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グリップ1つでプレーに革命⁉③~レザーグリップ~

どうも。Strings Proです。

今回はレザーグリップのお話。
フェデラーが元グリでレザーを使用しているということで、「レザーグリップを使ってみたい!」と思っているコアなファンもいることでしょう。

せっかくレザーグリップを使うんだったら、プレーにどんな効果が出るか知りたいところ。
今回はそんなプレーの視点から話していきます。



■レザーグリップとは?

グリップは大きく分けると、レザーグリップとシンセティックグリップの2種類あります。

シンセティック(synthetic)は人工的に作られたグリップで、レザーは文字通り本革製のグリップ。シンセティックの場合は独特の張り付き感や柔らかさがあり、掌のフィット感を堪能できる一方、レザーグリップはハードな手触りになっています。ただ、元グリは両者ともあるのですが、オーバーグリップになるとシンセティックしかありません。本革製は割高なうえ表面が滑りやすく、オーバーグリップとして使い勝手が悪いんです。

レザーグリップを使う場合は元グリとして巻き、その上から好みのシンセティックグリップを巻くことを強くオススメします。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSerfsEj0yhYk6BHEcqun8nN6G5MLJ62fF5HExaDUsD0UXOjrg/viewform

■ピンポイントで確実に!

『ガットの基本~硬いガットと柔らかいガット~』でもお話しましたが、硬い感覚というのは自分で制御できる幅が広いことを意味します。これはグリップでも同じことが言えます。硬いレザーグリップを使用すると、「ピンポイントで力を出力できる」メリットがあります。

シンセティックの場合はクッション性というアシスト機能があり、これによって力を入れたタイミングとインパクト時の出力に若干のズレが生じます。

ところが、クッション性が無いレザーグリップはこのズレが少なく、力を入れたタイミングでダイレクトにラケットへ力が伝わります。身体の運動連鎖を効果的にラケットへ伝えるため、レザーグリップを使っているともいえるでしょう。

プレースタイルとしては、フラット系のストロークでガンガン打っていくタイプに合うグリップだと思います。

■疲れやすく、痛めやすい

前述のとおり、レザーグリップはクッション性がありません。その代償としてインパクト時の衝撃をダイレクト受けて「疲れやすく」、手首や肘を「痛めやすく」なります。

怪我持ちの人は、極力シンセティックを使った方が良いですが、どうしてもレザーを使いたい場合はクッション性が高いメーカーのオーバーグリップ(HEADかWilsonが良いと思います)を選んで巻いて使用しましょう。

■まとめ

 ○メリット
 ・ピンポイントで確実に力が伝わる
  -フラット系のストローカーにオススメ
 ○デメリット
 ・疲れやすい
 ・手首や肘を痛めやすい

■次回 グリップ1つでプレーに革命⁉④~メーカーごとのオーバーグリップの特徴~


次回はメーカーごとのオーバーグリップの特徴をお話します。

実はラケットやガット以上にメーカーの特色が出る商品が、オーバーグリップ。ニューモデルへの更新頻度も低く種類もそこまで多くないので、「どのグリップが使いやすいか」認知しておくことは大事です。

ここでしっかり特徴を押さえ、自分にあったグリップを見つけましょう!
お楽しみに!

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