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グリップ1つでプレーに革命⁉②~グリップの形に拘ろう~

どうも、Strings Proです。

みなさんは新しいメーカーのラケットを使った時、思うように打てなかった経験はありませんか?

もちろんラケットの性能や打感が影響している部分もありますが、原因の7割はグリップが影響していると自分は考えています。テニスのグリップは全て八角形になっているものの、実はメーカーごとにグリップの形が少し異なるからです。

この観点、プレースタイルにも少なからず影響を与えますので詳しく見ていきますよ。

ではいきましょう!



■グリップエンドの形は2つ!

大きく分けると扁平型丸型の2つに分類できます。
扁平型は上から潰したような形をしていて、丸型は正八角形に近い形状です。

○扁平型(HEAD・Babolat)


 HEADやBabolatのラケットに多い形です。

 扁平型の場合、ラケット面と平行になるグリップの辺が長いものが多いです。ボールに対してシンプルにラケットを出しやすく掌で引っ掛かりができるため、面が安定します。フラット系のストロークを打つ人やスライスやボレーが打ちやすいグリップと言えるでしょう。

 厚いグリップの場合も、面の安定という意味では効果は十分発揮されます。ただ、グリップの握り方を少し変えただけで面の出方が変わる「素直さ」も兼ね備えています。グリップの握りに拘りが強い人は、その分かりやすさに戸惑う人も多いと思います。

○丸型(YONEX・Wilson)

 YONEXとWilsonのラケットに多い形状です。

 Wilsonの場合は扁平型に近いようにも見えますが、角が他のメーカーと比べて丸いです。握った感触は丸型に分類されるだろうということで、丸型に組み込んでます。

 丸型の場合、ラケットヘッドが先行するようなスイングがしやすいです。重心がラケットの中心線に集中しやすい構造のため、バットを振るような感覚でスイングができます。また、微妙に握りを変えた細かい面の調整も可能なため、回転軸を変えて色んなスピンボールを打ちたい人にはお勧めのグリップと言えます。

 その分、面の安定感を保つためにグリップを少し太くしたり、握力を鍛えたりといった工夫が必要です。

前段でお話した「メーカーを変えるとフィーリングが合わない原因」は、グリップの形状によって打ちやすいボールが異なるから起きる現象というわけです。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSerfsEj0yhYk6BHEcqun8nN6G5MLJ62fF5HExaDUsD0UXOjrg/viewform

■グリップの先端は「太め」が良い

代表的なラケットメーカー4社(Babolat・HEAD・Wilson・YONEX)の元グリをよく見ると、グリップの根元から先端にかけてストレート気味になっているものと、先端で膨らんだ形状をしているハンマー型になっているものの2種類があります。

ここではストレート型ハンマー型と呼ぶことにします。4社のメーカーを分類すると、以下になります。

・ハンマー型
 Wilson・HEAD

・ストレート型
 Babolat・YONEX

ハンマー型の場合は、人差し指や中指、親指に余裕が生まれ脱力しやすいのが特徴。小指側の掌を支点にラケットが動くので、ラケットヘッドが走りやすいメリットもあります。

ストレート型の場合は、掌全体で握るため面は確実に安定します。ただ、個人的には腕に力が入りやすくて手打ちになるので、ハンマー型にすることをオススメしますね。

少し余談です。

例えば、フランスのガスケなんかはグリップの先端をオーバーグリップで何重にも巻き、相当太くしてます。ガスケは片手バックで重いスピンを掛けるストローカーで、HEADのエクストリームを使用しています。あくまで推測ですが、面の安定感とラケットヘッドの走り具合を加味して今のグリップを採用してるんだと思います

■まとめ

グリップエンドはメーカーごとに形状が異なります。ただ、先端の形はオーバーグリップの巻き方次第で調整可能な範疇です。ぜひ、ご自身で先端を太めに巻いてみたりと工夫してみましょう。また、元グリの形からラケットを選ぶのも、道具に対する視野が広がって良いですよ!

ぜひ試してみてください!

■次回予告

グリップ1つでプレーに革命⁉③~レザーグリップ~

フェデラーの大ファンならば、一度は試してみたいと思ったでしょうレザーグリップ
他のトッププロでもに拘りを持って使う選手もいるんですが、その良さって一体なんでしょう

そんなレザーグリップを使うメリットを次回はご紹介しますよ。
お楽しみに!

※あくまで個人的見解です。

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