#186 行政書士試験合格へ 【たかが4点の積み重ね】編
「たかが4点」
この積み重ねが行政書士試験合格の
カギになります。
1.「解けない問題」に固執しない…
行政書士試験の受験生だった当時、
憲法の模試では択一式5問中4問、
良いときは5問正解することも、
しばしばありました。
しかし、合格した年の憲法(択一)は、
5問中2問しか正解できていません。
しかも、そのうちの1問は、
全く分からない問題でした。
憲法に限らず、試験では、暗記できているか
どうか、理解しているかどうかが60問ずっと
問われ続ける形ですが、
「基本的人権の間接的、付随的な制約」
については、全く分かりませんでした。
それでも、「組み合わせ問題」の解き方を
使って、解けるかもしれない、という発想で
解こうとしましたが、結果は不正解でした。
2.「取れるべき点」を確実に取る…
憲法は大きく「人権」と「統治」に
分かれますが、「統治」で確実に1問取る
必要があります。
「人権」の問題で出てくる
「基本的人権の間接的、付随的な制約」の
ような難問が出題されにくいからです。
「統治」は1問しか出題がないので、軽視
されがちですが、商法で1問取るのと
同じくらいの価値があるところです。
「取れるべき点を確実に取る」
これが行政書士試験の鉄則ですが、
「統治」は、この「取れるべき点」であり、
絶対に落としてはいけない所になります。
3.「絶対に1問は解けない問題」がある…
試験において、
「絶対にこれが出る」
というものはないのですが、
「絶対に1問は解けない問題がある」
ということを頭のスミに置いておく
必要はあると思います。
「今の自分では解けない問題」に
時間をかけてはいけません。
解ける問題にしっかりと時間を
かけるべきです。
「たかが4点」
でも、この4点ずつを確実に積み重ねて
択一のみで180点に近づけていく作業、
これを残りの限られた日数、合格する
ために、ひたすらやっていかなくては
いけません。
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