豊かにしていくかというもの
なので、あまり多くの時間をかけること
自体には意味はありません。
取ると決めたら取る、
勉強すると決めたら勉強する。
「いくつになっても人は変われる」
ラジオでとても良いことを仰っている
方がいました。
まずは行動だと思います。